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手話を学んでいると、よく「表情がない」とか言われることがあります。結構誤解する人が多いんですが、この表情っていうのは、いわゆる喜怒哀楽を表すものとは違うんですよ。女性の、そこそこ年配の方に多いんですけど、やたら喜んだり困ったりといった表情を付ける方。んー、気持ちは分かりますけど、それで手話が豊かになるかというとちょっと違うんですよねぇ。ただ、これは手話を教える側にも問題があるような気がしていて、「表情」という単語で説明しちゃうから、こんな誤解が多く生じる原因でもあるわけで。
話していて、この人は声が大きいとか、言い方がきついとか、いろいろ個性がありますよね。当たり前ですが、手話にもそういう個性があるんですよ。優しくやんわりと話す人や、パキパキはっきり話す人、説明とか描写が丁寧な人とか、一言でズドンと言ってしまう人とか。私も最初は手話を追うだけでいっぱいいっぱいでした。でも、そういう生活を10年以上やってると、だんだん人によって手話というか、個性がわかってくるものです。最初は「この人の手話って分かりやすいなぁ」というところから始まりました。これ
聞こえる親が今まで使ったことがない手話を使って聞こえない子供を育てるのに、聞こえない人との交流が必要だと以前書きました。今日はその理由を少し。子育てって色々な側面があるのでこれが正解ということもないんですが、でもある程度のガイドもあったりします。ろう児を手話を使って育てるときに最低限必要なことがろう者との関わりです。いろいろな関わりが考えられますけど、あまり形にはこだわらないほうがいいように思います。こだわると窮屈になるから。せっかく手話で自由な子育てを手に入れたのに、それで窮屈にな
手話を言語として認めようという動きが広がっていて、それ自体悪いことではないと思います。ただ、この中身が千差万別というか、一言で言うと「難しい」手話を言語として認めようという場合の当事者というか、認められて良かった、嬉しいと感じる人って誰でしょうと考えてみます。当然手話を使う人たちだと思うんだけど、手話を使う人たちって単純に日本語ネイティブ、中国語ネイティブ、という感じで手話ネイティブ、という感じではないのよね。手話ネイティブって何を持って手話ネイティブとするか、これは定義
ろう学校に行くまで、ろう学校には手話が溢れていると思ってました。当然聞こえない人もたくさんいるもんだと。。。しかし、実際は違うのよね。聞こえない人はたくさんいるけど、それは生徒。先生とか親とかはほとんどが聞こえる人。だから手話が溢れているかというと、子供同士では手話なんですが、大人は手話を使うことは、、、まぁ必要になったとき、という感じですかね。先生同士は聞こえる人がほとんどだから手話を使いません、当たり前ですが。子供と話すときですかね、手話を使うのは。手話といっても声付きの対応手話
昔から言われてきて、手話が入ってきてなおのこと声高に言われています。「ろう児に日本語を身につけさせる方法」これ、一見すると合理的。でもそもそもで考えると不条理に満ち溢れている命題だとおもうのよね。なぜ合理的かというと、日本に住んでいて日本で育っているので、日本語は身についていて当たり前、というごく当たり前のモノの見方に沿っているから。これについてあまり異議を唱える人はいないと思う。では、不条理に満ちている理由。言語ってそもそも何らかの方法で身につくもんだっけ?という
聞こえる親が聞こえない子どもを育てるときに、最近は手話を使って育てるということがわりかし一般的になってきた気がします。それとも大都市圏だけなのかな?その辺の事情はよく分かりません。よく心配されるのが「親が覚えたての手話で果たして満足な子育てができるのか」ということ。これは、まぁ心配される気持ちは分かるのですが、こういうことを言う人って大抵こんな人。やれるかどうか不安がってばかりいる人机上の想像で子育てのコミュニケーションにズレなんか生じないと思ってる人手話に堪能になればコミ
ろう学校、というか、ろう社会というか、とかく聴者には世界が狭く見えてしまうもの。今日はこの話題。聴者の方はどれだけ世界が広んでしょうって話ですよ。たかが知れてるでしょ。仲がいいと言える友達は5人くらい。毎日学校とか会社との往復で、知り合いといえば学校関係者か会社関係者。家に帰ってテレビを見ながらいっぱいやったり、休日は映画でも見ますか。これのどこが広んでしょうって話ですよ。例えばろう者。友達はとんでもなく多いですよ、みんな。20人とか30人とかザラ。しかも仲がいい。まぁ他
ろう児を持つと必ずこの話題に遭遇します。「ろう者とばかり付き合ってると世界が狭くなる」「ろう学校に入り浸ってるといざ聴者の世界に出たときに大変」聞いたことありませんか?我が家でもこの手の話題には事欠きません。これって、親が子を見るときの視線ですよね。決してろうとか聴とか関係ない。よく言うのが、子供の頃ろう学校にいるのはいいけど、将来聴者の中に入らなければいけないことは分かっている、そのために今から慣らしておく、というもの。いろいろ言いたいことはあるのですが、
こんにちは。ここのところ「お知らせ・報告」カテゴリばかりが増えていたので、今回は先日参加したあるフォーラムについてご紹介したいと思います。去る3月21日㈷、春日市のクローバープラザにて【第18回聴覚障害教育福岡フォーラム】に参加してきました。午前中は一般社団法人全日本ろうあ連盟副理事長・小中氏による「人工内耳に対する見解について」がテーマでの記念講演があり、昼休憩を挟んだ後は「ろう児を取り巻く環境の変化と課題~人工内耳について~」というテーマでのパネルディスカッションでした。と話
3月11日、仙台で。ハンディスピーカーを作りました。胸に当てて聞くと振動により、耳で聞く以上の音楽体験ができるという画期的スピーカーです(*^^*)講座は、手話通訳付で進められたので、聞こえない方や、聞こえないお子さんの家族も、参加していました。ランチはハンバーグ。おいしかったー。抱っこスピーカーとハンディスピーカー。ホントにホントにすごいんですよ。振動による健康回復の効果が報告されたり、盛岡では、ろう教育でも使われているそうです。まずは自分が楽しんで
第22回ろう教育フォーラムin大阪聴こえない子どもたちの未来のために!みんなで伝えよう!これからのろう教育を!全体テーマ「語り合おう乳幼児期の手話獲得」今まで、ろう教育フォーラムin大阪では、聴こえない子どもにとって、より良いろう教育とは何か、ろう学校のあり方など聴覚障害者をはじめ、父母や学校の先生、手話通訳者、手話サークルの関係者がこの場に集結し、意見交換してこれからのろう教育の方向性を打ち出してきました。今回は、国連の障害者権利条約の「手話は言語」の考えからろう教育は
第26回ろう教育近畿フォーラム大阪集会日時2017年2月4日(土)10:00~16:00(9:45受付)会場大阪府谷町福祉センターホール、会議室記念講演講演テーマ「放課後等のディサービスの取り組み」聞こえない子供たちは、放課後や夏休みの間はどのように過ごしているのだろうか。聞こえない子供たちのための放課後等ディサービスを実施しているところは京都、兵庫、広島、愛知などわずかである。
今日はムスメさんつれて行って来ました。ハハは「ろう、難聴児のことばを育てる」講演会とワークショップに参加。ムスメはボランティアさん達と子どものワークショップ(遊びか?)行く前に「他のろう学校の子もたくさん来るから楽しみだね♪」ってムスメに話してたんだけど、子どもの参加は4人^_^;まぁ、歳の近い女子4人仲良くやってました^^ムスメもはりきっていたし。ハハの方も、親御さんは少なく…やっぱり、人工内耳で口話の家庭の子にはこういうのって参加しにくいかな?音声通訳入ってるけどね^