決の日の朝、生薬・漢方薬の基礎知識①を学んでいます。生薬にも味があります。生薬の味である薬味には、酸、苦、甘、辛、鹹(カン)の五味です。「酸」はすっぱい味で、発汗や出血、下痢を抑える収斂・固渋作用があります。「苦」は苦い味で、体内の病的な熱を冷ます作用、体内の湿を乾かす作用があります。「甘」は甘い味ですが、砂糖のような人口的な甘さではなく天然の甘味のことです。胃腸の機能を亢進する作用、差し迫った症状を緩やかにする作用があります。「辛」は刺激性のある辛い味です。たまったものを発散させる作用や、気を