・・・このドラマは「音」がノイズとしてあるべき巧みなリズムなのがいい・・・ノイズのリズムが心地良いのだ・・・実に、心地良い不快感?である・・・ペンが紙を刻む軋み・・・雨・風・・・夜の飛行機も遠い雷鳴の響きではなく轟音であり・・・日常を走る車輪が、まるで油がきれるより先にレールから外れかける危うさ?・・・そう、危うさを歓迎するような、もうしょうがないということである・・・だからこそ、心地良い不快感?である。・・・夫の繰り返す、うがいの音・・・そこで、忍(山口紗弥加)の溜めに溜めた何かが吐き出される