エドワード・バッチがセントーリーの花を見つけた同じ秋、海岸沿いの隣村を散歩していた彼は、とある貿易商の邸宅の庭で、イギリスでは非常にめずらしい植物を見かけました。それは、小さなライトブルーの花でした。この小さな花の美しさに目を奪われたバッチは、住人の許可を得て、いくつか摘んで帰りました。この花はセラトーといい、その故郷は遠くヒマラヤです。人里離れたひっそりとした山間の僧院で、宇宙とつながる自らの魂の声に耳を傾ける密教僧たちがいるミステリアスな土地です。セラトーの花は、紺碧(こんぺき)の薄く紫がか