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小川一水さんの短編SFがわりといいなと思っていて、でも長編の「第六大陸」は挫折しているんですが・・・図書館で見たSF紹介本に、長いシリーズ「天冥の標」(てんめいのしるべ)があった。えーと、どの本だったか。借りたんだけど既に返却済みで。うろ覚えで検索しました。これです。「これから何が起こるのか」を知るための教養SF超入門Amazon(アマゾン)いろいろな作品が紹介されていて他にも興味深い本が色々あるのですが(既読の作品もいくらかあ
(ややネタバレあり)グレイマンの異名を持つ元米CIAの非合法工作員コートランド・ジェントリーの活躍を描くシリーズの第12作。新作を出す度に最新の世界情勢をストーリーに採り入れる作者だが、本作ではロシアによるウクライナへの侵略戦争をぶつけてきた。しかも「西側諸国」が世界経済の回復という名目で、ロシアによる占領地域の現状維持を認めて終戦に合意するという踏み込んだ設定。もちろんジェントリーは身を賭して「正義にもとる」大国の思惑に挑んでゆく。ウクライナ戦争で負傷した息子が前戦の劣悪な医療環境と後
傑作やわ、傑作一話目から衝撃的な面白さだったわ。ロボットとの共存、実際今もそうなってきているけど、本作内では今よりもっとロボットが人間生活に入ってきて、密着感、親近感のある世界が描かれている。実際・・・ちょっと不気味な感がある。が、この本の世界、もう10年もしたら現実になるように思えてならない。1940年にこれを書いている著者アイザック・アシモフ氏、先見性どころか御大の脳が現実世界を形作っているのではないのか!?と思わされてしまう(゚Д゚
科学者はなぜ神を信じるのか(ブルーバックス)カトリックの理論物理学者が書いた響きの科学物理学者が書いた今知ったのですが文庫化されているようですこのほうが安い!これから読むので詳細は下のリンクを参考にしてください😅Amazon科学者はなぜ神を信じるのかコペルニクスからホーキングまで(ブルーバックス)Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}科学者はなぜ神を信じるのかコペルニクスからホーキングまで(ブルーバックス)
博物館惑星の第三弾でございます。「歓喜の歌―博物館惑星Ⅲ」菅浩江著ハヤカワ文庫(314頁)今作の主人公も、前作に続きまして新人警備員(VWAと言う警察機構の所属です)の兵藤健(ヒョウドウケン)でございます。地球の衛星軌道上にある"博物館惑星・アフロディーテ”には、端末を埋め込む外科手術によってデータベースと直接接続している学芸員達がいます。(勿論、自分でキーを叩いて検索する"非接続者”もいます)。実は兵藤も"直接接続者”なのですが、彼が繋がっているのは、警
いまひとつ読みたい本が定まらず。タイトルが面白そうだったので借りてみたエンジンかかってくるまでが長い続編も借りたので明日からとりかかる。ジェフリー・ディーヴァーの新作が半年ぐらい回ってこなさそう
『ムーンフラッシュ』を読みました。著者はパトリシア・A・マキリップ。近ごろ、大昔に読んだ本を無性に再読したくなっています。本書もその一冊。大好きな一冊。SFとファンタジーが融合したような作品。素直にSFファンタジーと言ってはいかんのか?とも思いますが、いかんような気がする。なぜかは説明できませんが。ストーリー:主人公は、原始的な生活を送る部族の少女・カイレオール。広大な森林地帯を流れるひとすじの河。「世界」は上流にそびえる〈屏風岩〉に始まり、河が大瀑布となって
『切り裂き街のジャック』を読みました。著者は菊地秀行センセ(敬愛度:センセ>先生)。最近――といっても、もう昨年のことですが――アニメ『終末のワルキューレ』やアニメ『アンデッドガール・マーダーファルス』に切り裂きジャックが登場したのを見て、久しぶりにこの小説(初版1985年)を読み返したくなりました。〝切り裂きジャック〟は、19世紀末のロンドンに実在した連続殺人犯。1888年8月31日から同年11月9日にかけて、娼婦ばかり五人の女性を殺害しました。解剖刀のような凶器で切開し内臓の一
"博物館惑星”の第2弾でございます。「不見(見ず)の月―博物館惑星Ⅱ」菅浩江著ハヤカワ文庫(378頁)博物館惑星・アフロディーテに務める学芸員達の中には、外科手術によって脳に端末を埋め込んだエリート達がいます。データベースと直接つながっている彼等は、微妙な感覚だけで情報を検索し、一見かけ離れた作品同士の共通点を見いだしたりします。※芸術と学術の殿堂であるこの元・小惑星には(現在は衛星軌道上にあります)、絵画工芸部門のアテナ、歌舞・演劇のミューズ、動植物園のデメテ
南野拓実ディヴィッド・リスによる歴史ミステリ『珈琲相場師(2003)ハヤカワ文庫』時代設定は1659年のアムステルダム。東インド会社を通じてヨーロッパにコーヒーが入り始めたころで、それまでコーヒーは医薬品のような扱いを受けていた。主人公ミゲル・リエンゾは、擂鉢に乳棒で砕いたコーヒー豆をホットワインに混ぜて飲んでいる。口内で豆を砕いて食べるものもいて覚醒剤のような効果に酔っている。17世紀中頃といえばレンブラントの時代で、あの有名な『夜警』の風俗が描かれる。ディヴィッド・リスの前作『紙
どんでん返し的な結末!またまた、びっくりさせられましたーゴルフ場殺人事件(ハヤカワ文庫クリスティー文庫2(ポアロ))[アガサ・クリスティ]楽天市場登場人物が途中からふえてきて、頭を整理しながら読み進めていかないとわからなくなっちゃうし、、あ?やっぱりそうなのか、、いやーしかし!ノーマーク。そんな感じな展開でした!小説読むのに没頭できると、気分転換になるかな、、いつのまにか3時間くらい経っていました。
2024年賀状ディヴィッド・リスによる歴史ミステリ『紙の迷宮(2000)ハヤカワ文庫』時代設定は1719年のイギリス。議会は(現在のウィンザー朝に連なる)ステュアート家の血を引きドイツから来たジョージ1世の治世。折しも株取引の黎明期にあたり、英国はユダヤ移民が多くその業務に従事していた。ユダヤ人である主人公のベンジャミン・ウィーヴァーは株屋の父と折り合えず、若いときは賭けボクサーや盗賊まがいなこともしたが、現在はその知力・腕力を買われ、証人の召喚など(私立探偵めいた)調査員を生業と
暗黒神のくちづけ―処女戦士ジレル(ハヤカワ文庫SF139処女戦士ジレル)文庫–1974/3/1C.L.ムーア(著),仁賀克雄(翻訳)「中世ヨーロッパの小国ジョイリーの女王であり、美貌と白くたおやかな肢体を鎧兜に包み、剣を振るえば男でも並ぶものがない武勇を誇ります。」解説では、14世紀フランスの小国が舞台と推定している。とにかく漆黒の闇の中を彷徨している印象が強い、夢世界のヒロイックファンタンジー。暗黒という言葉を入れたくなるのには、首肯くしかない。ストーリーはエ
"SFの基礎”とも言える作品です。「われはロボット」アイザック・アシモフ著小尾芙佐訳ハヤカワ文庫(405頁)ロボット工学の三原則第一条ロボットは人間に危害を加えてはならない。またその危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。第二条ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。ただしあたえられた命令が、第一条に反する場合は、この限りではない。第三条ロボットは、前掲第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自己を守らねば
休みなので近所のBOOK・OFFへ家にいても出来る事が限られるから、既読本が増えていくこぉいう背表紙が一つの絵になるの好き作者もストーリーも知らないでも一冊100円五冊で550円です怖くないファンタジーならいいなだいぶ親指を動かしてもウッ!てならなくなってきた縫い物出来る日も近いかなぁ
前回は久々に本のレビューでした。もともとそれがしたくてブログを始めたのに、久しぶり&突然すぎて「ぶっこんだ」みたいになってしまった・・・。『美男美女大活躍!「金庫破りときどきスパイ」』翻訳ものって、あまり得意ではないが時々、読みたくなる。明日から二日続けて休みだ!という日に、早めに風呂に入って、干しておいた布団に本といっしょにもぐりこむ幸せ…ameblo.jp『奥方は名探偵』の方も再読しています。やっぱり面白い。でも、犯人を忘れましたので、最初に読むのと同じ気持ちです。人物
BESTUPCOMINGMOVIES2023&2024(NewTrailers)TopUpcomingMovies2023&2024(NewTrailers)FilmsIncluded:00:00BestUpcomingMovies2023&2024(NewTrailers)00:06TheBeekeeper02:48Finestkind04:56...www.youtube.com【🎬期間限定無料公開🎬】オッド・トーマス死神と奇妙な
宇宙【そら】へ上(ハヤカワ文庫SF)Amazon(アマゾン)眠れなくなるほど面白い図解宇宙の話Amazon(アマゾン)深すぎてヤバい宇宙の図鑑宇宙のふしぎ、おもしろすぎて眠れない!Amazon(アマゾン)もし宇宙に行けたら何したい?▼本日限定!ブログスタンプあなたもスタンプをGETしよう行くことはないけどね。
キンドル本洋書セールの話題である。【注意:以下の価格情報は次の瞬間に異なるものへと更新されているかもしれない!】※今回、タイトル末尾に何度“Clarke”と入力しても、最後のeがはねられてしまう。字数制限か?(T_T)イギリスのSF作家アーサー・C・クラークの代表的な短編の数々は(いくつかのエッセイとともに)、ハヤカワSF文庫で3冊にまとめられている。今後彼の過去の短編集が個々に復刊される可能性はまずなさそうなので、これが(当面の?)最終決定版となるのかもしれない
〈本棚から一掴み304〉ハヤカワ文庫SFミクロの決死圏アイザック・アシモフ高橋泰邦訳驚異の体内世界を行くミクロ潜航艇!20世紀フォックス映画化!#マルカ川島商店#ハヤカワ文庫SF#ミクロの決死圏#アイザック・アシモフ#高橋泰邦訳#驚異の体内世界を行く#ミクロ潜航艇!#20世紀フォックス映画化!
グレイラットの殺人(ハヤカワ・ミステリ文庫HMク23-4)Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}首脳会議の開催が迫る中、要人を送迎するヘリコプター会社の経営者が殺される。MI5の要請により、国家犯罪対策庁重大犯罪分析課のワシントン・ポーは相棒のティリーと共にその捜査を主導する事に。〈ワシントン・ポー〉シリーズ4作目。抜群のページタナーぶりはこれまで同様で、とにかく読ませる読ませる…!短い章立てで、更にその最後に新たな謎を提示す
ブラック・ホーク・ダウン(2001年)ソマリア内戦への超大国による介入とその失敗を描いたノンフィクション小説『ブラックホーク・ダウンアメリカ最強特殊部隊の戦闘記録』(マーク・ボウデン著、日本版は伏見威蕃訳・早川書房刊)を映画化したものです。実話に基づいています。ブラックホーク・ダウン-Wikipediaja.wikipedia.orgブラックホーク・ダウン[Blu-ray]Amazon(アマゾン)ブラックホーク・ダウン[DVD]Amazon(アマゾ
↑↑↑(右)伊藤典夫氏訳「新訳版華氏451度」CoverDesign-ハヤカワデザインさん(左)宇野利泰氏訳「華氏451度」カバー佐伯嘉隆氏どちらもハヤカワ文庫です。~~~~~~~~~読者のみなさまこちらのブログにご来訪いただきありがとうございます。松永金時です。戦前、戦後発表された娯楽本で私が選んだMANIAXな本をご紹介する松永金時のMANIAXブックレビュー2023すいません。ここ最近は、「時刻表」だったり「チェ
山陰の旅のお供本にした翻訳家加賀山卓郎氏の時々きら~ん✩と輝いて見えてしまう決めゼリフのような美文もし原文を読んだとしても自分じゃ絶対たどり着けそうにない皮肉に満ちた会話のやりとりがかっこよくてそれが魅力な一冊だったハヤカワ文庫1200円+税
書店に大量に平積みされていたので、思わず買ってしまいました。600ページを超える大長編ですが、一気に読みました。類例のない新しいタイプの物語で面白いです。ラストで主人公と深いかかわりのあった2人の女性が対面するところは、しびれます。作者は早瀬耕ハヤカワ文庫また、1冊溜まりました。
日本生まれの英国作家カズオ・イシグロの「わたしを離さないで」(ハヤカワ文庫)をよんだ。舞台は英国。小説内の時制は70年代後半から90年代後半までくらい。語り手の「わたし」が、ヒロイン。全寮制の寄宿舎に年頃の男女が生活している。学課があり、学校と同じように先生たちがいる。外界は完全遮断。それで、子どもたちのあいだで、いくつかの怪談がひとり歩きしている。先生たちは明らかになにかを、それも複数のなにかを押し隠している。この謎は電流有刺鉄線のように張り巡らされており、すぐにネタばれに抵
イングリッシュマン復讐のロシア(ハヤカワ文庫NVNVキ14-1)Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}銀行員のカーターが何者かに襲われ、攫われる。MI6よってロンドンに呼び出された元フランス外人部隊出身のダン・ラグランは、旧友であるカーターを救うべく動き始める…。イングリッシュマンと呼ばれる元フランス外人部隊(レジオン)出身のダン・ラグランの活躍を描いたサスペンス・アクション。銀行員のカーターは何故、襲われ攫われたのか。この辺り
グルメ探偵特別料理を盗むピーター・キング同僚さんが貸してくれた本です読むのにものすごーく時間がかかりました海外モノの会話のセンスが私にはちっとも理解できない💦しばらく海外モノは読みたくないかな【中古】グルメ探偵、特別料理を盗むハヤカワ・ミステリ文庫/ピーターキング【著】,武藤崇恵【訳】楽天市場グルメ探偵、特別料理を盗む(ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}
・近所の書店で「ハヤカワ文庫の100冊」フェアを開催していたので購入。・久々に哲学の本を読む。・古代の哲学は現代思想より敷居が低いと思う。それでも私には難しいのだが。・ちなみに私はエリートではない。落伍者に片足突っ込んでいる人間である。・ピュエット氏は哲学研究者でなく文化人類学者だと中島隆博氏の解説で知る。・巻末の参考文献と推薦図書にデヴィッド・グレーバーの『負債論』の名前有り。・私の中では値段以上に価値のある本だと思う。マイケル・ピュエット&クリスティーン・グロス=ロー共著