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教育学者・森信三さんの「人間は一生のうちに逢うべき人には必ず逢える。しかも、一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に」という言葉が好きです。20代のダメダメ営業マン時代に、上司からこの言葉をプレゼントされて以来、いつも心の中にあります。そして、「出版も同じだなあ」と最近つくづく思います。「本は『出るべきタイミング』で必ず出せる。しかも、一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に」――――――――出版は、「とにかく早く出したい!」と強く思い過ぎる人ほどなかなか出ない。「自分のベストタ
こんばんは。古川書房の古川創一です。先日、25度かと思ったら、今日は5度とか3度とか……寒暖差がすごいですね。体調を崩さないように気をつけていきたいですね。実は、今日はあるラジオ番組のゲストとして呼ばれたので、収録をしてきました!一緒に仕事をすると約束している人がラジオのプロデューサーをつないでくれたご縁で実現できたことです。内容は、出版に関することで、割と発想法の話もしています。かなり緊張しましたが、サポートし
暇空茜「完全勝利」。Amazonベストセラー1位に重版出来。売れる本を売ろうとしない出版業界は斜陽化するのは当たり前。「人権屋」の嫌われる努力|【ライブ・切り取り】#453
こんばんは。古川書房の古川創一です。少し時間が空きましたが、今日も元気に更新していきます。さて、今日の話は、「誰でも本を出せるものを持っているのか?」について、語りたいと思います。結論から申します。誰でも持っているわけではありません。ある程度、人生経験を積んでいる方なら、本を出せる何かは持っているとは、思っています。おそらく、ある程度人生経験を重ねていれば、書けるテーマの一つや二つはあるでしょう。ただ、こ
こんにちは。古川書房の古川創一です。「〇〇社の△△さんという編集者、ご存じですよね?あの人、今度□□社に移るようですよ」仕事柄、数十冊本を出している著者さんなどとお話しする機会があるのですが、その著者さんからある種の業界ニュースを仕入れることがあります。「なんであの人、△△さんのことを知ってるんだ?それどころか、なんで僕よりも詳しいんだ?」こう驚かされることがたびたびありました。数十冊出していると、いろいろな編集者さんとつ
はじめて出版相談に来た人に、「あなたのココが企画になりますよ」とアドバイスをすると、ほぼ間違いなくされる質問が2つあります。それは、質問①「そんな『当たり前のこと』が本になるんですか?」と質問②「自分よりすごい人・実績ある人がたくさんいるのに、私が書く意味があるんでしょうか?」です。――――――――まず、質問①「そんな『当たり前のこと』が本になるんですか?」人からみて「すごい!」と思われることのほとんどは自分にとって「当たり前のこと=無理なく自然にできて
こんにちは。古川書房の古川創一です。2月も半分が過ぎてしまいましたね。本当に1日が早くて驚かされます。さて、今日は出版社の基本的な話をしていきましょう。私は、2003年から出版社に入社して、20年にわたり、数多くの業界関係者や編集者に会ってきて、確信していることがあります。それは、出版社が大きかろうが、小さかろうが、腕のある編集者がいるということと、出版社ごとに特性や強みが違うということです。当たり前と言えば、当た
その記事見たけど同じ気持ち東国原英夫氏「所詮、文春はこの程度だな」元編集長の「松本人志論争」実情記事うけ私見(日刊スポーツ)-Yahoo!ニュース宮崎県知事も務めた元衆院議員の東国原英夫氏(66)が16日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。ダウンタウン松本人志(60)をめぐる記事について、私見を述べた。東国原氏は、ダイヤモンド・オンnews.yahoo.co.jp昨日かな。ダイヤモンドオンラインの記事で、元文春編集長のを読んだんだけど、途中で飽きてしまった。儂が読んだところは、書き
こんばんは。古川書房の古川創一です。商業出版を志している方は皆、優秀な編集者に協力してもらいたいと、思うでしょう。力のある編集者なら、私が書いた原稿をいい感じに整えてくれたり、うまくリードしてくれたり、良い方向に導いてくれる!そんなふうに思われていることでしょう。出版業界について知らない方なら、そのように考えるのは、ごく自然なことです。ただ、優秀な編集者なら、必ずしもいい方向に導いてくれるわけではない、ということも知っ
自分のコンテンツを形にしたい!同じ悩みを持つ方を助けたい!事業拡大のチャンスを狙いたい!出版で望みを叶えませんか?ビジネス書、教育書、健康実用、女性エッセイ、スピリチュアルでロングセラー!!!◆本を出したいけど、どうすればいいかわからない…出版業界で20年以上のキャリアを持つ金本が全力でサポートします!個人コンサル、お問合せはお気軽に。https://www.sdrbookconsulting.com/◆金本智恵出版コンサルティング(電子書
こんにちは。古川書房の古川創一です。2月は一番寒い時期などと言われていますが、なんだか春めいてきましたね。つい10日ほど前は都内で雪が降るなど、寒い日が続いていましたが、それすらも忘れるような感じです。閑話休題。ここ最近、述べていることですが、重要なので繰り返したいことがあります。それは、本を書きたいと思ったなら、「読者が本を読む目的」にフォーカスをあてることです。もちろん、美人女優のエッセイとか、好きな小説家
前回は「意外と見落としがちな出版企画書の落とし穴」について書きました。https://ameblo.jp/little-fortune/entry-12839457816.html?frm=theme今回は「はじめに」編です。いきなりですが、映画のCMを思い浮かべてみてください。ド迫力のアクションシーンや感動の名場面が流れ、本編でも一番の見どころがCMでは使われます。だからこそCMが面白くなかったら、その映画を観に行きませんよね。それと同じです。本も「はじめに」が面白くなけ
こんばんは。古川書房の古川創一です。生まれて初めて、両国駅におり、両国国技館の前を通りました。さすがに相撲のシーズンではなく、本来の活気とは程遠い状況でしょうが、やはり何ともいえない雰囲気はありますね。東京に住み続けて40年ですが、まだまだ知らないところはたくさんあるなと、改めて思いました。さて、今日の話はある著者さんの話。ビジネス書の著者さんは大体、仕事で実績を残されている方がほとんどですが、本を読むタイプの人と読まないタイ
地域特性のことはよくメディアに取り上げられる。●●沿線沿いは高所得者が多いとか、マスコミ関係者が目立つなど。多様性の社会と言うが、多くの人は異質の人が入ると落ち着かないものだ。その結果、住まいや会社でも共通した文化のようなものが発生する。だが地域特性が強調されると明らかに倒錯した人が出てくるので要注意だ。例えば下町に住むとヤンキーに絡まれたり、自分も影響を受けてやンキー化するなど。地域は共通風土を持ちながら、住民には一定の幅があるものだ。地域間比較する場合、その特性を強
今のテレビ、出版業界のざわつきが、音楽業界に起きたあの波に似ているなと感じる。表面上は何度も抑えていたつもりだろうけど、国民の不信感は全く消えていなかった。それが出口を見つけた途端に一気に吹き出せば、もう誰にも止められなくなる。そして弱体化したところに黒船が登場して、抑圧されてきた国内の勢力も息を吹き返している。同じことが起きるかもしれない。それほど国民がざわついている。音楽業界が大きく変化する時も書いたけど、こういう時に「長いものに巻かれよ」の長いものを見誤ってはいけない。そして
私の少ない経験からですが。。。正直、出版関係で気持ちよく仕事ができたことがありません。一等地に大きなビルをもち、教科書を出しているような出版社との仕事であってもです。人として大事にされない感覚この事象には原因があるはずです。人としてズレていることが、なぜそのままになってしまうのか。教育の問題か?組織の問題か?私の問題か?出版業界の方々を一括りにするつもりはなく、熱意をもって素晴らしい仕事をなさっている方々も沢山いらっしゃるのでしょう。そんな方にいつか出会えたらいいなと思います。
こんにちは。古川書房の古川創一です。ここ3日間ほど、やや重い話をしていましたので、今日はサクッとポテトチップスのような軽い話をしておきます。私は、独立以来、書籍編集の仕事に携わっていて、いろいろな業種の慣習や仕事の進め方の話などを聞いています。その時に思うのが、「出版と通じるところがある」ということ。例えば、本のカバーにどんな文言を載せたら効果的かを考えるとき、「これは私の悩みの解決に繋がりそう」とか、「これなら実践できそう」とか、「な
出版の反響、ありがとうございます😁皆さんに感謝感謝です。意外な人からも連絡があってビックリ。ブログも読んで下さっているみたいで、メッセージありがとうございました。さて、『出版が決まるまで』って、ちょっと早い気もするんですよ。まだこれから書いていくわけですので、この先どんなトラブルがあるのか、それでポシャったりしないか、ビビりな僕は未だに何気に心配で😅とは言っても、ここからはやる事やるだけ。「どうやって決まったんですか?」と聞かれる事もよくある。という事で、ちょっと自
こんにちは。古川書房の古川創一です。今はやみましたが、雪、すごかったです!外出する用事があったので、歩いていましたが、普段見る風景と違って新鮮に見えますね。さて、今日は昨日のブログの続きですね。出版社が求めるもの読者(自分)が求めるもの企画を通すには、この観点を大事にしていたという話でした。昨日は上の「出版社が求めるもの」について話しましたので、今日は「読者(自分)が求めるもの」についてです。ここで大事なのは、読
出版社に企画を提案する時に書く「出版企画書」出版を志す人なら一度は見たことがあると思いますが、概ね次の要素で構成されています。タイトル著者プロフィール企画概要構成案読者対象仕様のイメージ類書との差別化どれも重要なのですが、意外と困る項目が「類書との差別化」です。書籍の新刊点数は、年間約7万点。お金、コミュニケーション、恋愛、美容、仕事、人生、健康、願望実現、歴史、料理、ライフスタイル、人生訓……などなど「新ジャンル」は、もはや存在しません。どんなジャンルであ
こんにちは。古川書房の古川創一です。東京も雪が降っていますね。今、喫茶店でこのブログを書いていますが、サラサラと降る雪が美しくて、つい見入ってしまいます。さて、一昨日のブログの続きです。昨日は入稿作業に追われ、なかなか書けず、今日になってしまったのは反省しなきゃいけません。一昨日、出版社が求めるもの読者(自分)が求めるものの二つで考えることが大事だとお話ししました。厳しい話、編集者含め、企画を出版社
こんにちは。古川書房の古川創一です。出版不況であるからこそ、出版社が「売れる企画」を優先して求めているという話を昨日、ブログで紹介しました。今日は少し、自分の事例を紹介したいと思います。私がまだ30代前半で、2007~09年頃の話。私はある出版社の一ビジネス書編集者として、出版企画について、こう考えていました。「読者の代表として、読者が読みたくなる本を作りたい」「自分に近い読者層が求める本を作りたい」「世の中であまり知られてい
「夢を売る男」百田尚樹この本も面白かったこの世界は日本語で書かれたもの(ブログ等)が一番多いそうです。日本人は書いて表現するのが好きなんでしょうかね。かくいう私も長くブログを書いています。私は本を出したいと思ったことはないけれど、世の中に本を出したいと思っている人は多く、そんな人の想いにつけ込んで「本を出せる」ともちかけ、お金を稼ぐビジネスのお話です。悪徳商法感があるけど、たしかに夢を売っています。自分の書いた文章が本になる、お店に並ぶ、国会図書館に有名作家とともに
こんにちは。古川書房の古川創一です。今日は、懇意にしてくださっている出版社に訪れました。そこで、これからの仕事の相談も含め、今のトレンドの話など、情報交換をしていました。人と会って、色々な話をすることに私は意義があると思っています。「ここだけの話」というのは、その現場にいなければ聞けません。話を取りに行くフットワークも大事なのではないでしょうか?さて、表題の件ですが、正直な話、何の本が売れるか、正確にはつかめない
貴重な漫画家さんをなくしてしまった。私は漫画家になったこともなければ脚本家やプロデューサーになったこともないから、それぞれの事情なんて知る由もない。ひとつだけ寄り添えると言えば『原作ファン』の気持ちだ。原作を好きであればあるほど、世界はたったひとつしかない。私たちが生きるこの世界が1つなんだと感じるように、パラレルワールドは要らない。漫画の中のその世界が、その全てなのだから。原作をメディア化するならば『世界の全ては原作の中にある』ということを忘れてほしくない。作者から見た世界、ファンから
こんにちは本は、電子書籍でいつも買うのですが、先日店舗にも足を運んでみました。出版業界自体がもう斜陽産業なのかもしれません。今は質のいいYoutuberがお金を出さなくてもわかりやすく教えてくれますもんね。そのことによる弊害もきっとあるのでしょうが、そういう時代なのだと思います。クレーム対応に関する書籍も少しみてみましたが、本の情報ってすぐ古くなってしまうと感じました。「今」の情報をみんな欲しがってますよね。ご覧いただきましてありがとうございました。
私は、芦原妃奈子さんの漫画のファンだったことはない。だから、絵を思い出せる程度にしか芦原さんを知らない。「セクシー田中さん」という作品が芦原さんの意図に沿わない脚本でテレビドラマ化され、その不満をSNS上でつぶやき、脚本家につぶやき返され…みたいなことがあったと、芦原さんの死で初めて知った。だから、なにか言える立場ではないのだけれど、今回のことはなんとか思いとどまってほしかった。相手の脚本家さんにとって大きな衝撃だっただろうと思う。大御所とか売れっ子でない限り、脚本家の立場が強いわけでは
東野圭吾さんは2006年に『容疑者Xの献身』で直木賞を受賞した推理小説家です💐🏆️東野圭吾さんは大変な人気作家で主な小説に『予知夢』、『新参者』、『素敵な日本人』等沢山の著書が有ります📕🎵『歪笑小説』は東野圭吾さんの著書で個人的に大好きな連作短編小説集で十二編を収録しているユーモア小説集です📖🤗ストーリーは出版業界の編集者、新人作家、ベテラン作家達が織り成す悲喜こもごもの世界を描いています🤔その中でも中心となるのが新人小説家の熱海圭介と唐傘ザンゲです🆕✏️とにかく出版業界の裏側をユーモラスに
OCHI企画が、企画編集を手がけた『本当に好きなことが仕事になる口コミ起業の本』(﨑本正俊著・プレジデント社)が、いよいよ1月30日に発売されます。www.amazon.co.jp/dp/4833424770SNSや集客・営業が苦手でも「月収50万円が叶う」という、これまでにない異色の起業本です。これから起業したいと思っている人、起業したもののうまくいっていない人……起業に悩む人が、一人でも多くこの本を読んで、成功をつかんでもらえたらうれしいです。――――――――――――
「こんなこと誰でも知っている」「あの本にも書いてあるから、同じことを書いても仕方がない」「どの本にも書かれていない新しいことをたくさん書かなくては」「自分のオリジナル要素をもっと入れないと本は出せない」‥‥‥なんて思っていませんか?そんなことはありません。「7割は読者が『知ってること』を書いた方がいいんだよ」駆け出し編集者時代に、歴史作家の童門冬二さんから、直接教わったことです。・・・・・なぜ「読者が知っている言葉」「読者が知っている内容」を書いても大丈夫なの