宇宙大怪獣ギララを観た。なんちゅう映画か。まるで歌謡映画に怪獣を入れ込んだ作り。日活のガッパでも感じたが、こういう作品を見ると、東宝の怪獣シリーズ(たとえドコラの様な失敗作でも)が、いかに優れているかを心底思い知らされる。本編・特撮・劇伴・科学的考証・登場人物の印象全てがケタ違いに悪い。高速度撮影されていない特撮見てられない。本編は、太陽族風チンピラの青春恋愛模様が宇宙空間で繰り広げられる。宇宙旅行が、江ノ島へ行くかの様な気楽さだ。海外セールスを意識して白人が二人混ざっているのが余計に悪い。物語