筋膜治療と言いながら、自然療法家が触ることを許されたという前提により、触れることができるのは、皮膚以外の何物でもない。しかし、まれに粘膜や毛髪という場合もある。皮膚を筋膜と言い換えて治療していたりしないだろうか。その言葉が、長く使うことを許されている理由は、多面体ユニットに包まれた各組織には階層がなくすべてがつながっているからである。そのため、施術家はとりたてて組織を区別することなく各々の概念の中で構築された名称によって、その呼称を決定することができる。決定した呼称がたとえ現実と違っていたとして