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ホメオスタシスというのは基本的に天邪鬼です。まるで、悪魔のように邪魔をし、短期的成功以上の報酬を受け取る事は出来ません。それぐらい、無意識の力というのは強力で、僕らが意識でコントロールしようとしても無意味です。これは例えば、ダイエットに関しても同じです。意識的に食べるものを制限しても、痩せることは出来ません。何を食べるか、というアジェンダの時点でパラダイムが相当に古いという話です。(それよりも、いつ食べるか!!が重要になってきます!)僕らの直感的作用を支配しているのは腸内細菌やD
相変わらず父親が反面教師だ。糖尿病により父親は片足を切断した。そして……家族は医者に同じことを言うらしい。「何回も言ったんですよ。足を怪我したら🦶を切る事になる。膿んでいるなら早く行って、医者に言わないと。言いたくないなら代わりに言おうか」医者は言っていた。「みなさん、そう言うんです。患者さんは楽天的でプライドの高く、なぜかそういう方が悪くなってから、足を切りに来るんです。どうしてなんですかね」そしてまた、きっと父親は足を切る。これで両脚だ。医者が言った、片
インスリン抵抗性と多嚢胞性卵巣症候群昨日、ストレスや欧米化した食事がインスリン耐性を高め、多嚢胞性卵巣症候群になりやすいことをお伝えしました。多嚢胞性卵巣症候群は、排卵障害を起こすだけでなく、血液凝固傾向が強まることで、妊娠継続も難しくなります。そのため、体外受精をして排卵障害の要素を取り除いても、血液凝固異常を改善しないと、妊娠が難しいことも多々あります。血液凝固異常が明らかな場合や、多嚢胞性卵巣症候群の治療に慣れている病院であれば、予めアスピリンな
高インスリン血症と多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)インスリン抵抗性とは、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの働きが、何らかの理由で弱いことです。インスリン抵抗性がある人は、血糖値が上がりインスリンが分泌されても、血糖値が下がりませんので、結果的にインスリンが長時間大量に分泌されます。血中のインスリン濃度が高くなり、高インスリン血症になると、特徴的にLH(黄体形成ホルモン)の量が増えることが分かっています。LHの分泌量が、同じく脳下垂体から分泌されるFS
こんにちは住吉鍼灸院院長の藤鬼千子ですまた床が真っ黒になりましたー汚い画像でスミマセン半年前にダスキンさんに清掃をしていただいて、この汚れちなみに半年前の床はこちら↓https://ameblo.jp/sumiyoshishinkyuin/entry-12425763576.htmlみなさまいつもご来院いただきありがとうございます綺麗に清掃していただきました----------------------------
さて次は、8月30日の記事「糖尿病完治を目指して」の3本立ての戦略の3番目「3.筋トレなどの運動をする。」である。これは健康的に「1.内臓脂肪を減らして、すい臓の機能(インスリン抵抗性)を改善する。」そしてスムーズに「2.血糖値を上げすぎないようにしながら、糖質摂取量を増やす。」ためであった。なお、ここで注意事項。糖尿病の方は、定期的に眼科で糖尿病網膜症などの合併症の検査を行う必要がある。特に運動療法を始める前には、これを怠ってはならない。さて、
ブログまとめ)不妊検査1こんにちは!Kinoshitaです。ブログを始めてはや2年近くたち、今から治療を開始していく方々にブログ内容のまとめをつくってほしいという声も頂きました。治療を頑張っておられる皆さんにとっては大切な復習にもなります。Kinoshita院長ブログ内での疑問に思っているワードを検索してもたくさんヒットしますので、ぜひ検索なども利用しながら復習して頂ければと思います。検査1)卵管検査ちなみに最初に言っておきます。私は痛いことが嫌いです。。。痛いことさ
しばらくPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)関連の論文を固めようと思います。不妊治療をする上でPCOSは避けては通れないからです。PCOSの有病率は、生殖可能年齢女性の10~20%に及ぶと言われています。病態は複雑で、様々な要素が絡み合っていると考えられていますが、その全貌はまだ解明されていません。本論文は脂質代謝の観点からPCOSの病態を考察したものです。2018年の論文ですね。さっそく結論です。肥満の有無に関わらず、PCOS患者ではアディポネクチン・CTRP12・
15歳の時からお世話になり、移動しても追っかけて診てもらっていた小児科のA先生から、「さすがに、20代は小児科じゃないよねー笑。次再発したら、ステロイドで血糖値がかなり上がるだろうから、元の大学病院の専門で診てもらおうよ!」大学病院に戻り、糖尿病・代謝内科の受診。ここからが、第二幕ーー!!運命的な、S先生との出会いです!S先生とは、初診外来で初めましてな出会い。Weber-Christian病の経緯を踏まえ、ステロイドをやめても血糖値は高かったので、血糖降下剤のメドグルコが始
おはようございます😊「楽に楽しく確実に」がモットーのダイエットインストラクター兼パーソナルトレーナーの相野主税です。昨日の夜はこちら↓鳥の唐揚げ、もやしの炒め物、生野菜のサラダ、カブの味噌汁、納豆しらす発芽玄米入りご飯です。さて、今日は、「「世界最新の太らないカラダ」って、ダイエットの参考になる⁉️」をお伝えします。昨日お知らせした通り、最近読んだ本について、ダイエットの視点でどのように取り入れればよいかを解説していきます。まず今日から数日にわたって、「最新の太らないカ
前回述べた3本立ての戦略は、いずれも関係しあっているので、分けて話すのは適切ではないかもしれない。が、一応分けて話す。まず、1.内臓脂肪を減らして、すい臓の機能(インスリン抵抗性)を改善する。について2017年10月頃の私は、173cm75kgウエスト95cmそれが1年後には、65kg82cmになった。もちろん、運動せずにやせるのは良くないので、筋トレとテニスをしていた。で、食事は以下の作戦。(1)飽和脂肪酸を減らす。というか、ほとんど摂
こんにちわ。模倣断食、無事終わりました。昨日は体がケトンモードになっていたと思われますが、もう全然力が出なくて半病人みたいでした。夜は9時過ぎには寝てしまい、朝は5時に目が覚めた。昨日はもう空腹感さえ感じず、むしろなんだか気持ち悪かったんだけど今朝はすごくお腹空いてて、楽しくビッグサラダを盛り付けて、バリバリ食べました。あー、糖質が染み込む~、って感じでエネルギーチャージ!やっぱり私には糖質が必要!ケトン体モードは無理~。体も頭も使い物にならなくなるわ。
今回は患者様からご質問の多いPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)と食事の関係について。実際に論文などを調べてみると下記の論文がありましたので和訳して書きます。『朝食をしっかり、夕食を軽く食べることでPCOS女性の排卵率が高まる』朝食をしっかり、夕食を軽く食べることで、肥満ではないPCOSの女性のインスリン抵抗性や高アンドロゲンが改善され、排卵率が高まることがイスラエルの研究で明らかになりました。テルアビブ大学の研究チームはBMIが正常な(肥満ではない)PCOS患者60名をランダムに2つ
糖質制限の問題点はひとまず置くとして。そんなこんなで2017年夏から秋にかけて、私はスーパー糖質制限をやめて糖尿病を治す方向へと舵を切った。罹患歴の短い人は、短期間で糖尿病を治した人が多い。私の場合、罹患歴が10年以上あるので、完治できるかどうかはわからない。それでも目標は完治である。本人が治らないと思ったら、絶対に治らない。大きなことからコツコツと頑張ろう!今思えば、体重が増え始めた頃に何かがおかしいと、糖質制限の誤りに気づいたのは本当に幸運だった。エネ
前回8月28日、スーパー糖質制限には致命的な誤りがあるとして話を終えていた。私は、糖質制限がすべて誤りだとは考えてはいない。むしろ、摂取する糖質量を意識することは非常に大事なことと考えている。しかし、スーパー糖質制限のように、いたずらに糖質量を減らすようなやり方では糖尿病は治せない。それは前回述べた通りで。。。そしてスーパー糖質制限食の最大の欠点は、飽和脂肪酸の摂取量を無制限としていることである。つまり、この食事法は脂っこい動物性脂肪食品をいくら食べてもいい。むしろ、多
こんにちわ。模倣断食4日目。体重は61.2→60.1→59.5→59.1昨日、7月下旬の健診の結果が届きました。(左が今回、右が今年1月)A1c・・・・1月の健診と同じで6.2。正直、ちょっと落胆。5月にクリニックで調べてもらったら6.0でその時より体調いい感じだし筋トレも頑張ったから期待したんだけど。1月と比べて血糖値は良くなってるしその他の数字は問題ないし、ずっと薬も飲んでないんだから、悲観的になることでもないと思うのだけど。一年間
産後1ヶ月で、妊娠糖尿のフォローアップとして、75gOGTTをしてきました。その結果です。産後2時間血糖値は130くらい。(ごはん190gくらい)ちなみにこの1ヶ月、何にも運動してません。そもそも切迫になってしまったので、産前1ヶ月、歩くのすらしてませんでした。産後はお腹痛かったので運動や重いものもつこともせず。。赤ちゃんも、極力抱っこして寝かせることはせず。。糖尿予防に重要な運動をおこたり、筋肉が落ちまくっていたことでしょう。ごはんも実家のだす私好みの産後食をモリモリ食べました
D8いつものように採血。この日の看護師さん、めちゃめちゃ丁寧でお上手。ネームプレートの名前の横に役職が付いている方でした。まだ20代前半って雰囲気なのに、すごい内診は、たぶん初めましての先生。左は2個、右は1個だけ測られました。診察は院長先生。この日の先生は語気が強いというか、謎の威圧感があったのは何故でしょう‥前の患者さんで何かあったのか‥(;゜゜)そして、やっぱり言われた、「まだ全然育っていませんね」これは、いつものパターン(´3`)リプロ通院してまだ2周期めなのに、
グルカゴンの奇異性分泌(反乱)現象自体はかなり前から知られていましたが、インスリン分泌能の低下に伴うものとして、インスリンの過剰状態やインスリン抵抗性が先だというのが今までの考えでした。しかしそうではなかった。グルカゴンの反乱が先で、それによってインスリン過剰分泌が生じ、そして本来のインスリン抵抗性の病理が生じていき糖尿病の病理状態を作っていった。どちらが先であるのかは、どちらが主役であるかであってとっても大事なことなんです。脇役と思われていたグルカゴンこそ主役であったと
二型糖尿病ではインスリンが正常もしくは過剰に分泌されているにもかかわらず、血糖値が下がらない状態になります。それをインスリン抵抗性といってインスリンが効きにくいためとしていました。しかし、そうではありませんでした。通常であれば、血糖値があがれば抑制されるはずのグルカゴンが逆に血糖値の刺激でさらに分泌され、肝臓から糖を血中に放出していたことがあきらかにされたのです。食事でとった糖以外に、内因性の糖が追加されてしまっていたのです。「グルカゴンの反乱」そうなんです。二型糖尿病の原因は
『アディトレ』という言葉は、アディクティヴトレーニングの略です(^O^)/「まといのば」の造語ですが、悪夢から覚め、アディクション(中毒)の負のループから逃れる方法を「まといのば」では、AdicitiveTraings(アディクティヴトレーニング)と名付け、Rayブログでも5月のYogaスクールの記事から扱っています*今年のRayヨガスクールは6月に開催しました🌺アディトレを始めて、「痩せたいです!!」と積極的に相談されるようになってきました(*^^*)(たぶん、「まといのば」って「ダ
インスリンは血糖を下げるホルモンです。グルカゴンは血糖を上げるホルモンです。ということは血糖値が高くなるのはインスリンの作用が弱い時でも、グルカゴンの作用が強いときでもおこります。通常であれば食事をすればインスリンが分泌され、グルカゴンは抑制され、血糖の上昇がコントロールされます。今までのパラダイムはこの食事におけるインスリンの作用不足が糖尿病の原因であるとしたわけです。その中で、糖質過剰やインスリンの利きやすさ(インスリン抵抗性)が悪くなることによるインスリン過剰が問題視さ
カロリーが同じでも中身は大違いもし私が、同じカロリーのメロンパンとアボカドを見せて、どちらを食べたいですかと聞くと、皆さんはどうお答えになりますか?コンビニで売られているものの中には、1400kcalもする高カロリーのメロンパンもありますが、一般的なメロンパン1個の表示カロリーは276kcal、アボカド1個のカロリー262kcalとほぼ同じです。カロリー計算で考えると、どちらもほぼ同じカロリーなら、ほぼ同じように体重に影響することになります。本当にそうなるでしょうか?メロンパン
タイミング指導を始める際、インスリン抵抗性も調べました。私の父、父方の祖母は糖尿病なので私もインスリン抵抗性異常の可能性があるなと思い。結果は、異常なし…でも、悪くなることはないからということでメトホルミンの服用もしていました。インスリン抵抗性異常だった場合は結果に違いが出たのかもしれませんが私は結果に繋がらず、結局1ヶ月ほど服用してメトホルミンは終わりました。
甘いものは脳を活性化するという都市伝説、実は間違いなのです。なんとなく飲んでいる飲み物があなたの能力を下げているかもしれません。キーワードはインスリン抵抗性です。インスリンの役割は?インスリンは、炭水化物を含む食事や飲み物で血糖値が上昇すると膵臓から分泌されるホルモンで、次のような重要な役割があります。1.筋肉や脂肪、肝細胞が血中からブドウ糖を取り込み、血糖値を下げる2.筋肉や肝臓が余ったブドウ糖をグリコーゲン*に変換し貯蔵するように刺激する3.肝臓での糖新
果糖(フルクトース)は“酔っ払わないアルコール”といる科学論文があります。果糖は果物の甘味でもありますが、果物には果糖や砂糖以外に、たくさんの栄養素と食物繊維が含まれているので、大量に食べない限りは問題ありません。問題なのは、果糖が多いハチミツや砂糖、アガベシロップなどの天然甘味料です。例えば、麦芽糖はブドウ糖2つの二糖類、乳糖(ラクトース)はブドウ糖とガラクトースの二糖類なのに対し、砂糖はブドウ糖と果糖の二糖類、典型的な蜂蜜の成分は、果糖38%、ブドウ糖31%、麦芽糖7%、ショ糖1%その
砂糖の取り過ぎは今や社会問題、様々な慢性病の原因を作っています。砂糖って何ですか?と聞けば、一般的な栄養士なら「空っぽのカロリー」、又は「炭水化物の一つ」と答えるでしょう。でもお砂糖(ショ糖)はただの炭水化物ではありません。砂糖は、グルコース(ブドウ糖)とフルクトース(果糖)でできた二糖類の一種です。砂糖は、小腸でブドウ糖と果糖に瞬時に分解、吸収され、ブドウ糖の80%は血中へ、果糖の100%は肝臓に送られます。この反応はとても早く起こるので、ジュースやカキ氷のような液体の砂糖を摂取す