ライフサイクルステージの衰退期に入った製品は、需要が減少して売上が低下する一方で、企業間の競争は激化して単価も下がることから、利益も減少していく。このような状況になったら、競合他社と同じようなことをやっていては、ジリ貧に陥るだけである。他社が考え付かないような新しい発想で、取り組まないと窮地を脱することはできない。衰退期のマーケティング事例として、今回は日本を代表するデジタル機器の一つであるデジタルカメラを取り上げてみたい。短期間の間にライフサイクルステージが急速に変化していった典型的な事例とい