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くらしのアナキズム松村圭一郎ミシマ社ここで言うアナキズムは無政府主義という意味ではなく鶴見俊輔によると権力による強制なしに互いに助け合って生きていくことを理想とする思想だと言うつまり相互扶助・切磋琢磨・自律共生関係互いに与え・受け取り・返すと言う三つの循環を満たすことで調和を目指す関係をアナキズムによる集いと呼ぶ出合いの構造からみる社会には群れと集いの二種類があり利害による群れ地域による群れ行動による群れ血による群れ情=家族による集い愛=友による
私が勧めているわけではありません。今月の読書会課題図書読書会も出なくなっちゃいましたくらしのアナキズム戦前のアナーキストたちは国家転覆を図ると言われて政府(だけじゃないけど)に毛嫌いされ、大杉栄と妻・伊藤野枝は(幼い甥も)警察で殴り殺されて井戸に投げ込まれるという事件もありました。大杉栄については、パンクの曲をもじった題名の本も出ています。結構面白いです。アナーキー・イン・ザ・JP中森明夫アナキズムの意味この本は、革命も国家転覆も否定していて
くらしのアナキズム/松村圭一郎ミシマ社『くらしのアナキズム』(松村圭一郎著)「はじめに」を公開!|みんなのミシマガジンおもしろいを1日1本!ミシマ社のウェブ雑誌「みんなのミシマガジン(通称ミシマガ)」。ミシマガ編集部の『特集』のページです。www.mishimaga.comP.97現代に生きるぼくらからすれば、国家なき社会や「未開社会」とされる人びとの生活は「貧しい」ようにみえる。でもそれは、あえて蓄積につながる無用な過剰生産を拒否してきたからでもある。そこには「労
トリスタン・ツァラのダダ宣言集を読んだ。ムッシュー・アンチピリンの宣言―ダダ宣言集(光文社古典新訳文庫)Amazon(アマゾン)537〜2,970円訳者はボードリヤールの翻訳・研究で有名な塚原史氏だが、ダダ、といっても『ウルトラマン』に登場する三面怪獣ではない。というマエガキの書き出しで笑わせてもらったダダは第一次大戦の最中、1916年にチューリヒで、トリスタン・ツァラら少数の若手芸術家による宣言によって始まり、第一次大戦中と戦間期に世界中に広まった芸術運動だっ
○崖っぷちの資本主義「起きて半畳、寝て一畳」これはまあ普通の言い回しですよね。ではこうするとどうでしょう?「起きて一畳、寝て半畳」起きてる時はいいんですよ、居住空間が2倍になるから。これ寝る時はどうなってんスかね?屈葬?いやまだ死んでねぇし。体育座り?凍てつく寄る辺ない夜を忌々しく睨み続けるには丁度いい格好ですけど・・。まさか、立ったまま・・。かように日頃馴染んだ言い回しを逆転させると、とたんに意味が分からなくなる。当然ですが。でもこのレベルの発想の転換
どんな状況下でも不安はつきまとう。だからこそ「これからどうなるのか?」という話題は生まれる。この「これからどうなるのか?」という問いを当たり前のように問う。疑わない。この問いこそ疑った方がいいのではないだろうか。なぜなら「これからどうなるのか?」という問いは、既定路線のなかで生きることを前提としている問いだからだ。もちろん、既定路線のなかで生きるのがわるいのではない。その中でアウフヘーベンするのもいい。ところが、そのアウフヘーベンもまた既定路線のなかにいるのかもしれない。*
ーOurlivesbegintoendthedaywedecidetobecomesilentaboutthingsthatmatter.問題になっていることに沈黙するようになったとき、我々の命は終わりに向かい始める。ー偉大なるキング牧師の声が耳元で響く。なにかがおかしいな、と感じたらその感覚を大切に。「沈黙は容認」ということにそろそろ氣づけたのなら...10/31(日)は選挙へ行こう!選挙は18歳から投票権があります!どこか他人ごとではなく、自分ごと
秋深まるある日のできごと...その人は、都会に住んでいるので、大手書店で何度もこの本を見かけたとか。その時は、買いたい欲求をグッとこらえ、早く読みたい欲求を必死に抑え、遠方から橋を超え、この本を当店でわざわざ買ってくれるというそのアナーキーっぷりに感動を覚えた。ネットでポチっとなんでも届く時代に、こういった感覚を忘れたくないな、と改めて再確認。そんな人たちに、支持されたい。愛されたい。愛したい。と誓った日。空には一面の、いわし雲。ミシマ社15周年の記念企画「くらしのアナキズム」ポップア
「権力による強制なしに人間がたがいに助けあって生きてゆくことを理想とする思想」これは、鶴見俊輔氏の定義するアナキズムである。映画「ダウンサイズ」もそのアナキズムを感じた。もちろん、最初は物質文明に陥った人類のなれの果てだと思った。しかし、映画のところどころにアナキズムを感じるのだ。そのように思ったのは、この本の影響である。くらしのアナキズム-読書のすすめdokusume.shop-pro.jp1,980円商品を見るこちらで『くらしのアナキズム』の「はじめに」が読めます。『くらしのア
【わたしのアナキズム*③】(全3回)②の続き...(9/25)一旦立ち止まってきちんと考えて行動に移そう。人と人をつなぐ場所はどこにあるのか、ということを。環境を守るにはどのような行動をとることが地球にやさしいのか、ということを。お金では買うことができないものが実は大切だったりする、ということを。つまるところ...生きるよろこびをかみしめること、それこそが、わたしのアナキズム!参考文献「スペクテイター2015Vol.34ポートランドの小商い」「ちゃぶ台VoI.5」
「先生、最近、ヒグラシみないわぁ。『その日暮らし』は益々増えてるみたいやけど」なんて会話を患者さんとしながら聴こえてくる隣家の庭の虫の声はただただ秋を感じさせてくれる。世の中は減った増えた、打った打たないなどと小忙しいが、「自然」にとったらTVやネット、誰かの利権とかは関係ないらしい。「読書の秋」「食欲の秋」「芸術の秋」「行楽の秋」「スポーツの秋」…禁酒法や禁行楽?禁イベント?禁スポーツ?の人権無視の空気が吹き荒れる中、かろうじて今のところ「読書」は禁止ではないようだ
過日の火傷ですが、今日で門前仲町の夏井先生のクリニック伺うのも最後となりました最初に伺ってから9日で皮膚は普通の状態に戻り(色はまだまだですが)先週からは石鹸で洗っても何ともありません、今は痒みもとれて、かさぶたも、ひきつれも全くありませんアクトシン軟膏の痛みに夜も眠れなかったことを「それで目覚めたのだね?」との洒脱なユーモアのある夏井先生と、優しい笑顔と手を持っていらっしゃる看護師(ナース)の上条(條)さん(漢字が違っていましたら、すみ
倅よりも先に眠りこけてしまったきのうの夜。きのうは体調不良をおしてなんとか仕事だけは終わらせたのだが、社の夕礼を締めてる時、不覚にもヨレちゃって自分でも何喋ってんだかよく分からなくなり、着地点見失なうほどの不出来。外野から野次られ、「うるせえ!ラリってるわけじゃねえぞ、っていうか、みなさん今日も一日本当にお疲れ様でした」まわりの失笑なんのその、一直線で帰宅して、諸々済ませてベッドへダイブ。早めに多めに睡眠とったからか、今朝はなんとかいつものような朝を迎えられた。しかしながら今ひとつ身体は
またしても萩原恭次郎詩集死刑宣告より《心臓をアルコールに漬けて》心臓をアルコールに漬けて瓶の中に入れとくとみんな歓喜となつてしもふ幾度も幾度も振つてからのぞくと瓶一杯つらい日の記憶となつてしもふ杯についで飲まふとする時真赤な哄笑が腹をよつて悲しい怒りになつてしもふ臍のあたりに涙の乾ついた重點が自分の顔を釘づけにしてゐる特選名著復刻全集近代文学館萩原恭次郎著死刑宣告長隆舎書店版昭和46年5月10日発行ダダイズム・アナキズム・恭次郎…本日も、
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210511/k10013023651000.htmlこの中で丸川大臣は、記者団が「各種の世論調査では東京大会開催への支持率が低くなっており、何のために開催するのか」と質問したのに対し…*****************>何のために開催するのか?これ、質問じゃなくて、批判、批難、詰問ですよね?開催しないことが「正しい」「あんたは間違っている!」だから、池江璃花子への投稿も正当化される!目的は手段を正当化す
ランクAの下~Bの上大正時代に、アナキズム(無政府主義)の大杉栄(1885~1923)が最も活躍し、行動した時代の思想と人生を論考、評論した本です。初めて大杉栄を読む人には少し読みにくいかもしれません。「自叙伝」「日本脱出記」「獄中記」を先に読むことをお勧めします。(私が大杉栄を知ったのは、高校生の頃、NHKラジオで森繁久彌だったか「日本脱出記」の朗読を聴いたことが
大杉栄や伊藤野枝のことは知識としては知っていたが、まさかこれほど魅力溢れる人達だったとは。政治学者という堅苦しい肩書きの栗原康氏の書く100年前のアナーキストの評伝が、これほど軽妙で勢いのあるロックなものだったとは。最初は栗原康の独特の文体に戸惑ったが、第一章で既に野枝の理解者としてのスタンスになって完全に引き込まれてしまった。ひらがなが多いのは漢字変換する時間が惜しいくらい「ノッて」書かれたのではないか。BGMはきっとレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンだ。本のタイト
月曜日の朝、例によって週末の朝日新聞記事をチェックしていると、2月1日付の朝刊文化欄に【見直されるアナキズム】と題する記事が掲載されていました。(文化の扉)見直されるアナキズム分断の社会批判、「一丸でバラバラに生きろ」:朝日新聞デジタル反逆と暴力とユートピア。そんなイメージが強かったアナキズムが、再発見されている。オルタナティブな(もう一つの)生き方や社会のありかたを探り、閉塞(へいそく)を突破していく実践の手がかりとして期待され…www.asahi.comアナキズムの理念は《一切の
今朝、新聞を開いて発見した言葉、一丸でバラバラに生きろ、驚いたけれど、何だか私の思い描くゆるやかなつながり、に近いな〜と思ったのだ。アナキズム、昔、多分小学生高学年かな、橋のない川を読んで、その時に呪文のようで不思議と覚えてしまった言葉がある、孝徳秋水名は傳次郎、、、その時には何のことやら…だったけど、その後中学校の頃か歴史で無政府主義者という言葉を知り、その繋がりから大杉栄の名を知った。以前にも何度か書いたけど、伊藤野枝は大学に入ってから知ったのだけど、アナキズムという言葉、無政府主義
今日のナショナルニュースとして上がってきましたAP通信よりUSterrorismalertwarnsofpoliticallymotivatedviolenceWASHINGTON(AP)—TheDepartmentofHomelandSecurityissuedanationalterrorismbulletinWednesdaywarningofthepotentialforlingeringviolencefrompeopl
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1961年、ロンドンである雑誌(冊子)が創刊されました。雑誌名は「Anarchy(アナーキー)」。AnarchyMagazineとして知られている雑誌(冊子)です。下は44号の表紙です↓創刊したのは、誰もが知るアナキストのコリン・ワード。記事の執筆にもこの分野の錚々たるメンバーが顔を揃えますが、この雑誌が今でも高い古書価格がつくのは、RufusSegarなどが担当した装丁が魅力的だったから。RufusSegarの他にも装丁を担当し
1998年だから今から22年ほど前か。12月に入ったある日業界雑誌の編集者だった私はファッション屋さんたちと大騒ぎして見事に終電を逃し(週に二回はこうだった)歌舞伎町の超きったねえ店でこれまた不味いラーメンをすすりながらテレビを観ていた。なんという番組か忘れたがそこで流されるアーティストのMVに箸を止められた。曲名は『歌舞伎町の女王』。椎名林檎を知った衝撃の一夜だった。以来、私の中では椎名林檎のあの衝撃を超えるかどうかがアーティストを見る物差しとなった。鬼束ちひろ
サント・ブーブ『プルードン』(現代思潮新社)E.H.カー『バクーニン上・下』(現代思潮新社)アナーキストの巨頭であるプルードンとバクーニンの伝記。19世紀において、反国家主義者、無政府主義者として考え、活動し、生きることは、国家、ブルジョワ、宗教者、保守派を敵に回して闘わなければならず、命がいくつあっても足りないほど過酷であった。しかし、現在でも、日本において、反国家主義者、無政府主義者、反天皇主義者は過酷な闘いを強いられている。自由を求めた人々が、どのように生き、闘ったのかを知
ナショナリズムが適用できる範囲結局のところ、どこまでが『自分たち』か、そしてどこまでが『故郷』か、という意味付け自体、『自然的/人工的』といった明確な区分は難しく、むしろそれは曖昧に連続している。ある意味すべて人工的であり、国の捉え方・歴史観がナショナリズムとパトリオティズムの適用可能な範囲を決める。だからこそ中国も『チベットは昔から中国の領土であった』と強弁し、チベット侵略という国際社会からの非難にも対抗しているのであろう。アナキ
エマ・ゴールドマン『エマ・ゴールドマン自伝上・下』(ぱる出版)その人生の多くをアメリカで過ごした、女性アナーキストのエマ・ゴールドマンの自伝。四六判上・下巻で1400ページにおよぶ大部の伝記をこの10日ほど楽しんで読んでいた。常に労働者や虐げられた人々と共に闘ったエマの行動、考え、生き様は、人間として見事と言うほかない。1400ページもあるので、様々なことが詰め込まれている。たとえば、アメリカからロシアに国外退去になったとき、エマはクロンシュタットで、臨時政府により、反革命の名の下に、
栗原康『アナキズム』(岩波新書)本書も栗原節が炸裂した、読みやすく面白い本でした。しかし、栗原さんが紹介していることだけがアナーキーやアナキズムではないので、そのことは注意が必要かなと思います。参考文献にはアナキズム関係書が紹介されているので、次はその中の本を手に取ってもらいたいです。率直に言って、この栗原節でいつまで本を書くのかなと疑問でもあります。アナキズム――一丸となってバラバラに生きろ(岩波新書)929円Amazon
森元斎『アナキズム入門』(ちくま新書)アナーキズムに関する入門書。これまでも、これからも、アナーキズムは政治思想上、非常に重要であると私は思っているので、アナーキズムを知らないという人は、ぜひ本書を紐解いてほしい。そして、入門で終わらずに、その次のアナーキズムの本に歩を進めてほしい。しかし、現在のところ、アナーキズム関連書がほぼ絶版なのが痛い。どこかの本屋さん、再刊したり、新訳を出してくれないかなと思う。アナキズム入門(ちくま新書1245)929円Amazon