この金融緩和の結果、株や不動産などの資産、すなわち「カネの世界」だけがバブルに沸き私たち庶民の毎日の生活に関係する「モノの世界」ではデフレが続くという本来ならば起こりえないはずのことが日本経済で起こってしまうのです。結局のところこの政策で恩恵を受ける個人は差し当たり株や不動産を持っている人つまりごくごく一部の富裕層だけということになります。さらに怖いのは富裕層ではない人々も今の調子であおられれば投機性の強い株や不動産に手を出してしまうかもしれないということです。超低金利の中でおとなしい投資をして