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「神戸ニニンガ日誌」(第,2477号)◎当欄は2477号。四百字制限を設け11年半。原稿用紙1枚分なので、言いたいことを削ってきた。◎山本夏彦傑作選の解説を選者の藤原正彦が書いている。昭和54年から「週刊新潮」に23年間載せたコラムは1151編。◎八百から千字で、氏は「大巾に超過して書き、推敲で削りに削る。言いたい放題を言っているようで緻密な構成」と評す。◎朝日新聞で三谷幸喜が、映画「大脱走」について書いた。「人生を変えた一本」だという。そして「クランクインの段階でまとまった
日本映画の古い映像のかんじとか、時代感じてそこはすごく好きな空気感なんだけど、やっぱり北野映画らしく暴力的な描写もあり、観た後にちょっと後味悪くなるかんじ。菊次郎の夏とかあの夏、いちばん静かな海。みたいなのはすごく素敵で好きなんだけど、やっぱり北野映画は苦手かも。p暴力描写が観てて痛くなって毎回目伏せてしまうし、世界的に評価されてるけど私にはよさがまだそこまでわかんないや。w素敵なんだけどね。独特の空気感とか。嫌いじゃないんだけど。言葉では表してな
『その男、凶暴につき』(日本、1989年)を観た。粗暴な性格から警察内部で問題視されている刑事・我妻。そんな彼は知的障がいのある妹の面倒を見る日々の中で、麻薬売人の事件を追うのだが・・・。タイトルが秀逸。狂暴な男が刑事さんとは、恐れ入る。静寂と暴力のコントラストが絶妙で、ストーリーの追いやすさも魅力的だし、最近の作品ほど暴力描写が過激でもなく、斬新な雰囲気もあるのに観やすい良作。北野映画の常連俳優の若い頃が楽しめる。佐野史郎さんの若い頃の冷たそうな感じなんかゾクゾ
家内が録画し毎週欠かさず見ているTVドラマなんですが、家政婦役の大森南朋さんが人気だそうです。古くは「Dr.コト―」で素朴で優しい島民を演じ、魅力的な役者さんだななんて思っていました。ところが、北野映画のアウトレイジシリーズの準主役級に抜擢されイメージの違いに驚き、「大森さんで大丈夫かよ。」なんて当初は思ったんですが、余計な心配でした。この大森さんですが、父上も異色な俳優の麿赤兒さんの息子さんということで、コワモテ役のDNAも持ち合わせていたのでしょう。北
この作品の価値は北野武監督が渡米したことにあります。北野映画は海外で高く評価されていますが、その多くはヨーロッパでのもので、アメリカのいわゆるハリウッドとは似て非なる環境です。多民族国家のアメリカで育まれたハリウッド映画の特性は、その明解さなので、説明を排除する傾向の強い北野映画は、ハリウッド向きではありません。そんなハリウッドも、アジアの才能をずいぶんと召喚するようになりましたが、多くの場合はハリウッドの企画を宛がわれる雇われ監督ですが、この作品は北野映画をハリウッドに持ち込んだ
北野武監督作品も17作目となります。前作「アウトレイジ」シリーズが好評で、名前で客を呼べる希少な監督です。1995年公開の「みんな~やってるか!」から20年振りのコメディ作品ということで、予告編公開時から妙に楽しみな作品でした。「みんな~やってるか!」は、たけし曰く低迷期に作られた作品であったこともあり、かなりクオリティが低かったことだけを覚えていますが、「アウトレイジ」以降、シーンよりも芝居を見せることに主眼がおかれ、感性よりも理性に向かっています。高齢となった元ヤクザたちが組
前作は暴力描写カタログみたいな映画で、しばらくシュール・リアリズムみたいな作品がつづいた北野監督のフラストレーション発散みたいな作品でしたが、今作は、あえて暴力描写を減らし、ドラマ性重視になったことで、とてもバランスの良い傑作となっています。サスペンス的な導入から、暴力団の内部分裂、悪徳刑事の画策から復讐までを描いたプロットは、これまでのやくざ映画とは異なる切り口を感じます。多くの復讐劇は個人の主観で語られるのに対して、真っ向から戦争をするのではなく、裏切りや暗躍による企業買収みたいな
「アウトレイジ」は久々に期待に胸を膨らませて映画館へ行った北野映画です。ジブリとかピクサーがそうであるように、北野映画も毎回予告編がよくできています。映像の力というべきか、見ているとその断片シーンの前後を知りたいという欲求にかられます。新境地とされた「TAKESHI'S」「監督、ばんざい」は自身を見つめ直すような作品で、そのもの自体より、むしろそこから何が生まれるかということに興味は向かったのでした。目に見えない「芸術」という価値のあやふやさを描いた「アキレスと亀」を踏まえての「アウ
面白かったです‼️骨太で男臭い王道ハードボイルドって感じです‼️【悪人伝】女子同士でも楽しめると思います。なぜなら北野映画や、タランティーノ映画の要素が少ないからです。•北野映画のように、瞬発的な暴力や殺陣がない。•タランティーノ映画のように、強烈なエロやグロ、性差別や人種差別の描写がない。目や耳を背けたくなるようなシーンが、無かったという事です。とは言ってもハードボイルド系なので、ある程度の暴力や殺陣シーンはありますが、あくまで北野映画やタランティーノ映画よりマシという事です。そ
たけしがビートたけしの役を初め二役を演じわけながら幾重にも重なり合った妄想の世界を紡ぐという感覚派映画です。アート性が強すぎるために実現しなかった企画が「座頭市」の大ヒットで可能になったという映画です。巨匠の域に入りつつある北野武監督の新作ですから、どんな作品であろうと見たいに決まっています。それがなんとシュールな妄想劇で自身を演じながらの二役で、裏方では監督・脚本・編集の三役ですから、ひとつの映画作品で五役をこなしているといえます。メディアでの宣伝は凄かったですが、たけし自身は試
子母沢寛という作家はもちろん、座頭市も知らないひとは結構いるのではないでしょうか?子母沢寛の短編小説を原作に視覚障害者で凶状持ち(お尋ね者)というマカロニ・ウエスタン風アウトローは、勝新太郎と脚本家、犬塚稔によってイメージが補完され、1962年に三隅研次監督作品で世に出ました。大映としてはB級アクション映画くらいの位置付けだったのか、モノクロ映画でしたが、ヒットして毎年3、4本のハイペースでシリーズ化され、25本も製作された後に、当時の業界としては掟破りのテレビ化となり、連続ドラマが全
北野監督作品はヨーロッパで高く評価され、常に注目され国内でも一定の評価は得ているものの、バイオレンスとアートという独特な切り口から、マンガ原作映画オンパレードのマーケットでは、興行的にはあまり成功していません。にも関わらず2010年公開の「アウトレイジ」はシリーズ化され、名実ともに北野映画の代表作となりました。決して斬新な展開ではないのになぜ「ソナチネ」よりも「花火」よりもヒットしたのかといえば、それはやはり哲学的な要素を薄め、馴染みのなる俳優が顔を並べる演劇要素の強い作品であったから
前号に続き、課長代理、40歳しかし、今回の二人は、今後の昇進は(今のところ)もうないかな、課長代理(副課長)②玉木宏(40歳)③玉山鉄二(40歳)どちらもテレビドラマでの活躍も方が主流で、本会社の中心業務である映画出演は・・・数はそこそこあるのですが・・はっきり言って、大した映画には出ていません。ですから、その演技で、高評価を得た!という結果にも結び付いていません。今、役者として40歳。テレビでの業績やヒット作はあるものの、これから、映画界で、となると、厳しいかもしれ
北野映画のファンなので、1999年公開の映画『菊次郎の夏』のオリジナルサウンドトラック盤ということで当時購入したアルバムです。今、映画のメインテーマ曲であった「summer」という曲が海外で注目を浴びています。残念ながら北野映画としてではなく、久石譲さんの名曲として注目されているようです。そういえば、トヨタカローラのCMにも起用されました。1:海外の反応ビデオはモノクロのなのに、曲はカラフル!2:海外の反応彼の曲を聴くと、よりよい人生を生きようと
こんにちは☔たっぷり寝たのに、まだ眠い(¯꒳¯)ᐝ今日は雨の1日となりそうです先日、45歳になった私。息子からは「母の日」と「誕生日」の2回、お祝いもして貰えたし、いい1年にしよう!(したいな!)という良いスタートを切れた感じですそして、結果的には「自分への誕生日プレゼント」になっちゃいましたが、たまたま「amazon」アプリ内の“ほしい物リスト”を見てたら、「中古品ーほぼ新品」が🉐で売られているのを発見して、ポチッと注文したのがコチラわたくしお得意の「北
最近は、実家に居た頃、スカパーから録画した映画にスイッチを切り変えて観てる。北野武主演監督映画の「Brother」が好きだ。昔、働けてた頃に背負ってた物が大紋か日の丸かの違いだからかもしれないけど北野映画は好きだ。武漢ウイルスで亡くなった志村けんさんも相当なヘビースモーカーだった様だけど北野武氏もスモーカーだ。志村けんさんも北野武さんも日本の宝だ。北野武さんがTBSとかの番組に出て武漢ウイルスに感染しない事を祈る
[公式ハッシュタグに4個ランクイン][公式ハッシュタグに4個ランクイン]3・7付け公式ハッシュタグランクイン記事一覧#ビートたけし[公式ハッシュタグに5個ランクイン]12位[公式ハッシュタグに5個ランクイン]2020-03-0517:00:00テーマ:ピグの世界公式ランク人気記事ランクぐーぐるからたけしと大杉連俺の映画に『オーディションに落ちたらサラリーマンになる』って言って来た大杉漣さんが『ソナチネ』で当たって、最後の俺の映
以前にもこちらのブログで記事にしたように俳優の白竜さんのファンでありまして、白竜さんの本業である歌手活動の曲にもフォークルの「イムジン河」同様に政治的背景から発売禁止となった曲があるのでご紹介いたします。皆様にはあまり馴染みがないと思いますが光州シティという曲です。この曲は1980年5月18日に起こった韓国での全斗煥政権による暴力的な人民弾圧の光州事件の様子を歌った政治的なメッセージソングということで韓国の圧力から発禁に追いやられました。白竜さんは北野武監督との出会い
これ面白かった。Netflixでしか見られないけど、北野作品やセントラルアーツ系が好きなら楽しめるんじゃないかと。バイオレンスシーンも見ごたえありますが、人間ドラマとしても秀逸です。窪塚もよかったしウィル・シャープがすごくうまい。物語後半に覚醒する丘みつ子の強さも非常にかっこよかったです!https://wezz-y.com/archives/72119
■タランティーノ監督の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」が凄まじい速さでDVD化された。今までの流れだと、GWにやっとアカデミー賞で話題になった映画を観られるというものだったが、今回からは少し変化しているようだ。たぶんだが、映画業界は全体の入りが悪いのではないだろうか。上の動画は『ONCEUPONATIMEINAMERICA』。ひたすら長い映画だったりするわけだが‥。さて、北野武監督が再婚したニュースは多くの人を驚かせた。長年のファンの感想は似てい
『北野演出について』誰がゴダールのような『即興演出』を予見したでしょうか?ビートたけし氏が北野武監督としても存在している。多くの映画人は多分『間違った期待』をしたと思います。テレビでコントの演出などは行っているが、それがそのまま映画演出に通用するわけがない。業界人はそう思ったでしょう。しかしながら監督作品7本目にしてベネチア映画祭グランプリ。北野監督は、こう述べています。「撮影はプラモデルのパーツをかき集めているようなものです。撮影が終われば、プラモデルを作るような感覚でパーツ(1カッ
北野武監督、新作映画ついに動き出す!いくつか構想、最有力は「本能寺の変」題材かZAKZAK昨春に「オフィス北野」を退社し、「T.Nゴン」に所属したタレント、ビートたけし(72)。映画監督としても類まれな実績を持つだけに、独立騒動では“北野映画”の今後...メニューは2品だけ!?岐阜で100年以上愛される味ORICONNEWS店内には、大きく大正六年と書かれた木板や、創業時に撮られた写真、昔ながらの釣り銭箱など、どこかなつかしく、穏やかな気持ちになるものがたくさん。歴史の..
これね、たまに、やってしまうんですよ。話は変わって、今日、「純喫茶磯辺」という映画見ました。めちゃくちゃ面白かった。宮迫さん主演の映画です。いやー面白かった。仲里依紗さん麻生久美子さんの女性陣を、キレイに撮ってるホントキレイに撮ってるキレイだったー。あとは、昨今のCGバリバリの映画でなく、日常を切り取った物語なんですが、それでも、飽きずに惹きつけて、楽しく見れた。ダンカンさんが、やってしまうのは、北野映画の「おーいやってるか」のオ
火曜日はアナザーストーリーズでジャッキー・チェン&香港を、金曜日はアナザースカイでブルース・リー&香港を観た。でもやっぱり個人的には北野武&東京のアクションが一番好き。「その男、凶暴につき」から「HANABI」の初期北野映画の、拳法でもボクシングでもない乾いた暴力がいい。
https://youtu.be/iAc9bhc8tMQ樽前山(1022m)山頂に到着です。火口の稜線まで到達しますと、これまでとは違う爽やかな風が舞っておりました。時折香る硫黄臭が『活火山に来ているのだな』と実感が湧きます。今回は反時計回りに火口をぐるっと一周回りますよ。そんな途中ですれ違った登山者は3名程でしたので、ほとんど行動中に視界に他者が入る事は無し、気持ちの良く思う存分に空中散歩を満喫できました。屁をこきながら、タバコ吸いながら…では行きましょう。山頂から眼下に見える
夏つながりって訳じゃありませんが、こんなサウンドトラック盤を朝のコーシータイムに聴いています。前にも話しましたが、わたくし北野映画の大ファンでして殆どの作品は映画館に足を運んで観ました。HANABIあたりまでは上映する映画館が少なく仕事でもないのに東京の映画館まで出かけたものです。アウトレイジシリーズでは久石譲さんに代わり鈴木慶一さんが音楽を手掛けていますが「仁義なき戦いシリーズのテーマ」に倣ったような効果音に近い曲となっており、これはこれで魅力的でCDに焼いて車内で聴いていま
夜の部は出入り自由なので、チョイとコンビニに行って、サクッと。辛さMAXってことだけど、やっぱ市販のだからね、そんな大したことないよ、やっぱ。んで、時間に余裕があるわけじゃないので、わりと慌てて食べたら、うん、やはり味気ない。何か食べた気がしない。前なら御構いなしにズルズルやっても気にならなかったのに、そんな風に思うようになったのは、やはり年のせいかな。だって、もう、食べられる食事の回数は、若い頃とは違って無限ってわけじゃないもんね。一食一食を大事にしたいんだね、きっと、意識せずそう
■『アウトレイジ最終章』やりすぎ限界映画:☆☆☆☆★★★[95]2017年/日本映画/104分監督:北野武出演:ビートたけし/西田敏行/大森南朋/ピエール瀧/松重豊/大杉漣/塩見三省/白竜/名高達男/光石研/原田泰造/池内博之/津田寛治/金田時男/中村育二/岸部一徳2017年第33回やりすぎ限界映画祭■2017年ベスト10第11位:『アウトレイジ最終章』■やりすぎ限界男優賞/やりすぎ限界監督賞/やりすぎ限界脚本賞:『アウトレイジ最終章』[ネタバレ注意!]※見終わった