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ひとつの物語が終った全48巻第1部、群雄割拠完結人生とは、人とは大儀、正義、野望駆り立てるのは野心か、欲望か短い生涯で何を成せるだろうか
PHP新書:海上知明著:「戦略で読み解く日本合戦史」の「平治の乱」を読みました。平清盛らが源義朝らの反乱を鎮圧した様子が書かれている「平治物語」が、「孫子」とクラウゼヴィッツの「戦争論」に明るい作者だと指摘し、実際どのような戦略で勝利したか、分かりやすく記されている。人質として捕まっていた二条天皇、後白河上皇を策を以って奪還し、敵同士を離反させ、目的を失い士気が下がった相手に殲滅戦を行い、相手が有利な内裏に陣取ってるので撤退戦と見せかけて、内裏から離れた場所まで深追いさせて、内裏を焼
おはようございます😃朝まだ日陰のピンクユキヤナギにクリーム色の蝶がいました。スジグロシロチョウの春型のメスのようです。近付いても逃げないので何枚も写真を撮りました。綺麗な姿を見せてくれてありがとうヒトの世界の隣のセカイ⑥クレマチスがまた一段と伸びてきました。お隣に出張する枝も・・・!おうちに戻して鉢と鉢の間隔を少し広げました。失敗したのはヘリオトロープです。夜の冷え込みで花ばかりか葉も傷んでいますこれからは夜は家に入れようと思います。準観葉植物扱いしないとい
第4389回「「孫子・戦略・クラウゼヴィッツ」守屋淳著日経ビジネス文庫」孫子とクラウゼヴィッツは共に優れた戦争論なのですが、同じことについて全く逆の意見を主張しているところがあります。例えば孫子では「スパイを大いに活用し、情報を収集すべし」としているのに対し、クラウゼヴィッツは「スパイからの情報をうかつに信用するな」としています。これは、孫子が、戦争の準備段階での戦略について書かれており、クラウゼヴィッツは、いざ戦争が始まったらどうするかについて書かれていることによる差です。孫子は
クラウゼヴィッツは芸名。実は神聖ローマ皇帝だったルクセンブルク選帝侯のオットー家の一員です。第二次世界大戦でも、オットー家から大日本帝国陸海軍に参謀としてオットー家の一員が来ていました。オットー家はオドアケルの子孫で、うちの分家です。実は聖女ビンゲンのヒルデガルドもオットー家です。だからビンゲンのヒルデガルドは魔女なのに、なぜかキリスト教の聖女に数えられました。
『逸を以って労を待つ』鋭気盛んで、疲労のない状態で敵兵の疲労を待つ兵法です。現代ビジネスでも多く引用されると、私は思います。私が聞かないだけなのだろうか?皮肉になりますが、数十年前に比べ兵法書や戦争論などの古典を読まれる方や、すすめられる話が、減り啓発本などの二番煎じを目にするようなっている気がします。様々な策を仕掛けるだけが戦術でも戦略でもありません。ライバルの動きを落ち着いて把握し、好機到来時に、一気に策を講じることで最大の効果を生み出すこと
※今すべき事?こぼれ玉拾いに行け!とフランス政府にリベンジするのが本来の目的で、そのためにフランス軍をやっつけるのが今の目標。なので。今この瞬間はフランス政府のことはひとまず置いといて目の前のフランス軍をやっつける事に細心の注意を持って、淡々と、冷静に、全身全霊を注ぎ込む事ですっ、と力説したのが約200年前のプロイセン(現ドイツ)の軍人カール•フォン•クラウゼヴィッツ。目的と目標をごっちゃにしちゃダメです
「最も正しい戦争よりも、最も不正なる平和をとらん」、と古代ローマのキケロが説けば、後世アメリカではフランクリンが「良い戦争、悪い平和なんてあった試しが無い」、と述べる。対して、やはり古代ローマのタキトゥスは「悪しき平和は戦争よりも悪い」と主張した。平和な状況であっても公平で公正な社会で無ければ、民が苦しむのは戦時と変わらないってコトらしい。陛下「深い反省」踏襲=戦没者追悼式全国戦没者追悼式が15日、日本武道館で開かれた。初めての参列となった天皇陛下はお言葉で、上皇さまが..........
いいね!戦争新聞に気になる図書紹介がありました。「いいね!戦争」p・w・シンガー、E・T・ブルッキング著日大教授の論評によると、「傍観者全員が戦闘員になり得る」19世紀の軍事学者クラウゼウィッツの有名な言葉。「戦争とは他の手段を持ってする政治の継続である」もし、彼が現代の有り様を目の当たりにすれば、「戦争とはSNSの継続である」と表現するかもしれない。現代の戦争や政治は、サイバー空間内でやり取りされる情報と密接な関係を持っており、本書はその現場を明快に描く
移動中の読み物に最適(?)
先日、職場の懇談会にて指摘されて気付いたのですが、私は部下に対して指示をした後、必ず最後に「やらなあかん」という言葉を付け加えるそうです。口癖なので、私本人は全く意識しておらず、指摘されてみると、「そうかもしれないな」と気付く始末。別に、私は関西出身でも、関西在住の経験もないので、「やらなあかん」と関西弁になる必要はないのですが、この言葉を発する時の、自分の思考と行動を追っかけてみると・・・「今、これをやっておかないと、後々こんなリスクや課題が生じる」という自分なりのリスク分析
ノーマル4-4をクリアしたのでクラウゼヴィッツを入手しました。今回はクラウゼヴィッツの考察です。(あくまで個人的見解です、参考程度にしてください)簡単にスペックから上の画像では表示されてないモノのみ。オレンジ字はこの状態での表示された数値。【装備】主砲副砲/魚雷副砲/対空砲対空砲強化部品コスト65【スキル】アクティブスキル:攻撃範囲内一番近い敵に3発の砲弾を撃ち込む。一発ごとに砲撃火力値の96%の徹甲弾ダメージを与える。準備時間36
正直言えば、日本人は戦争を知らない。勝手に被害者ヅラして、戦争=悪と全否定する。彼らにとってはソレはアンタッチャブルであり蓋して捨てたいようだ。まあ一部の不穏な勢力による情報妨害/教育阻止が図られて来ているためだろうし、はからずもGHQの政策と隣国からの内政干渉が効果的に発揮されている証左でもある訳です。さて、では戦争とは何か。かのカール・フォン・クラウゼヴィッツの言葉を借りれば、それは政治である。それも、力でもって相手に我が意志を強要する為のもの。純然たる外交そのものと謳っているよう
>>ブログランキングで政治記事チェックor応援クリック昨日のデモの意味についての考察からデモで社会は変わるのか?という問いかけという昨日の記事で私は、「デモとは一揆や反乱といったどうしようもない不満の表明を、民主制下において非暴力的にデモンストレーションしたものじゃないか?」と書きました。実は昨日、この考察を終えたあとで政治談義をリアルにしてまして、その中でふと及んだことがあります。「そういえば・・・クラウゼヴィッツも中世の貴族同士の戦争を”制限戦争”と定義していたなぁ」と。こ
本書は戦略論の名著であるクラウゼヴィッツの戦争論を解説している入門書の置付けです。そして、本書の特徴は学生との対話方式で話が進んでいく書き方です。内容ですが、「第一編クラウゼヴィッツとその時代」「第二編『戦争論』の内容」「第三編クラウゼヴィッツの受容史」となっています。入門と言うだけあって、「第二編」は『戦争論』で現在に共通する項目を解り易く紐解いてくれています。ただ個人的には・・・正直読み難い一冊でした。最大の理由は、「学生の会
【クラウゼヴィッツ「戦争論」を読むその21(国民総武装)】サイバー戦争の論者のなかには、「サイバー戦争では、(技術さえあれば軍人でなくても)私兵集団を組織して勝手に国防をやることができる」と主張する方がいます。その主張の妥当性を直接考える前に、「私兵集団」というものの性質を考察してみましょう。ここでは、「法律」の話は一切しません。特にサイバー攻撃に従事する民間人がハーグ陸戦条約の「交戦者の資格」を得られるかどうかは注目するべき話ですが(家のなかでパソコンに向っていることは『公然と兵器
【情報通信技術の発達とマイクロマネジメント後編】(つづき)「顔認証システム」を導入してマイクロマネジメントを行おうとすることがナンセンスである理由は、「マネジメント以前に、自分の出している命令はそもそも適切なものなのか」という反省がない(あるいは、そのための時間を奪う)という点です。そういう人は「わかりやすい」「もっともらしい」数字、グラフ、データに飛びつき、斜め読みしたハウツー本に書いてあった言葉や「必勝法」と組み合わせて偉そうに部下に説教をします。さも、自分が考えたことであるかのよ
【情報通信技術の発達とマイクロマネジメント前編】サイバー戦争にも関係ある話題で、非常に「わかりやすい」記事がありました。【働き方改革推進パソコン通じて働き方を可視化】⇒http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171017/k10011180471000.html簡単にいえば、「顔認証システム等の進歩によって、リアルタイムで社員の仕事状況を監視できるようになった」という話です。無料公開されている記事なので、詳細はリンク先をみてください。より一般化した
【「サイバー戦争」の定義】本来ならば月曜日は投稿しないのですが、話題好評につき投稿させていただきます。「サイバー○○」という言葉に関して、本ブログで用いる際の定義を述べておこうと思います。これらのなかには、国際的に用いられている定義と違うものもあります(いまの時点では唯一のグローバルスタンダードなどありませんが)。しかし、「サイバー戦争」の話を古典用兵思想の議論と接続するために、敢えて独自の定義をします。大前提として、次の単語を定義します。「サイバー攻撃」…コンピューター・システムのデ
【「サイバー手段を用いた戦争」と、「サイバー空間の中の戦争」】びっくりするくらい需要があるようなので、しばらくの間「サイバー戦争」に関する投稿を続けたいと思います。「サイバー戦争」をめぐる議論が大きく混乱している原因のひとつに、「サイバー手段を用いた戦争」と「サイバー空間の中の戦争(的な何か)」が混同されていることが挙げられます。この両者は、決定的に違います。「サイバー」と「戦争」の包含関係が、まるっきり反対なのです。「サイバー手段を用いた戦争」では、大きな意味での「戦争」があって、
【「サイバー戦争」という言葉を捨てよ~全ての論者に対する宣戦布告~】「サイバー戦争」はやはり注目する方が多いようで、多数のアクセス数をいただくことができました。当ブログにお越しいただいた全ての皆様、ありがとうございます。しかしながら、実をいえば、(いわゆる)「サイバー戦争」について扱うことは非常に心苦しいのです。なぜなら、「サイバー戦争」というものがいったい何を指すのか、全然定まっていないからです。「サイバー戦争」なるものに興味を持っている全てのみなさん、どうかこれだけは理解してくださ
【サイバー戦争に関する私見その3】(つづき)繰り返しますが、私個人の勝手な意見です。論文ではありません。妄想半分だと思ってお読みください。なお、「サイバー攻撃に用いられる手段」のことを「サイバー手段」と呼称することにします。これはルトワックの5つの次元(大戦略・戦域戦略・作戦・戦術・技術)をサイバー攻撃に当て嵌めた場合の、主に「技術」と低レベルな「戦術」を指します。歩兵でたとえるならば、小銃の性能から小銃射撃の手順と精度、分隊レベルでの戦術動作が含まると考えてください。あえて言葉を定義
【Auftragstaktik~分権的な軍隊指揮~その3】先日より、以下の記事を翻訳しています。「Auftragstaktik:DecentralizationinMilitaryCommand」⇒https://www.realcleardefense.com/articles/2017/04/28/auftragstaktik_decentralization_in_military_command_111267.htmlAuftaragstaktikとはドイツ語の
【Auftragstaktik~分権的な軍隊指揮~その2】先日より、以下の記事を翻訳しています。「Auftragstaktik:DecentralizationinMilitaryCommand」⇒https://www.realcleardefense.com/articles/2017/04/28/auftragstaktik_decentralization_in_military_command_111267.htmlAuftaragstaktikとはドイツ語の
■自由と民主主義を売り飛ばした曲芸師、もしくは、遅れてきた殲滅戦の狂信者突如、世界に厄災をもたらす2匹の大蛇が現れた―。欲望の赴くまま全てを飲み込み、厄災をまき散らす2匹の大蛇は、自由を愛する人々にとって脅威以外の何物でもない存在であったが、似た者同士の2匹は、なによりも互いを忌み嫌っていた。自由を愛する人々は「膨張し合う2匹の大蛇はいずれ激突する、ならば互い同士を戦いあわせ、共倒れさせればよい」と考えていた。しかし、そこに《曲芸師ジャグラー》が現れた。《曲芸
【Auftragstaktik~分権的な軍隊指揮~その1】本日からは、以下の記事を翻訳していきます。「Auftragstaktik:DecentralizationinMilitaryCommand」⇒https://www.realcleardefense.com/articles/2017/04/28/auftragstaktik_decentralization_in_military_command_111267.htmlAuftaragstaktikとはドイツ
【クラウゼヴィッツ「戦争論」を読むその20(戦闘の巧みな戦略的組み合わせ)】物語に登場する「天才軍師」たちは、あたかも敵を「罠にかける」かのように多方面から攻撃をかけ、強敵を翻弄します。そして、翻弄された敵は「自らが罠にかけられている」ことに恐れおののき、撤退していきます。そのような物語は、要するに「武力」よりも強力な「謀略」が存在する、という前提に立っているのです。そこでは「戦闘そのもの」よりも「戦闘の組み合わせ方」の方によって、戦争全体の勝敗が決まるということになります。つまり、「将
【クラウゼヴィッツ「戦争論」を読むその19(本戦における勝敗の決定に関する補足)】前回の記事で、肝心なところを書き忘れていたので補足します。戦争とは、常に「相手」がいるものです。「相手」の存在を無視して語られた戦争は、紛い物です。「予備」と「撤退の決心」との関係も、当然「相手との比較」の上に成り立つものです。「してみると実際に交戦した戦闘力が全体の小部分であり、戦闘に参加せずに勝敗の決定に影響を及ぼした予備が多数であれば、たとえ敵が新たな兵力を戦闘に投入しても、いったん決定した我が
【敵基地攻撃能力についての私見・前編】先日の記事で引き合いに出した「敵基地攻撃能力」について、掘り下げて考えてみたいと思います。最初にいいますが、私は“現段階での”敵基地攻撃能力の保有には、反対です。正確に言えば、直ちに国民的な議論と専門家による研究を開始し、国民の合意形成と十分な研究が進んだのちに、実際の保有を判断するべきです。「そんなヒマはない、事態は一刻を争う。とりあえずトマホーク!買うだけ買ってしまえ!」ということを主張する人も多いと思いますが、敵基地攻撃能力についてその程度