ブログ記事242件
先日臨床心理学の権威である小谷英文先生の話をしたので、今日はそれに絡めて思い出話を。あれは大学2年のとき。小谷先生の後輩の先生の授業で、3泊4日で八王子のビジネスホテルに籠ってワークショップをやるという案内が来て、面白半分で参加したのです。テーマは「心の安全空間」。小谷先生のメインテーマであったそうですが。何をやるかというと、老若男女30人の参加者が、2グループに分かれて、4日間ひたすら話し合うというもの。心理学用語で「エンカウンターグループ」と言います。何を話し合うかは特に決まってお
殻の話は、枠のこと・・・自分の限界点なのだろう。ミンデルのプロセス志向心理学なら『エッジ』と言う言葉を当てている。中世西洋の人々のイメージだと大地から海が落ちこぼれる場所なのかもしれない。こんな世界に住んでると窮屈だろう。端っこに行くと、落ちてしまう。世の果てだ。幸い?今のイメージでは、まぁるいので元に戻ってくるだけだ、行っても行っても。とは考えているが、これも枠だったりして。行っても行っても戻ってくるなら、それも牢獄だ。同じ所を歩いているだけというのは。ミンデルが取り組んだの
「こういう場があったらいいな」という思いのもと、私は、2020年6月末より、だいたい週1ペースで、高校生と共に、グループディスカッションを行ってきました。2020年度、全25回、参加してくれた生徒、1回こっきりという生徒も含めて、30数人。1回の最大参加人数、14人。1回の最小参加人数、4人。平均して、だいたい、1回のディスカッションに、約8人が参加してくれました。ちょこちょこ休みつつも、全25回の内、半分以上参加してくれた、レギュラーメンバーと言える生徒
父とはずっと折り合いが悪かった。母の語るところによると、父は若い頃にお金で苦労したらしく、そのことが人格形成に影響を及ぼしたようである。父は僕と性格や考え方がかなり違うタイプで、わかり合えた記憶があまりないまたややこしいことに、母がよく「父のせいで自分は不幸」のようなことを繰り返し口にする人だったこともあり、僕は「父のような男にはならない」と思い込むようになった過程があった。「父のような男」とは「女性(母)の話を聴かない、気持ちを理解しようとしない男性」である。父も母も自他
田んぼを周り、ニュースを見ていた。G7が終了し、専制主義対民主主義を歌い上げたと評していた。10代の頃、フェージングの中、深夜放送を聞いていると、北朝鮮のピョンヤン放送局や中国の北京放送局の電波の方が強く、よくかき消された。彼らは「アメリカ帝国主義者共」とよくなじっていた。そのなじっていた内容を今、自らの冠に戴く形になっているということのようだ。不思議なことなのか、当たり前のことなのか、相手を誹謗、中傷するその内容とは、実は私自身の姿なのだろう。帝国主義者とは、帝王として支配してくる
2007年、東京、幾つかの偶然が重なり、私はフレンチのレストランで働き始めた。フランス料理の言葉がとにかく分からず、新宿のジュンク堂で、片っ端から調べた。実践で活用できるような成果はほぼゼロ。ネット上でも、当時は、やはり実践で活用できる成果はほぼゼロ。本やネットから、フランス料理の用語の意味を拾い集めることは、ほとんど出来なかった。(もともとの意味は拾えるが、それでは目的が果たせなかった)そんな平成19年。平成は、昭和と令和をグラデーションで分かつ。昭和は、「部活の最
今日から話題が変わります。一応4月23日付「出会いのエンカウンター」の続きと言う位置づけなんですが、前回の記事をご存じなくても、賢明な読者なら理解できると思います。簡単に前回の記事をおさらいいたします。前回は「エンカウンター」について説明していました。「エンカウンター」とは、出会いを作り出していく仕組みの一つです。具体的には仲間とともに課題をこなし、エクササイズを楽しむことによって、仲間を知り、己を知り、さらに過去や未来の自分にも出会うのです。このような要素のほかに、エンカウンターには重要
カウンセリングの師である六浦裕美が他界して1年になる。師からは生前「私のことやろくさんの詩などを使って(ネット等で)発信してもらってもいいよ」と言って頂いていた。師からの信頼を感じてうれしいし、懐の深い人であったとあらためて思う。この1年を振り返ると、コロナというものは外せない。師は昨年、緊急事態宣言があってからもグループを週1で開催していた。「こんな時代だからこそ、グループを必要としている方がおられるのでは」と言ってられていたように思う。また想像でしかないが、自分の余命が少
昨日も触れましたが、ロジャースの創設した原型に近い「非構成的エンカウンターグループ」は、現在はほとんど行われていません。ごく一部で「マイクロラボラトリートレーニング」と称して、ロジャースのやり方をさらに組織的なものにして、行っているところがあるらしいです。「非構成的エンカウンターグループ」は、本音を出すきっかけとして、大変有意義なものですが、すべて参加者に任せられているので、なかなか進まない、時に感情的なぶつかり合いになるので、却って傷ついてしまう人も現れてしまいます。そこで「非構成的」の良さ
久し振りに読み返してみて、自分的にはなかなか分かりやすく書けてると思いまして、そして、やっぱりここが1番大事だな、と思っているわけです。
『好きなことをやろう、やりたいことをやろう』という描写、もっと言うと、『これからは好きなことだけをやっていこうじゃないか』というようなニュアンス。この描写には、前置きとして、『今まで散々我慢してきた、世の中は変わった。もう我慢するのはやめようじゃないか。』という前提がある、と私は捉えていて、だから、『好きなことだけをやろう』という意味は、だいたい30歳前後より上の世代だけに向けられている、と、私は結論づけていて、何が言いたいかというと、私は、高校生と一緒にディスカ
年末年始はこれを読んでいます!ロジャーズの人物伝と理論の二部構成で読みやすい。ロジャーズのパーソナルヒストリーを辿ることでどうやって彼オリジナルの理論が確立されていったかがわかりやすい。そりゃみんなそうなんだよな、と当たり前なのだけど感慨深いというか、自分も自分の歴史があって、試行錯誤をして、どんな確信を得て、どういう道を作っていくかという道の途上にいるのだ。とくに、人間がもつ自己成長力に気づいていく経験のところは、私自身の経験とも重なって、そわっぶるっと来る😂ちなみに、このブログの前の
非構成エンカウンターグループ「自分のこころを聴く時間」開催のお知らせ自分のこころの声に耳を傾け、ゆっくりと聴く時間です。(byichikawatomoko)忙しさに紛れて、なかなか自分の本当の感情に気づく余裕もなくすぎてしまいがちな日々。円になって座って、ゆっくりと自分の「いま」感じていることに心を開いて話してみませんか?話したい人は話す、話したくなければ話さなくてもOK。解決を目指す場ではなく、自分の気持ちに気づくこと、否定せず否定されずありのままを感じることを大切にしたいと思い
たまなの自己紹介東京出身、京都市に移住して4年目の二児の母。息子は来年の小学校入学を前に自らホームスクーリングを希望中。自身も小中学校時代に不登校を経験。教育のあり方に疑問を持ち、大学進学後は「教育の限界」について論文にしたり、夜間中学やマイノリティの子どもへの学びの支援について関心を持つ。卒業後は、編集者、NPO勤務などを経るが、日本社会の「普通」と自分らしく生きることの葛藤を感じ続ける。体調を崩したことをきっかけに、心理や身体のことに興味を持つ。エンカウ
徳島のTOEC自由な学校のスタッフブログを読んで。親として毎日子どもと関わるとき、似たようなことが起きている。親には生活を進めることも仕事だから、常にここまで丁寧に考えたり関わったりはできないけれど、子どもと育つっていうのはほんとに自分に気づいて生まれ直していける貴重な時間だなと思う。そして、この文から得られるもう一つのヒントは、ともに育ちの場に関わり、大人のことも互いに聴き合ったり見守り合って自分で気づいていくきっかけをくれる仲間の存在。自主保育で子たちが小さいとなかな
【11月のオルタナティブ教育のお話会レポin京都市左京区】九月に徳島のフリースクールトエックの、フリースクール作りたい人向けの合宿に行った時のノートを読み返して、感動している…。人を育てるってなんて奥深い学びのエッセンスが詰まっているのだろう…胸に響きすぎる…た、ま、ら、ん!!!行ってよかった…人生の方向性が決まりました。振り返れば振り返るほどトエック、達郎さんすごい。完璧ということではなく、ありのままの自分、そして他者をとことん受け入れ合い、努力し続けてるところが。
私はちょうど10年前の今頃、7泊8日の合宿に参加した。それは心理学者のカール・ロジャーズが生んだ、「非構成エンカウンターグループ」。それが何かも知らずに友人のすすめで飛び込んだ。参加者全員が三時間黙りこくって始まった、その何でもありで、かつファシリテーターが安心安全を担保してくれる場に衝撃を受けた。最初は拒絶反応が出た。なぜ、みんな心の傷や問題を次々と話し出すのだろう。気持ち悪い、とさえ思った。今思えば、自分の内面の悩みの存在をまだまだ正面からは認めて
2年半くらい前だろうか、ふと「たまな」という名前が浮かんだ。その少し前からインドの思想家OSHOの考えに共鳴し、その弟子たちに授けられるサニヤスネームというものが欲しいなーと思っていたから、それで浮かんだのだったかもしれない。その後俳句を始める時に、俳号として「たまなまや」を使うことにしてみた。でも何かしっくり来ていなかった。名前と自分が別物のような感覚でいた。そして。この夏、わたしは沢山の内面的、エネルギー的な山場を超えた。それは、これまでの半生、
今年度、週1ペースで、高校生に集まってもらい、宮川流のエンカウンターグループを行っています。現時点で、第16回が終わったところ。だいたい毎回、9人前後の生徒が集まってくれています。毎回のように参加してくれる生徒が、10人ちょっといるのですが、その中の生徒が、新しい仲間を連れてきてくれたり、そして、その生徒が、このエンカウンターグループを面白いと感じてくれ、レギュラーメンバーへと定着していくとき、私にとってそれは、漫画ワンピースで仲間が増えていくときの変化、と同じレベルの
イメージとは困ったものである。いや、面白いと言わねばならないのだが・・・。アメリカでは、トランプがとてつもなく乱暴に見える人たちもいれば、恐ろしく力強いリーダーに見える人もいる。同じように、橋下徹や上念司が、理屈屋に見える人もいれば、先見性のある頭の良い人に見える人もいる。ネット上では、僕の表現はともかく、それぞれの人には、そう見えてしまうようだ。困ったものだと言ったのは、そう見えてしまうのは自分のイメージに囚われているからと言いたい。イメージと言う語を「お話し」言う語に置き換
半年ぶりの円坐の開催をお知らせします。円坐とは、読んで字のごとく、集まった人たちと丸くなって坐り、出てくるままに言葉を語らいあう場です。エンカウンターグループに似ているそうですが、全然違うものだそうです。今回は、円坐の名づけ親でもある橋本久仁彦さんを大阪からお呼びして、円坐守人をしていただきます。橋本久仁彦さん、通称「くにちゃん」面白い人です。そして人生の多くを教えてくれた人。僕の尊敬する人の一人です。友達でもあります。御年62歳。僕も一緒に守人を
昨日、共感的理解しか、公認心理師には能力として求められてないのか、という疑問からの(たんに受験テクニックではない)議論について書きました。ところでロジャースの三原則って、簡略にわかりやすい定義で述べられていて、よく知られています。1.共感的理解(empathy,empathicunderstanding)2.無条件の肯定的関心(unconditionalpositiveregard)3.自己一致(congruence)これってね、実際にやること
キャリアカウンセリングの試験でも良く出てくるエンカウンターグループについてまとめてみました。エンカウンターグループは、大きく分けてベーシックエンカウンターグループと構成的エンカウンターグループがある。ロジャースがクライエント中心療法の訓練課程として開発した集団場面を用いた心理療法。ベーシックエンカウンターグループとは、一般的に4~10人程度の見知らぬ人たちが非日常的な場所で1週間程度合宿を行う。その出会いの中で、話し手は自己開示をし、聞き手は共感的・受容的な態度で接するという
チャネリング・エネルギーワーク・心理学を駆使したベガ由来のスターシード☆本来の自分を取戻し愛と幸せへ導くドラゴンヒーラー@Aya「自分らしく生きる」をチャネル/エネルギーワーク/🐉ヒーリング心理学を駆使して叶える✨スタンダードなカウンセリング〜スピリチュアルなメニューまで、幅広いラインナップからあなただけの完全オーダーメイドセッションを展開ブロックをはずしてスピリット(魂)に目覚めるお手伝いをしています@Ayaです毎週金曜日20時から、グループエンカウンターやってます。↓↓↓h
今日は久しぶりに不登校児の親カフェに参加。コロナ前はさまざまな当事者の集まりに参加させていただいていましたが、バサッとイベントが無くなり、やっぱりオンラインではどこか寂しさがあったのは本音ですねー少しづつ対面での会合が増えてきているのがありがたいです。不登校の親御さんのお話を聞かせていただくと、本人以上に親が苦悩しているケースが多いように思います。親の育ってきた時代ではありえなかった現在の価値観への戸惑い、子どもに対して思い描いていた理想像を壊さざるを得ない苦しみ、今までの子育てが悪
チャネリング・エネルギーワーク・心理学を駆使したベガ由来のスターシード☆本来の自分を取戻し愛と幸せへ導くドラゴンヒーラー@Aya「自分らしく生きる」をチャネル/エネルギーワーク/🐉ヒーリング心理学を駆使して叶える✨スタンダードなカウンセリング〜スピリチュアルなメニューまで、幅広いラインナップからあなただけの完全オーダーメイドセッションを展開ブロックをはずしてスピリット(魂)に目覚めるお手伝いをしています@Ayaです2020.7.3記念すべき第1回目レポート「"光"研究所」悟りの冒
異質なもの・人を受け入れるには「統合」が必要だと思うわけです。英語ですと「Integration」整合性という意味もあり理解し易いかと思います。そして、その整合性を安全な形にするために「ファシリテーション」で自己理解と他者理解を促進させ、バージョンアップした相互理解によってバイアスは消えると思います。※ファシリテーションの定義は別項目共感で有名な心理学者のロジャース(カウンセリング開発者・世界で最も影響を与えた心理学者1位)は晩年、パーソン・センター・ドを設立、エンカウンター(出会い)グル
(送料無料)(10個セット)パッと貼るだけホコリとりフィルター換気扇用15cmタイプ6枚入フィルたん(メール便配送不可)楽天市場2,948円今日は「こころのフィルター」をテーマにした哲学カフェに参加しました。他の参加者がおっしゃられた事は、ご本人の承諾を得ていないのでご紹介出来ませんが、僕が参加して感じたこと、思ったことを書いてみます。人間は、他人を見るときに「心のフィルターを通じて他者や情報を見てしまう」と心理学等でよく言われます。僕は一応、いまでも理系の端くれと思っているので