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わたしは空想妄想が時空を駆け巡り言葉遊びが飛び交うケレン味たっぷりの「アングラ芝居」が大好きで、紅テント黒テントに憧れて富山の田舎から上京した演劇少女だった。。。50年経ってもその嗜好は変わらず(笑)だけれども。。。決して相入れるはずもない、何処までも生真面目で硬質な舞台を創り続ける『劇団キンダースペース』の芝居に悔しいほどに惹かれてしまうのは。。。何故なんだっこのまま行けば自分的アカデミー舞台賞は今年もキンダーに贈ることになりそう(笑)昨日、西川口の同劇団アトリエにて『手紙』を観た。観
2020年11月4日、キンダースペース(西川口)の『手紙」を観劇させて頂いた。いつものアトリエが狭く感じるほどに、コロナ感染予防をし、しかも観客席は20名弱での苦心の公演である。開演前から明け放された舞台は、オレンジの照明の中で。籐椅子や、麻織りの絨毯、大きな葉の観葉植物などに、目の荒いレースカーテンが施され南国風である。風通しを必要とする室内だが、舞台と観客は感染予防のため、透明なビニールシートで塞ぎられ、観客までは風は届かない。劇が進むにつれ、時間が逆行し、時間が止まり、風どこ
西川口にアトリエがある劇団キンダースペースの「手紙(TheLetter)」を観劇しました。サマセット・モームの1924年当時の作品で、舞台は英領マレーシア・クアラルンプール。筋書きは省くが、8日まで。西川口のアトリエです。感染症対策しっかりやってます。俳優陣、凄いですね。はまってました。人間とは何か?内面をえぐりだしているように思います。電話048―255―4342
昨日は久しぶりに西川口の小さな小さな劇場で地元のキンダースペースという劇団で11/8までやっているサマセットモーム原作、原田一樹脚本演出「手紙」を観て来ました。主演はわたしの大好きな瀬田ひろ美さんです。観客を半分に減らし、ステージは透明なビニールで覆ってあります。夢のような1時間45分でした。
瀬田の高校時代の演劇部恩師、山本洋三先生が、昨日観てくださいました。↓★澄月堂雑録★「手紙」劇団キンダースペース@キンダースペースアトリエ(西川口)2020.11.1キンダースペースの俳優たちの成熟を痛感した。ベテランは、まさに脂ののりきったという感じだし、新人は実力を確実に身につけたという感じだ。最初から最後まで、隙なく緻密に構成された舞台に、演技の破綻や逡巡がまったく見られない。充実の舞台だ。観客数を20名に限定しているのに、奥行きもたっぷりとった舞台と客席の間には、感染防止
やっぱり観に行ってよかった以前にも迷ってキンダーの演劇を見逃して後悔したことがあったから思いきって予定を入れて観に行ったけどよかった素晴らしい。出演者だけでなく、全員で造り上げているまさにOneチームの芸術だった。感想はまだ書けてないけど、コロナ対策は十分にされているし、それは入退場のときだけでなく、演劇中もそれぞれのメンバーの日常も。だからきっと大丈夫。舞台と客席の間の透明なスクリーンも演出的にも効果があったしよかった!何回も通いたくなるなあ。
昨日は西川口・キンダースペースアトリエで劇団キンダースペースレパートリーシアター第47回公演「手紙」(作=サマセット・モーム、翻案・上演台本=原田一樹)モームの短編集の一編を戯曲化したもので、原作は1927年にロンドンで初演されている。朗読劇かと思ったら普通のストレートプレイだった。舞台はイギリス植民地マレーシアにあるゴム園。経営者のロバート・クロスビー(矢崎和哉=劇団昴)はある日、仕事で家を空けていたが、その夜、妻のレズリー(瀬田ひろ美)がロバートの友人であるジェフリー(宮西徹昌
劇団キンダースペース「手紙」観劇。芝居…良かったです。物語の核心となる事件が冒頭のシーン。あとはそれに関わる人物たちの心理を会話の中でなぞっていきます。私は1人の人物に焦点を当てて、心を寄り添わせ、その行動の正体を見極めようと、じっとそこばかりに集中していたのですがふと場面転換したあるシーンで別の主要登場人物の眼差しが強烈に気になってその人物の心理でこの物語を見たときにそれまで滞っていた水が急に流れ出したような感覚。あっ!と思わず声が出そうなくらい見えなかった何かの輪郭が浮
初日を観てくれた山名さんが書いてくれました。↓お疲れ様でした。いやあ、観に行って良かったです。内容も音響も背景も良くて、物語にどんどん引き込まれました。女性は孤独に弱いもの、どんなに愛されていても、自分が孤独だと感じたなら、それは不幸せを作る第一歩のような気がしました。そして、夫婦とは互いに自由な時間が少しあったほうが上手く行くみたいに感じながら観てましたよ。俳優陣の見事な適役も、多いに楽しめました。ありがとうございました。なにより、コロナ対策が確実に安全にされていて、立派だと思い
いよいよ、明日初日です。3日15:004日19:306日19:307日18:00の回がお席に余裕がございます。是非ご検討ください。お電話でのご予約は048-255-434212時以降にお願い致します。本日は二回通し、この空間をお楽しみいただけたら嬉しいです。http://www.kinder-space.com/bekko/www/re47tegami/frame.html
世界の十大小説というと、サマセット・モームのこのエッセイ。エッセイ自体は真面目に読んだことはないが、如何にこれらが素晴らしいかの駄弁を弄しているらしい。速い話が19世紀的世界で素晴らしい...端的に言えば、小説の醍醐味である「面白さ」を満喫させてくれるかどうかで選んだということ。このエッセイは五十年代に書かれたようであり、二十世紀を代表する....ユリシーズ失われた時を求めてが刊行されていたはずだが見向きもしない。そりゃこれらの大傑作には「面白さ」なんかありはしないから当たり前。あ
書くかどうか迷ったけど…やっぱりこの小説の感想も簡単に書き留めておこっと。『月と六ペンス』が面白かったのでサマセット・モームの短編集Ⅰ『雨・赤毛』狂信的な布教への情熱に燃える宣教師が任地へ向かう途中検疫のために南洋の小島に上陸する。彼はここで同じ船の船客であるいかがわしい女の教化に乗りだすが重く間断なく降り続く雨が彼の理性をかき乱してしまう……『雨』は世界短編小説史上の傑作と言われている。ですが、、、私には刺激が強すぎた。
今日は「手紙」公演(10/31-11/8キンダースペースアトリエ)http://www.kinder-space.com/bekko/www/re47tegami/frame.htmlの為、アトリエにて大道具製作の日。感染対策をとり、数名での作業は時間がかかりますが、これも大事な演劇作りの一貫。大切に大切に進めております。この「手紙」の上演台本がテアトロ11月号に掲載されました。翻案は演出の原田一樹です。また、見開きには「手紙」の広告も掲載されました。大竹しのぶさんの隣です!★今
「手紙」の一部では異国語を話します。昨日は先生に指導していただきましたhttp://www.kinder-space.com/bekko/www/re47tegami/frame.html書き人:せた
愛と芸術を求めるには人生は短すぎるサマセット・モームこの小説は面白かった。ある夕食会で出会った、冴えない男ストリックランド。ロンドンで、仕事、家庭と何不自由ない暮らしを送っていた彼がある日、忽然と行方をくらませたという。パリで再開した彼の口から真相を聞いたとき、私は耳を疑った。四十を過ぎた男が、すべてを捨てて挑んだこととは――。ある天才画家の情熱の生涯を描き、正気と狂気が混在する人間の本質に迫る、歴史的大ベストセラー。たくさんの翻訳で出版
次回公演【手紙】のサイトが出来ました。http://www.kinder-space.com/bekko/www/re47tegami/frame.html〈詳細情報をこれからも付け加えて参ります。〉皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。以下、ご案内です。↓劇団キンダースペースレパートリーシアターVol.47【手紙】作/サマセット・モーム翻案・演出/原田一樹モームは結末の一言、一つのオチを書くために短編を書いた。とよく言われる。チェーホフと比べ文学として劣ると
本日はあの事件の起こった日です。亡くなられた方々の、ご冥福をお祈りしたいと思います。先日、BSで映画「摩天楼はバラ色に」をやっていて、80年代な音楽とバロックな服装と髪型を堪能しつつ、遠景にちらりと映った世界貿易センタービルを見て、ドキッとしてしまいました。この映画、確か新宿で見ましたが、当時ものすごい数の女子高生の皆さんで映画館がすしづめ状態で、人生で最初で最後の「多くの女性に囲まれる」体験をしました。居心地悪かったなあ。てか、今、見るとかなりセクシャルな場面もあ
さあ、そろそろ、しっかりと本腰入れて準備に入るぞ!★レパートリーシアターVol.47「手紙」上演します!作:サマセット・モーム演出:原田一樹10/31〜11/8キンダースペースアトリエ。私、レズリー・クロスビー役、主演させていただきます!★そしてその3週間後には、ワークユニット2020中間発表公演。私、演出させていただきます!今日はユニットの稽古でした。いやあ、芝居の稽古は楽しい!これから色々沢山吸収して、良いもの作るぞお〜〜〜♥♥♥「手紙」サイト、近々公開します。
他の巻ⅠⅡⅢⅣ小説内の金銭事情感想この長い物語も、最終巻となった。子供を抱えて難儀しているミルドレッドを、見つけてしまったフィリップ。どうしても見過ごすことが出来なかった。性愛とは別のものに突き動かされていた。この小康状態の中に挿入される、あの怪しい株屋マカリスターの口利きで手を出した株投資の成功。足の手術も成功し、彼のコンプレックス軽減に役立った。そんな状況で、ミルドレッドは遅まきながらフィリップと共に暮らして行こうと思い至り、初めて自ら愛情を示す。
他の巻ⅠⅡⅢⅣ感想貢ぐだけ貢がされて、ミルドレッドに逃げられたフィリップが知り合ったノラ。このノラの母性的なイメージに、心の平静を取り戻す。そこへ、妊娠した上捨てられたミルドレッドが戻って来たため、あっさりノラを捨ててしまうフィリップ。この辺り、ひどい奴だと思うが、フィリップはミルドレッドに絡め取られた、まさにこの小説の原題である「OfHumanBondage」状態。ミルドレッドが女児を産み、擬似家族を楽しむフィリップだが、今度は親友だと信じ切っていたグリフィ
新型コロナの話題が霞むほど、雨降ってますな。風も強いので、カラスが騒いでるエンリオ・モリコーネが亡くなりましたな私は映画ファンでは無いので、記憶に残る曲も無いけど、せっかくの機会だから、いくつか映画を観てみるか。それはそうと、続きましての映画DVDは『人間の絆』(痴人の愛)です〜この映画、原題は『OfHumanBondage』(人間の絆)ですが、邦題は『痴人の愛』。谷崎潤一郎の小説『痴人の愛』とは無関係だそう。自伝的という原作は、イギリスの小説家サマセット・モーム『人間の
他の巻ⅠⅡⅢⅣ感想ロンドンの計理士事務所で働くものの続かず、パリでの画学生生活を始めるフィリップ。フィリップの人生観に大きな影響を与える、クロンショーとの出会い。この時期の先輩画学生ファニー・プライスが強烈。全く画力がないのに、自信だけは満々で知識も豊富。フィリップに気があったが、極端な貧困のため、最後は首を吊った。その絵の道も、講師のフォアネに平凡な画家以上にはなれない、と宣告されて諦めるフィリップ。だがフォアネ自身も、たった一枚が評価されたため、人生を見
他の巻ⅠⅡⅢⅣこの小説は二十代で最初に読み、その後十年ほど前に再読してコチラにレビューしているが、今回三回目の読書。かなり長大なので、一巻毎にレビューを進めて行こうと思う。例の「今でしょ」の林修が、本書を愛読している様だ。作品が発表されたのは1915年(105年前)モーム本人感想主人公フィリップ・ケアリが母親に死なれ、葬儀が行われるところから始まる第一巻。子供のいない伯父夫婦に育てられるが、親の様な潤沢な愛情は受けられず、先天的な内反足のため、厳しい学校生
6月24日(水)四条烏丸実施しました。きれいな状態で手元に置かれていたその本たちは、まだ赤さが残る夕景の街並みに星と月を輝かせているようでした。そしてようこそお越しくださいました。きみが好きだから、きみの住む星が好き。その星で画家は絵を描くし、高校生たちはさまざまに物思う。そんな星で奏でる音色はなんでしょう。チェロ、ギター、コントラバス、そしてピアノ。調和されたとき、ひとつになってみんなが心地よい。今日はとりわけ、本の世界に酔いしれたひとときでした。次回も心地よさ
SNSである方が書かれていたのを見て知ったのですが、昨日6月25日は武井武雄さんのお誕生日だったそうですね。そして今日は私の結婚記念日です。(誰も聞いてません(^^;))武井武雄さんの絵はとても好きなのですがこの刺繍図案集は特にお気に入りの一冊です。この本は1928年に出版された『武井武雄手芸図案集』が復刻されたもので、復刻版が出る前の古書の時から知っていて、素敵だな~と思っていて、でも古書はかなり高い価格で取引されていたので、復刻版が出たときは、もう喜び勇
7日間洋書ブックカバーチャレンジ勝手に番外編Themoonandsixpence月と6ペンス-W.SomersetMaugham—————Lifeisn’tlongenoughforloveandart.愛と芸術を求めるには人生は短すぎる。サマセットモーム
通俗作家である語り手「私」は、以前知り合いだった前衛画家チャールズ・ストリックランドについての想い出す。生前認められなかった彼の絵は、死後に高く評価されるようになり、天才と呼ばれるようになっていた。「私」は彼と個人的な付き合いがあった作家として、この回想録を記すことにする。ストリックランドには「原始の何か」を感じさせるところがある。この性質は、彼自身の内部から溢れる根源的な「精神性」であり、彼はこの何かを絵画として表現しようと苦心する(そのためには、家族や友人をも顧みない)(182)。
この作品のモデルは………。「風と木の詩」のモデルとなる映画があった。この人物は誰で、こちらは誰でと、登場人物にもあてはめられる。そう聞かされましたとき、まさか!と思いました。そして、今朝当該の映画の名前を知り、「If………」って………。観たことある映画でございました。どこが?どこがモデル?誰が誰なの?どこがどこなの?………自分、読解能力激落ちしてんの????で、竹宮さんご自身、この映画をモデルとおっしゃられたことを確認し、落ち着いた今、〝モデルとは何か?
洗足池のサツキです赤やピンクに、色鮮やかに咲いています情熱的な赤いサツキと、落ち着いたダークブラウンのGOLFが、対照的な美しさを出しています見事な赤い色を見て、スタンダールの名作「赤と黒」を、思い出しました主人公のジュリアン・ソレルが、情熱を持って出世と恋愛に、生きていく超名作です各章の冒頭に、章を象徴する名詩が載っていて、どれも胸に刺さりましたさすがはサマセット・モームの選ぶ、世界10大小説に入る作品だと思います