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ちなみに我が『自由の翼団』は、魔法薬を自給自足しているので、買う必要はない。「ほら、最近王都でゴタゴタしてんだろ?そのせいか北大陸の税関がトンデモなく値上がりしてんだ。お陰で東大陸の品が薄くなっちまって」「ほうほう」「だからよ、どこかの雑貨屋に置かれてたら、多少値が張っても構わねえから買ってきてくれ。こんなもん冒険者ギルドに依頼するまでもねえし、おれぁこの店を離れらんねえし⋯⋯」俺は道具袋の中からガラス瓶を取り出し、店主の鼻先に突き付けた。「こんなんでいかがでしょう。飲んでよし、つ
カクヨム前のエピソード――冒険者修行をしよう贈り物をしよう/出発の時「さて……」夜、マナカーゴ内。俺は自分の寝所で、修理道具を広げていた。剣の手入れをするために、ウェンディから渡された砥石セット。それに、ウイングから貰った魔法書。最高学府で使用するもの、というのは伊達ではなく、本書には魔晶の作成法、再活性化法が載っていた。「えーとどれどれ……」魔法書を開く。『魔晶の作成には、マナ濃度が高い鉱山で採れた水晶、宝石などの鉱石が用いられる。これらは形成される過程でマナを含有し
「御教授、ありがとうございました……」ウイングに背中を叩かれ、俺はフラフラの足を引きずりながらマナカーゴに向かう。中々に辛い日々ではあるが、それでも――。「……ん!」「パティ……」マナカーゴの傍らに、パティが立っている。その手には、蒸かしたトウモロコシを握って。「ありがとう。パティ、あの……」「⋯⋯ん!」「あっ……ああもう……」パティは俺にトウモロコシを渡すと、すぐに車内に引っ込んでしまう。恐らく、ゼラから俺を労わる様に言われたのだろう。ただそれだけの事で、あち
カクヨム前のエピソード――前だけを向こう冒険者修行をしよう***その翌日から、本格的な剣術の訓練と、ウェンディに同行しての冒険者稼業が始まった。毎日のルーティンは、こんな感じである。まず朝。「よーしパティ子、今日はオレがご本を読んでやろう!レイン叙事詩って知ってるか?」「ん、むー⋯⋯?」「な、なんで不満げなんだよ!?面白いぞー?」と、パティの面倒はウイングが見てくれている。それを横目に、草原の上で剣術の訓練が始まる。「――始め!」まず体力作りのために走
カクヨム前のエピソード――団長から魔法を学ぼう少しだけ歩み寄ろう***股間に重大な損傷を負い、男としての死を迎えかけたが、ウイングによる懸命な治療で俺は一命を取り留めた。そこから二日ほど経った。ウォート村を出てから、一週間とちょっとが経った事になる。治療して貰って分かった事だが、この世界に、回復魔法の類たぐいは一切ない。怪我や病気は、薬か自然治癒に頼る他なく、致命傷を受けてしまったらそこで終わりだ。唯一、光魔法『レイズアップ』や『パルス』で痛覚を和らげることは出来るが
カクヨム前のエピソード――仕事をしよう団長から魔法を学ぼう***三つの依頼を終わらせた俺は、追加で依頼を受けようとしたところ、ゼラが本格的にへばってしまったため、仕方なく拠点に帰る事にした。近隣の村の依頼主である果樹園の方々からは、俺達が子供だからか、リンゴなどの果物をお土産に頂いてしまった。ギルドに確認しても、特に問題は無いらしいので、ありがたくパイの材料にさせてもらおう。「パティ子、これは私が労働に勤しんだ対価として貰ったおいしいものです。パティ子も一緒に食べましょう」
somethingnewone2(光と共に…/ルミエール・ラピ)(旧:未来を救う為に何が出るのか!)ブログのsomethingnewone2ブログトップ記事一覧画像一覧”心穏やかにあり続けていると~守護霊様からのメッセージ~”””””㉖C♦仕事をしよう。桐道さん小説作品紹介(異世界で転生…)”””””””NEW!2020-08-3118:43:00テーマ:ブログ「これから毎朝、走り込みをするわよ」「んぐ、んぐ……ぷはっ。私に死ねと
古川雄輝@yuki_furukawaHPでエモ(くな)い携帯壁紙をつくりたいその4映画ライチ光クラブの古川ゼラの写真を加工して作りました。原作も映画も大好きです。後半、狂っていくゼラの仕草がウィリー・ウィンカのようでもありました。加工前↓この写真、本当に中学生みたいで好きなんだよね。加工後↓わかりにくいですが、背景に秘密基地の写真も合成しています。ニコのも作りました。他のも作りたいけど、写真の切り抜きが大変だからやらない。ゼラ&ジャイボのを別デザインで作りたいか
「これから毎朝、走り込みをするわよ」「んぐ、んぐ……ぷはっ。私に死ねと言うのですか」「あら、まだまだ余裕そうじゃない。シャーフ、ゼラが逃げないように見張っていてね」「俺ですか」「ぜぇぜぇ……私のやる気を保ちたければ、パイを焼きなさい」偉っそうに。しかし、こいつのやる気が出ることは、遠からずパティにとっても良いことであるのは確かだ。「ったく⋯⋯材料費はお前も出せよ」「あら、良いわね。お姉さんもご馳走になろうかしら。パティちゃんも、ね?」「んむー⋯⋯⋯⋯」「もう、そんな眉間に
カクヨム前のエピソード――パイを焼こう仕事をしよう***明け方、眠りが浅くなる頃に夢を見る。穴を掘っている夢だ。焼け落ちた村で、俺はひとりで穴を掘っている。『坊っちゃん、どうか娘を⋯⋯』耳朶じだにこびりついた最期の言葉が、全身を這う蟻走感に変わる。決して安らかとは言えない死に顔を弔いながら、全身を掻き毟りたくなる衝動に襲われる。「は、はは⋯⋯」穴を埋めながら、自嘲的な笑いが溢れる。しかし、それは逆に救いでもあった。スミス氏の遺言は、臆病な俺にとって、復
相変わらず口調は慇懃いんぎんだが、無礼な奴だ。しかし、どうしてここまで頑なに働かないのか……いや、働きたくないという欲望は誰しも持っているが、子供とはいえ、ゼラのそれは度を越している。俺は、試しに聞いてみる事にした。「お前は、どうしてそんなに不労を貫くんだ」「私はとある場所で、偉い人だったのです。正確には、偉い人の跡継ぎでした」捨て子だと思っていたが、どうやらそういうわけでもなく、出自はきちんとしているのか。確かにゼラの見た目は子供ながら整っており、身なりをきちんとすれば、
カクヨム前のエピソード――町に帰ろうパイを焼こう***ウォート村で過ごしていた頃、俺が愛していた冒険譚『レイン叙事詩』。その作者が、冒険者集団『自由の翼団』団長のウイングであった事に驚きはしたものの、特に感動することは無かった。あの冒険譚に夢中になって、村人に読み聞かせていた日々が、遥か昔のことのようだ。物語の続きが気になる気持ちも、村と一緒に焼けて無くなってしまったようだった。ウイングはどうやら、冒険譚を書くにあたり、この『自由の翼団』での実体験を元にしていたようだ。
カクヨム前のエピソード――ゼラ先輩と卵を取りに行こう・2町に帰ろう***明け方になった。そろそろゼラを起こそうとして、身体を揺すろうとしたその時、洞窟内に忍び寄る影があった。「ようガキども、おはようさん!」「……団長?」「そうだ、団長だ。いやー焦ったぜ、なかなか帰ってこないから、二人してトカゲに食われたかと思った!」影の正体はウイングだった。「迎えに来てくれたんですか?」「おうよ。気づいてねーみたいだが、湖の横っちょに道があんだよ。マナカーゴが通れるくらいのな」なん
『ええ!それでですね、それを使ってやってもらいたい事がありま■■、■■の地に――あっやばっ!また妨害■■――』そこで、女神からの神託は途絶えた。前も『連中に妨害されて』とか言っていたが……神々の敵対勢力って言ったら悪魔か何かか?「……ッ!」そして、時が動き出した。空高く舞い上がった俺の身体が、ゆっくりと落下して行く。その着地地点には、ロックドラゴンが口を開けて待っていた。今は、胡散臭い女神の事なんてどうでもいい。ハルパー。この場を切り抜ける為に、せいぜいその力を
カクヨム前のエピソード――ゼラ先輩と卵を取りに行こう・1ゼラ先輩と卵を取りに行こう・2「じゃあ、団長の所に戻ろう」「⋯⋯あ」心なしかゼラの顔色が青ざめているような気がするし、膝が軽く震えているようにも見えるが、きっと気のせいだ。「グルル⋯⋯⋯⋯」そして、背後から地響きのような音がしているのも、気のせいだと思いたい。「⋯⋯⋯⋯」ゼラの目は俺ではなく、俺の肩越しに彼方を見つめている。その視線を追って恐る恐る振り返ると、そこには岩でできたような鱗を持つ、巨大なトカゲがいた。
⋯⋯と、心の中で語彙力のかけらもない悪態を吐くほど、俺の精神は追い詰められていた。「ぐぐ⋯⋯。あ、アレがロックドラゴンの巣か?」歯を食いしばりながら湖の畔を見回すと、遠くに木片を寄り合せた、鳥の巣のようなものを発見した。「恐らくアレでしょう。今夜のごはんです」「⋯⋯というか、魔物の卵って食えるのか?」ぴょんぴょんと跳ねるゼラを横目で見つつ、素朴な疑問を口にする。「は……なんですと?」「いや、魔物って死んだらマナ結晶になるだろ?卵も例外じゃあないんじゃないか?」この依頼は
カクヨム前のエピソード――冒険者になろうゼラ先輩と卵を取りに行こう・1***西大陸南方にあるクインの町、そこから更に南下した場所に、ヴァロー峡谷がある。切り立った崖が連なった険しい場所だ。草木が少ないが生き物は存在し、過酷な環境を経て、魔物に変化した動物は、強靭な甲殻や表皮を持つ者が多い。更に、ここは南大陸サンドランド王国との国境が近い。南大陸は、マナの発生源とされる"世界の最北端"から遠いからか、自然が豊かな西大陸と比べ、砂漠地帯が国土の大多数を締めている。その砂漠
「同じようなもんだろ。いちいち細かい奴だなー」細かい事を気にもする、なんせ以下略。それからウイングと一緒に町を出て、馬車が停めてある街道の路肩へと戻った。馬車の傍ではウェンディとゼラとパティが、遅めの朝食を摂っていた。ウェンディは俺の仮面姿を見て眉をひそめ、剣の鞘でウイングの頭をぶっ叩いた。「⋯⋯団長、悪ふざけはやめなさいよ」「痛ってえな!ふざけてねーよ!こいつの御尊顔が目立つから、オレなりの配慮をだな⋯⋯」「ならゴーグルとかで良かったでしょう!ずっと仮面付けてるとか
カクヨム前のエピソード――村を出よう・1村を出よう・2/自由の翼団――『自由じゆうの翼団つばさだん』とは、世界を股にかける冒険者集団である。ギルドの依頼を受けて路銀を稼ぎ、気ままに旅をして、六大魔法師が遺した財宝を捜し当てるのを目的としている。メンバーは団長のウイング。副団長兼戦闘員のウェンディ。マスコットキャラのゼラ。そして新たに加わったのが、目つきが悪い金髪小僧のシャーフと、病床の少女パティ――。***「――と言うわけで、みんな拍手!」鳶色の髪の男――ウイン
つまり、この状況を打破するための、有益な情報は何一つ得られなかった。数日分の食料を買い、俺はパティが待つ⋯⋯いや待っていないだろうが、とにかく洞窟に戻った。「ひっ……けほ、けほっ……」「にゃあ」やはり、パティは俺の顔を見ると、怯えを見せる。猫は、俺の持つ荷物を目ざとく嗅ぎ付け、足下に擦り寄って来た。「はいはい、いまメシにするから……」「にゃおん」飯は大体が麦粥だ。パティはかなり弱っており、あまり重いものは食べられない。少し前から空咳からぜきをする様にもなっており、薬も
こんばんは!!今日は、朝から足に巻いてた包帯が強すぎたのか歩きづらく、締め付けられたのがあかんやった。出勤してすぐ、また巻き直し。。それだけでも、汗だら。。…。んで、今日は軽く上司に注意?らしいものを受けました。。ま、自分で気には申し訳ない感じに誤りつつあったんですが。。上司にはなんか納得行かなかったようで…キレられる羽目に。。周りの人からも、あそこまで言わなくても良さそうなことじゃね?的なま、以前の上司が優しすぎたのもあるのでしょうが今の上司は、ちょっと些細なこと?
ライチ光クラブ内藤瑛亮監督古川雄輝さん野村周平さん中条あやみさん間宮祥太朗さん池田純矢さん藤原季節さん岡山天音さん戸塚純貴さん松田凌さん柾木玲弥さん破壊的で幻想的な世界に本物の美しさと破滅を呼ぶうつくしい。愛。服従。嫉妬。ストーリーは、14歳の光クラブの王、ゼラ(古川雄輝さん)が駒として同級生を服従。大人を否定し、美しさを求めてロボ(杉田智和さん)を開発。ロボに若い女(中条あやみさん)を誘拐させるがロボに人間の心が芽生え始め、やがて崩壊へと進む。美しさで言えば、BL
放置していたクラスクエストを終わらせたのでサバイバルマニュアルであっという間に採掘師と園芸師が71になりました。今回もいつもの装備交換です(*´艸`)うちの子、ゼラはこの子だけなので自キャラでも黒い鱗の背中みれた💕褐色肌に黒い鱗だと締まってみえてやっぱりいいね!毎回黒にしていた染色を今回は赤で。クラフターも20まで上げつつやってるから今日辺り、ギャザラーカンストできるといいな。
2020年6月17日発売のV系音源を紹介します。■アルバム「サイノ筐ニワ~31-8520~」賽ノカラ筐賽ノカラ筐【初回盤】Amazon(アマゾン)2,390円賽ノカラ筐【通常盤】Amazon(アマゾン)2,200円「キセルの華」ゼラキセルの華Amazon(アマゾン)2,750円
パズドラに久しぶりにログイン環境が……代わりまくっていてビビるなう:(´◦ω◦`):まぁゆるゆるパズルする予定好きなパーティで(◜௰◝)私らしいでしょアザゼルですらめちゃめちゃターン数かかるww4~5ターンかけました🤪らめ
カクヨム前のエピソード――ウイングと一緒に行こう遺跡へ行こう待ち合わせ場所の酒場にたどり着いた。辺りはすっかり暗くなり、点々と設置された灯りが、白い砂レンガの壁を煌々と照らしている。「こっちは貧民スラム街だな。ゼラ公もお前も、あんま危ねえとこに行くなよー」「や、知りませんでした」確かに――昼は気づかなかったが、『自由の翼団』宿がある町並みと比べて、ここは建物の壁や地面の舗装が所々剥げている。明確に区分けされているわけでもなさそうだが、ウイングの言う通り、この辺は貧困層の住
おはようございます😃🌇🐔🐣☀️💓🎵さくら🌸です(♡˙︶˙♡)早い物でゴールデンウィーク最終日やってたことはSNSとポケ森と散歩とお買い物…テレビは再放送が多くてちょっと面白くないものもありでもつい観ちゃうのもあり何となく観た美食探偵(*˘︶˘*).:*♡ドラマって見始めるとつい続きが気になります。ちなみに中村倫也さんちょっと好きな俳優さんですふと気づくと良い役で出てるミスシャーロックの巡査部長役好きでしたあとは孤狼の血のとき松坂桃李さんももちろんよ