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[狼嘩]長曽根公文ながそねきみふみええ…あの時の一撃は今でもはっきりと焼き付いていますよ。俺は彼の胸ぐらを掴み、拳を振るおうとしたんです。それなのに、気がついたら景色は暗転。もう完膚なきまでの敗北です。本当にありがとうございました。「以上…回想終了です」この回想を答えてくれたのは、かつて縁があった人物だった。調査や取材を重ねて居場所を特定し、インタビューをしたのだ。しかし、当の本人に確認するも、記憶が朧気だったので、このインタビューはお蔵入りとなってしまった。
[刃嬢]山添真告やまぞえまつぐターゲットの情報はほとんど集まりつつあるわ。でも、まだ仕事にはかかれないわね。もっと緻密に計画を立てないと…。依頼者が急ぐ気持ちもわかるわ。だけど、ここで焦ったら全てが水泡に帰すわよ?「いいから任せておきなさい。仕事は間違いなく成功させるわ」彼女の言葉を信じ、任せた依頼者もいたのだが、中にはせっかちの依頼者もいてもう任せられない!と急いでしまった者もいた。その結果、失敗になってしまったものもあった。真告は内心苛立つ気持ちを抑えて
[隠滅]稲城将和いなぎまさかず『始末屋』の通り名で知られる男。全てを『消す』男と呼ばれる稲城とは正反対の、全てを『見つける』男と呼ばれるその人物は、丸眼鏡に月明かりを反射させながら現れた。「来ると思っていましたよ、上条君…」全てを消した男が唯一消せなかった者…それが全てを見つける男と呼ばれる上条だった。いつしか彼に見つけてもらうことが楽しみにもなっていた稲城は最後に大仕事を受け、上条が来るのを待っていた。そして対峙した時に、2人の歯車が動き出す!…みたいな