20世紀に入って以降、日本の国債発行残高は、3度にわたって急激な増加を示しています(下のグラフを参照ください。朱色で塗った内国債発行残高と青色で塗ったが外債発行残高の合計額を表す右上方に向かう線が、突然大きく右上方向に折れ曲がるところです)。最初は、1904‐05年に戦われた日露戦争の戦費を調達するための国債発行で、その特徴は外国債発行額が内国債発行額を3倍も上回ったたことで、1905~07年には、外国債の発行残高が内国債の発行残高を上回っていたほどです。この日露戦争を戦うための原資を得るために