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恐らくこれが俺の初恋だった。高校に入学して間もない頃、ふと目に留まった女の子。中庭で友だちと賑やかに弁当を頬張る元気な彼女は、大きな瞳をいつもキラキラ輝かせて、笑ったり驚いたり泣きそうになったり、本当に表情がくるくる変わるんだ。一度見逃すとその表情は二度と見られないんじゃないかと思わせるほど表情が豊かで、昼休みに何気なく窓の外に視線を移したあの日から目が離せなくなった。弁当を食べ終えひとしきりお喋りした後は、決まったように芝生に寝そべり昼寝をしている。その無邪気で幸せそうな寝顔を見
俺は韓国芸術高校2年映画科に在籍するイ・シン、18歳。学業優秀にして容姿端麗…俺はまさに天に二物を与えられたスーパー高校生だ。いや…二物どころではない。その上『王子』…つまりはこの国の皇太子という最強の肩書きを授けられたのだから、超ウルトラ高校生と言うべきだろう。その『超ウルトラ高校生』であるはずの俺が、つい最近になってとんだ悩みを抱える羽目になった。どんな悩みかって?それは、数日前にお祖母様から言い渡された『あること』が原因だった。数日前、太皇太后殿。お祖母様である太皇
「手伝うって、なにを…?」チェギョンがシンに尋ねる前に、彼は細い足首を掴み膝を立てさせた。☆☆☆ここからは、確実にAmebaでは弾かれるので、続きはこちらからどうぞ→「大人の妖精になりたい9」はここをタップまたはクリックしてください。
APRILのステージではレイチェルがイスに座って歌っていました10月19日「第12回麻浦ナルアミの塩辛祭り2019」祝賀公演(ワールドカップ公園平和の広場)公演が始まる少し前にAPRIL公式マスコット・サウォリのTwitterでレイチェルがケガとのつぶやきが!(web訳)今日進行される<マポナルアミの塩辛祭り>にレイチェルは負傷により振りつけなしで公演。レイチェルが早く治れるように祈ってくださいどんな様子なんだろう?とかなり心配しました。くわしくはわからない
チェギョンはベッドにふわりと下ろされ、閉じていた目を開けた。柔らかなマットレスに体が沈んでいく。「シン君」彼女は大好きな恋人の首に細い腕を巻き付けた。「シン君」「チェギョン?どうした?」ぎゅっとしがみつく彼女に、彼は優しく声を掛けた。彼女が震えているように感じたからだ。「沈んじゃうっ」それだけ言うと必死に彼にしがみついた。☆☆☆またもや、Amebaブログに弾かれそうなので。続きはここからとべます。タップかクリップしてくださいね。『大人の妖精になりたい8』
「チェギョン、そろそろ仔犬の真似事は終わりにしてくれないか?」シンの優しい声がする。どこか面白がっているようだ。「え?」当初の緊張などどこ吹く風とばかりに、シンの香りを楽しんでいたチェギョンは、彼の言葉にようやく我に返った。パチパチと瞬きをすると、大好きな彼の首筋に鼻先をこすり付けているではないか。「あっ。や、やだ…ごめんなさい」自分のとった行動を思い返すと、チェギョンは穴があったら入りたいぐらい。緊張してバスルームを出ると、優しい彼の笑顔と広い胸が自分を待っていた。無我夢中で飛び込ん
チェギョンとイェナが腕組みして長い階段を降りてくる姿が美しいですね!10月15日2020S/SSeoulFashionWeek-ul:kinCollection15日午後、ソウル東大門デザインプラザ(DDP)で行われた「2020S/Sソウルファッションウィーク」のul:kinコレクションにチェギョン&イェナが出席http://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2128157セクシーチェギョン流石です
妖精さんシリーズ・スピンオフの『メロディが聞こえたら』、お楽しみいただけておりますでしょうか?脇キャラの話を書くのも好きなので、ここでも更新してます。この話は、1話完結ですが、いま更新中の『メロディが聞こえたら』の関連の話になります(*´艸`)チェギョン・リンジーは、待っていた。そう、彼女はただ待っていただけなのだ。小さな青いギンガムチェックのシャツは丸襟で、ポワンと丸く出来た半袖のパフスリーブにはパールのボタンが付いたガーリーなデザイン。ウエストマークされた張りのある
シンが二人の夜に選んだホテルは、小ぢんまりとしたコテージだった。その昔この領地を治める貴族が建てたプライベートなコテージは、当時、本宅の屋敷に滞在するゲストのためだった。本館であるマナーハウスにしようかと悩んだシンだったが、結局コテージを選んだのには、訳がある。チェギョンに自分だけを見つめて欲しかったからだ。彼女の五感の全てが自分に、このシン・ジェラードに向いていてほしいと言う、厄介な独占欲のためだ。「シン君…?」細い声が寝室の隣に設えられたバスルームの扉から聞こえてきた。ベッドに腰かけ
「ボートに乗りたい?」チェギョンを自分の膝の間に座らせて、湖畔でのんびりと寛ぐシンが、彼女の耳の後ろの窪みに鼻をこすりつけながら尋ねた。彼女はちょこんと素直に膝の間に抱かれ、太陽の光を浴びて光る水面の変化に夢中になっている。冬が終わりに近づき、春の気配が感じられる。赤いトレンチコートに身を包み、白いニットに紺色のスキニ―パンツを穿いたチェギョンが、振り返ってシン見つめた。いつものように小首を傾げ、長い睫毛の下から彼に笑いかける。シンもチェギョンとお揃いかのように、モスグリーンのトレンチ
大通りを抜け、脇道に入ったところでチェギョン・リンジーは違和感に気づいた。誰かに後をつけられているような気がする事に。カツン石畳にチェギョンの黒いエナメルのヒールの音が響く。―――気のせいかなぁ。空を見上げるとまだ太陽は高い位置にあり、人通りが全くないわけでもない。静かな通りではあるけれど、小さな店が軒を連ね『危険』と判断するには早合点のような気がした。足を止め後ろをちらりと振り返り、様子をうかがってみたもののとりたてて自分の後をつけているような人物はいないように見受けられた。
デパートでのショッピングも終わったと言うチェギョンを連れて、パーキングへ向かう。パーキングへ続くエレベーターがある無機質な廊下を歩きながら、シンの左手は小さな手を掴んでいた。彼は何か考え込むような恋人の可愛いつむじをちらりと見て、それから苦笑した。「ワトソン姉妹に何を吹きこまれたんだ?」繋いだ手がグーンと離れてしまうほどゆっくりした足どりのチェギョンを待つために、彼は足を止めた。2歩彼女が進み、彼の横に並んだ。「シン君、何か言った?」チェギョンの大きな目が長い睫毛を重たげに上げて、彼を
「大人の妖精ってなんだろ?」「え?なぁに?チェギョン、今なんて言ったの?」リズがチェギョンの顔を覗きこんだ。「誰がそう言ったの?」リズの妹ティナが尋ねた。リズの妹ティナと三人でデパートにショッピングに出かけた。レイフォード御曹司ダンの婚約者であるティナは、このデパートの外商顧客だ。そしてまた、チェギョンもそうなのだ。上客向けのラウンジで一休みしていた時、チェギョンはここ数日間考えていたことをぽろりと零してしまった。シンには、「リズとティナのワトソン姉妹には絶対言うな」と釘をさされ
「ねぇ、チェギョン」「なぁに?」チェギョンはモデル仲間数人とカフェでブランチを取っていた。今朝早く撮影があり、つい先ほどそれが終わったのだ。彼女の恋人シンは生憎仕事で、彼女をバイト先に送り届けると―――チェギョンがどれほど「従兄のクリフに頼むからいい」と言っても彼はガンとしてその提案を受け入れず、早朝の霧煙る中、赤い愛車を飛ばしてやってきた―――診察時間に間に合うようにトンボ返りしてしまった。そう言うわけで、いつもチェギョンの年上のハンサムな恋人がさっさと彼女を連れ帰ってしまうので、この
韓国バラエティ番組「良い友達」第1回と第2回の放送にAPRILチェギョン、イェナ、レイチェル、ジンソルが出演!4人1組対抗でミッションをクリアする勝ち残りの番組みたいですが。。。頭脳と体力の両方が必要な感じですね(^-^;体力勝負になってくると女の子しかいないAPRILはどうなんでしょう?カワイ子ちゃんのアイドル枠なんですかねw190929ep1「Oh!mymistake」4人バージョンの披露wこのあと紫チームの元アイドルの女の人も踊りますが割愛します(
シンはどうしたのだろう?チェギョンは自分の手を掴む恋人の顔をそっと睫毛の隙間から盗み見た。彼女のハンサムな恋人は、険しい顔をしている。「シン君、ねぇ、シン君、どうしたのぉ?」とうとう好奇心に負け、彼女は繋いでいる手に力を込めて握り返し、恋人の名を呼んだ。大好きな彼はいつも自分に優しい。怒ったり、怒鳴ったりすることなど稀だ。それも大抵はチェギョンには理解できないことで、彼の機嫌が悪くなる。そして、最後は甘く激しい抱擁とキスで終わりを告げるのだから。その彼が、この会場―――父や従兄たちも
「チェギョン、どうしたの?浮かない顔して。またシンとケンカでもした?」リズは自宅クリニックの近くにあるコーヒーハウスでボンヤリと一人座っている、義弟の恋人の姿を見つけた。軽やかな足取りで近づいてチェギョンの隣に座ると、声を掛けた。―――全く、こんなチェギョンの姿をシンが見たら、どうなることやら。リズは内心苦笑した。妖精のようだと誰からも形容されるチェギョンが、たったひとりポツンと座っている。そこだけスポットライトが当たったかのように煌めている。女性の自分から見てもそう感じるのだから、男性の
シン・ジェラードは今日も大学へ来ていた。まるでここの学生に戻ったようだ。背が高くスマートでハンサムな大人の彼が構内に現れると、女子学生の視線が一斉に向けられた。ガールフレンドたちのこうした振舞いに不満げな男子学生が、シンの姿を半ばあきらめたように見つめ―――どうあがいても彼に太刀打ちできるとは思えない―――それから深いため息をつく光景があちらこちらで見られた。そんな周りの様子など全く気にすることもなく、今日も彼は長い脚を駆使して早足で歩いている。「チェ―――」愛しの妖精の姿を見つけると――
9月21日OsanAirPowerDayK-POPConcert(京畿道)ソウルから南に56km在韓米軍烏山(オサン)空軍基地K55の公演にAPRILが出演画像を見る限りナウンは別スケジュールのため欠席のようですね。そんなナウンはサッカーの撮影していたとの情報がありましたけど、ドラマ?この日はAPRILの4周年記念旅行でしたが、ナウンだけ遅れてきたのはこの撮影が長引いたからでしょうかね?雨も降ってるようだし、なんだか寒そうにも見えるし。。。これから
シン・ジェラードの日々は、しごく順調だ。ちょっとしたすれ違いで危うく最愛のチェギョンを失いかけたが、それも解決して二人の間に秘密はなくなった。彼としては、願わくば、チェギョンと『より親密な関係』へ発展させたいという願望の方は日々どんどんと大きくなっているけれど。チェギョンとのぎくしゃくとした二人の問題が、兄の妻のある意味突拍子もない言動のおかげで解決できた晩、チェギョンを自宅へ送る間のこと。あの日は仕事場から急いで兄の自宅へと行き、夕飯にワインも飲んだため、車は兄のところに置いてきた。
「チェギョン。もし僕が『チェギョンみたいに演奏できないから、チェギョンに相応しくない』って言いだしたら、どうする?」「え?」大きなバンビの目がシンを見つめてきた。そしてわずかに怒りの色が見えた。「シン君がピアノが弾けないことが、私に相応しい人間かどうかなんて関係がない事でしょう?」信じれないとばかりに、チェギョンが憮然とした顔で答えた。「そうだね。僕もそう思うよ。だから僕はピアノが弾けないことを、チェギョンに相応しくない理由にはしないよ。」彼がそう言うと、彼女はやっと表情を和らげ
シンは助手席に座るチェギョンを盗み見た。彼女はさきほどから妙に静かに座っている。まるで存在そのものを隠しているよう見さえ見えるほど。「…レッスンへ行きたい?」シンは静かに問いかけた。あまりにも彼女が大人しくしているせいで、胸騒ぎがしたからだ。このままスタジオまで連れて行ってもいいけれど、何故だかチェギョンはそれを望んでいないような気がした。「え…。」ふっと我に返った様子の彼女が、シンを見つめてきたのが分かる。「僕の家にどうかな。」「シン君の…家?」「そうだよ。」シンは明るく答えて
シンはチェギョンの待つ楽器店まで車を走らせた。電話の向こうの彼女はなんだか元気ないような気がした。可愛い恋人の心配事は自分が助けてやりたい。彼女に出逢った瞬間に―――子どもの時もそうだった―――シンは妖精に虜になってしまった。多くの男たちが彼女の魅力に惹かれるだろうけれども、自分とチェギョンは特別な間柄だと信じている。二人の間に見えない電気が走り、惹かれ合い、そうして二度と離れられない。兄のアレックスが義姉のリズに感じた感覚は、シンがチェギョンに感じたそれと同じなのだろうか。いつか兄に尋ねて
チェギョン・リンジーは薄く開けた扉の中を覗きこんだ。薄暗い講義室には、既に200人ほどがいるように見えた。きょろきょろと注意深く周りを見渡し、彼女はするりと中に入った。そうして父のリンジー医師を探す。ついでにとは言っては何だけれども―――実のところはこちらが本当の目的で、父に忘れものを届ける方はおざなりな気分―――恋人のシン・ジェラード医師の姿を探した。朝、父が「今日は大学で講演会があるんだ。」と話しているのを聞き、チェギョンは「シン君もそれに行くみたい。」だと父に答えた。その時、一瞬だ
チェギョン・リンジーの人形のような顔を講義室前方の扉のガラスから、シン・ジェラードは見つめていた。彼の端正な口元が、ややだらしなく緩んでいたとしても、致し方ないだろう。あの妖精のようなチェギョンは、彼の何よりも大事な恋人なのだから。チェギョンの真剣な横顔や、ノートを取るときに視線を落とすと揺れる長い睫毛の様をシンは飽きることなく見つめていた。時に、瞬きさえ忘れ愛しい恋人を見つめ続けた彼の目は、充血していた。彼が己の職業―――-非常に優秀な医師との評判―――をも忘れ去るほど、彼女に夢中なの
9月6日チェウォン主演演劇「さようならマルパンさん」5日はナウンが!そして6日はチェギョンとレイチェルが観劇したようですね(*^^*)連日のメンバーの観劇にチェウォンも心強かったでしょうね!昨日のチェウォンすんごい楽しそう(*^^*)V-LIVEのAPRILチャンネルにポスター撮影ビハインドがUPされました!web訳して転載します>>(かなり意訳の部分有り)APRILチェウォン演劇‘アンニョン、マルパンシ’ポスター撮影現場ビハインド!こんにちは皆さ
赤い小さなパフスリーブのカットソーに、赤いストライプの膝丈のふんわり大きく広がるスカート。白いバレエシューズを履いたチェギョン・ジェラードは、どう見ても新妻には見えない。本人はまるきりそんなふうに他人から見えていることなど知らず、大好きな夫が迎えに来るのを今か今かと待っていた。チェギョンにとっては都合の良いことに――――そして、夫のシンにとっては都合の悪いことに―――大学近くのカフェは学生たちでにぎわっていた。雨が降りそうな気配もない夏の昼下がり、大きな目をキラキラさせて一人で座っている
朝から上機嫌のチェギョン。それはシンからお土産で貰ったネックレスを付けているから。朝の挨拶で目敏くそれを見つけたのはヘミョンだった。「あら!どうしたの?素敵なネックレスね、チェギョン」「ありがとうございます!シン君から頂いたんです!」一気に視線がシンに集中する。「どういう事?え?お土産?私達には?え?ないの?嘘でしょ?出しなさいよ!ホラ!!」ヘミョンの尋問は恐ろしいもので、親であっても中々止めに入る事ができなかった。お土産だと言ってしまったチェギョンも、言
チェギョン・リンジーは、涙を堪えて必死に脚を動かした。じっと一点を見つめていないと、すぐに崩れ落ちそうになっている。自宅が見えてきた。チェギョンは走り出した。もう1秒だって我慢できそうにもない。いったん涙が零れたら、きっとこの場から動けなくなってしまう。バタン勢いよく玄関ドアが閉まり「チェギョンなの?」母のリンジー夫人が奥から顔を出した。「ママっ」チェギョンは小さな少女のように母に小走りに近づくと、勢いよく抱き付いた。「どうしたの?あらあら」母が笑い出した。チェギョンはぎゅっと
兄夫婦が立ち去り、シンはホッとした。義姉のリズはいちいち自分のことをからかってくる。けれども、そんなリズがいることで、兄のアレックスとの関係が少しばかり変化したことにシンは気づいていた。昔から優等生だった兄は、憧れでもあると同時に、決して乗り越えることができない大きな壁のような存在だった。兄弟だから気を遣うことはないにせよ、兄と自分の“違い”を感じるようになってからは、無邪気にまとわりつくことができなくなった。ところが兄の前にリズという女性が現れてから、兄のアレックスが変わった。欠点の