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「朱里ー!ねぇ彩見た!?」「なんかさっき知らないおばさんと出てったで」「お母さんや…」「早く探しに行き」「なぜ止めなかった!?愚かなる朱里ー!」「みるきー!それがあんたの答え?」「うん」「じゃあそこ見たら探してるものあるかもよ」朱里が指差した方はホテルの屋上にいた彩「彩!」彩が私を嫌いになってもいいでも私の側からいなくなるのはダメ「彩!彩!彩!?ヤダ…ヤダヤダヤダ!彩ーーーーーー!」パシャッ「そんな風に叫ばれたら出てくるの気まずい」「紛らわしいことす
「ねぇ美優紀ちゃん正直に自分の心に従って今…頭に浮かぶのは誰?」「あいつが…」「あいつは?」「一人が好きなくせに寂しがりやで優柔不断でフラフラしっぱなしだしいつだって私の頭の中には彩だった横山くんが好き…なのに全然彩が頭から消えへん私は彩が好きです…山本彩が好きごめんなさい…別れてください」「分かった…っていうか分かってた」「ごめんなさい」「泣かんといて…「私よりいい人見つけてや」「俺を誰やと思ってるん?」「ハハッ本当にごめんなさい」「謝らんでええから山本
コンッコンッガチャ「沖田?あれ?おーい…」「ホンマにウザいよね幼馴染やからって何?人の物に手出していいわけないやんきっとキスやってあの女から…」「美優紀のこと悪く言うな!」「誰もおらへんで」「え?」「たまにね…こうやって一人でガス抜きしてんねん」「え?」「ガッカリした?でも今のが本音やでもっとガッカリさせてあげる病気のことも嘘やねん」「何言ってんねん?」「山本くんに嘘付いてんでももう疲れた山本くんをずっと捕まえてることにもどんどんやな奴になるのも」「
「誕生日の彼を待たせてもええん?」「もう行くってば」「ねぇみるきー」「ん?」「後悔ないようにね」後悔なんてせぇへんピーンッエレベーターが開くと中には何と...「彩...」2人は気まずい空気でエレベーターを乗ることになった「お、お元気ですか?」「おう」「どちらへ?」「沖田のとこ具合悪くって」「ふ~ん」「お前は?」「私は…横山くんのお誕生日祝い」「そっか…」エレベーターから出ると綺麗な空が見えたこの感じ知ってるそうやあの景色に…「似てる」「え…?
「あ~出た木刀!」「俺も小学校の時買ったわ」「私、中学の時買ったけど」「じゃまた買うそしたら?」「横山くんは欲しいものないん?」「う~んサプライズは?」「それが選べへんくってそれに横山くんは何あげたら喜んでくれるか分からへんかったからでもあげるには喜んでもらいたいやん」「じゃここ行きたい」「え?」「夜…こっそり抜け出して行こ」「そんなことでええん?」「じゃ決まり」「うん!」「じゃこのストラップ買って行こ」「うん」「すいませーん」(はーい)ん?この人…彩の
「サプライズ作戦?」「横山くんの誕生日が修学旅行と重ねってんねんだからサプライズプレゼント」「ふ~ん」「それだけ?」「みるきーがええなら別に横山くんはみるきーにもったいないくらいいい人やし」「あ~か~り~」「これでみるきーと山本の惚れた腫れたの話は聞かなくてええんやんな?」「当たり前やん!私の心は2万%横山くんの物なんやから」「へぇ~そうなんや~サプライズ…楽しみにしてる」「うん…じゃサプライズ作戦を考えるとしますか」「サプライズの意味わかってる?」「
「え…今何て?」「俺…沖田の側にいる」「だって昨日…」「ごめん…」「ごめんとかいいからねぇちゃんと話そ今日まだ3時間あるし」「…」「ねぇ…ねぇ彩はちょっとでも私を好きやなかったん?」「俺…もうお前と関わらへんから…傷つけてごめん俺なんか好きになってくれてホンマにありがとう」そう言って彩は去って行ったそうすると急に雨が降り出した「はぁ…」本当に終わったんや…彩と「もともと始まっても…彩だけやったのに何にも無くなっちゃった…」「こんなとこにおったんや
ピロンッfrom:美優紀そろそろおっしゃってた「明日」が終わりますけど?to:美優紀まだ5時やでfrom:美優紀もう5時やでガチャ「サラダチキンとシーザーサラダあるけど好きやろ?どっちも」「沖田…」「話を聞け!」「花火大会のことやろ?もう学校で噂になってる」「ごめん…」「別にいいって…手繋いだだけやろ?忘れるから大丈夫」「俺…美優紀とキスしたやからごめん俺…沖田と…」「ヤダ!何にも聞きたくない!」「でも俺は...」バタンッ「…沖田?」沖田
ヒロインって最高!(おい渡辺!)「あら先生御機嫌よう」(ええことでもあったんか?)「いいえこれからです!」今日の美優紀はめっちゃ元気で学校にやってきたその頃彩は…「もしかしてサボり?」「ちげぇよ」「じゃ今日は修羅場か」「聞いたんか?美優紀から?」「何もかも全部ダサい真似だけはせんといてなみるきーの親友やからみるきーを傷ずけたらぶっ殺したるから」そして学校では花火大会での美優紀と彩のことが学校中で噂になっていたその話は沖田にまで届いていた「あの
花火が終わると2人は近くのカフェに行った「あれでしょさっきの…そんな深い意味なくてキスしたんやろ?」「そんなんじゃねぇよ」「え…?」「俺がしたかったからしてん」彩が私のことちゃんと見てくれてるちゃんと考えてくれてる逃すもんか(お待たせしました)やっと回ってきたチャンス世界中にいる神様どなたでも構いませんどうか私に力を「彩...好き」「え?」(ごっ、ごゆっくり)「何やねん急に?」「急やないもんあたしね昔から彩といる時が一番幸せやってんほら一緒にいて
「あんま美優紀のことからかうなよ」「何?気になっちゃう感じ?」「どうせ遊びでちょっかい出してるだけやろ?あいつアホやから勘違いするからお前がいつも遊んでる女とは違う」「俺が本気やったら…そうやったら納得する?」「いや、別に俺には…」「まさかここで沖田さんの名前出す気?悪い男やなぁ俺なんかよりずっと立ち悪い」「お前いい加減しろよ」「いい加減にするんはお前や美優紀ちゃんのこと心配するふりして結局は自分を好きでいてくれる彼女を手放したくないだけそれって残酷やな
そして花火大会当日「久しぶり」「おう」生彩やば~い「ちゃんと浴衣着てきてくれたんや」「お前が着ろって言うたから」彩の声、彩の背中、彩の匂い会いたかった…会いたかったよ~「あ、これ…たこ焼き」「え…私に?」「好きやろ?」「うん…」「何やねん?テンション低いです」「え…あ、ありがとう」なんか彩が女の子として扱ってくれてる「髪…ええやん」「やろ~?」「へぇ~ええやん浴衣」「あっ!」なんで横山くんが!?「あ、そうや…これあげる昨日のお礼」「美優紀…お
何や~?この女子力ダダ漏れ女は?「この人誰なん?」「俺の家庭教師だった人この人に悪いこといっぱい教えられてん」そんなAVみたいなのがリアルに?「他の男にとられて捨てられてんけど」(由依これ外して~)「はいはい…外したで」(お水~)「はぁ」(何だかんだ言って今でも私が一番だもんねぇ)「おばさん!」(え?私のこと?)「そうや!見る目ないおばさん!横山くんはカッコいいんやから」「ハハハハハッヤバイやん美優紀ちゃん」「え?」「あ…ってことで私は帰ります」
もう少し…もう少しの辛抱「あいつ来てへん?」「みるきー?あぁ最近見てへんで」「そっか」きっと明日こそ連絡がくるはず…明日こそ彩から連絡がくるはず「…全然こーへん!彩もしかして私のこと忘れてる?」「暇だよねぇ美優紀ちゃん」「横山くん?ここで何してるん?」「美優紀ちゃんに会いに来てんこのままじゃ夏の思い出ゼロやでじゃ俺とデートする?」そして2人はデートすることになった「はぁ~楽しかった」「俺、結構美優紀ちゃんのこと好きかも」「え?」「で、どう?俺のこと
「渡辺さんにお願いがあんねん」「はい?」「夏休みの間山本くんと一緒にいてくれへん?」アッミィ~ゴオオアディオス沖田!「メキシコに留学か」「高校生何ちゃらに出るんやって」「すごいやん」「それよりも彩オンリーの私の方がすごない?」「恋は捨てるんやなかったん?」「まぁ細かいことは気にせんといて」「休みやしどっか出掛けたら?」「最後は花火大会でフィニッシュ!」(お嬢さん!それなら一夏の恋で終わりますよ)「じゃどうすれば?」(さあ)「山本に一切会わへんこと」「で
って思いたいのにただただ空しいあたしと彩が築いた10年間沖田さんに一瞬で追い抜かれた気分「美優紀」「彩…」「やめろよな突然いなくなるの」「もしかして…心配してくれたん?」「まぁな」「沖田さんは?」「帰った」「沖田さんのどこが好きなん?」「はぁ?」「ええねん教えてよあたしと彩の仲やん」「夢がさ…夢があるんやってジャーナリストになって自分の言葉で世界に何かを伝えたいんやってめっちゃすごくねぇ?」「そういうのがあるやつやって持ってるんやなぁ地震とか余裕
「あの…私の勘違いやった?」「え?」「トイレで聞いた山本くんへの気持ちちょっと悲しいなぁって山本くんに対して真っ直ぐな渡辺さんのことずっとカッコいいって思ってて」え…何言ってるん?「私、勝手に戦友みたいだと思っててん」「戦友?」「無理して好きな人とか作らなくてええんちゃう?山本くんを傷つけるんは何か違うと思う」何で?何で私に説教してるん?彩は…彩を全部自分のものにしといて「嫌な女やなぁ」「私は渡辺さんと山本くんのことを思って…」「なら…別れてあげなよ
えっ何これ?「美優紀ちゃんボーリング下手やなぁ~」キスの口止めにWデートって「軸がぶれちゃってんで」「だから近いって」「山本くんって分かりやすいんやな」「え?」「あんなに嫉妬しちゃって」「彩が?」彩を見てみるとホンマに嫉妬してためっちゃ可愛い「美優紀」「ん?」「アンドレとムック元気か?」「アンドレとムック?」「うちの犬」「ガキの頃一緒に名前つけてん」「そうそう」「近いうち家行くわおばさんの飯も食いたいし」「美優紀ちゃんこれうちの犬」「可愛い~」
「昨日のことどうかご内密に」「わざわざ口止めしにきたん?言うわけないやん」「ホンマに?」「でも…そうやなぁ黙っとく代わりに何かしてもらおっかな」「できることなら…」てかキスされたあたしがなんで下手に…ドンッ「できることってどんなこと?」「だから近いって!」壁ドンから逃げようとすると…ドンッまた壁ドンされた「喜んでるん?」「別に喜んでなんか…」「顔ニヤけてんで」「おい!そいつ嫌がってるやろ?」「彩//」
美優紀は家に帰ってあかりに電話をして話をしようとした「あ~か~り~」(はいはいどうしたん?)「朱里はキスしたことある?」(あるよ)「あんの?」(相変わらず失礼やな)「誰と?」(誰って普通に中学の時に好きな人と…)「もういい!」そう言って美優紀は電話を切った「あの愚かなる朱里でさえファーストキスは好きな人となのに私は彩以外の男と…あぁ!彩にだけは知られたくない…」
私があの時沖田さんみたいに動いてたら何か変わったんかな?「あたしには彩しかおらへんのに…」「へぇ~そう?」「そうやであんないい男もうどこにも…あ」また出たとてつもないイケメン「そんな好きなんや山本くんのこと」「あっあっあの…ど、どちら様ですか?」「俺は横山由依同じクラスなんやけど…」「え?」「ひどいわ~この前助けてあげたんやで」誰か~喧嘩で~す「あぁ…」「そんな俺存在感ない?」「あ…え、えっと彩以外はエキストラと言いますか…こうどう殿方もこ
「隣いい?」「うん」なに地味な子に対してちょっと可愛くなってるん?「よいしょっと」さあ始まりました王道ヒロイン対邪道ヒロインの恋愛バトル山本と幼馴染の美優紀は幼い頃からの写真で沖田さんを責めるようです「懐かしいなぁ」「え?」「あ、これ?沖田さんに見せようとお思ってだって彩のこと全然知らんやろ?」実にやらしい!幼馴染をアピールしてます「この写真可愛い」さすが王道ヒロインまったくもって効果ゼロです「あ...」あれは彩のジャージ?半ば強引に貸してもら
「おじさん…もう一杯」「みるきーそれお茶やん」「あ~か~り~!飲まへんとやってられへん~」この一週間彩に無視された「あっ意外と可愛いメガネなしの方がええよ」「えへっ」だって彩はずっと沖田さんといたから「えへっ…じゃねぇよ!この泥棒ネコが!」「もともとみるきーのやなかってんで」(飲んで忘れろ)「おじさんものらなくてええねん」「ヒロインは…私のなのに~」「あのね!よく聞きな沖田さんはちゃんと告白っていうオーディションを受けて正当な山本のヒロインになった」「
「えぇぇぇ!い、今なんて?」「だから沖田さんと付き合う」「なん、なんで?」「告白されたしいい人そうやから」なんでメガネっ子と!?「ほら帰んで」「あ、分かったあれやろ?地味で浮いてる子に告られて触れなかったんやろ?」「はぁ?」「確かに号泣したりするもんねもう彩は優しんやから」「何言ってんのかよく分からへん」「ちょ、ちょっと彩」ガチャカランカランカラン「何これ?」(あれ~どうしちゃったん?ロッカーの中がゴミでいっぱいやん)「最低!」(はぁ!?)「すいませ
「これぞ真実の愛って感じやろ?」「そうやったら告ればええやん」「ん?」「真実の愛だか知らへんけどそんな自信あるなら早く告って付き合いな」「分かっとらんねぇラブストーリーのセオリーが…主人公が真実の愛トゥルーラブに気づくまでヒロインはガッツかへんのそれが王道パターン」「そんなこと言って誰かのものになって後悔しても知らんで」「やだぁ〜ジェラシーですかぁ?」バタンッ!(おうおう沖田さんごめんなぁ)「あのメガネっ子うちのクラスの?」「タバコすってるところあの子に
山本彩は私の幼馴染この物語のある意味ヒーロー人見知りで一人が好きなくせにめっちゃ寂しがりやでもそんな感じが逆にクールで…(彩くんおはよ!)(おはおは)「おう」…ムダにモテるでも彩はまったく興味なしだってこいつらザコキャラやし他の人はただの通行人役やしえっ?じゃあ私は何役だって?「彩!」「おう」あたし渡辺美優紀はこれから彩と結ばれる予定のヒロイン!「さや…おうっ!」「ハハハッ」パシャパシャ「え?ちょっと彩!」彩がヒーローの物語だとしてあたし以上にそのヒ
「1…2…ふぅ」明日は大会それは地区予選決勝甲子園に出れるかかかってる試合夏の甲子園への思いは強い負ければ先輩は引退するお世話になった先輩のためにも勝ちたい…「彩くん」「3…4…」「彩くん!」「美優紀先輩」この人は渡辺美優紀先輩我が難波高校野球部のマネージャーそして俺の…憧れの人「遅くまでお疲れ様でも頑張りすぎやで?」「先輩は何してたんですか?」「んー?これ」「お守り?」「うん頑張ってる皆のためにできるのこれだけやし…」「でも一回戦の時にもらいました」
1ヶ月後「今日美優紀夜しか来ないんか…」(彩さん、点滴変えますね?)「ありがとうございます」(彩さんの奥さん美人さんですよね)「自分に釣り合わないくらいですよ」(そんなことないですよ彩さん看護師の間で人気なんですよ?)「え?」(優しいしイケメンだしって)「謎です」(気分転換に散歩でもしませんか?)「いいんですか?」(寝たきりは退屈ですから院内で良ければ)「じゃあ行きましょ」車椅子で押されて散歩して部屋に戻ると美優紀が来た「彩ってほんとに死ぬん?」「…多分
時計を見ると夜の9時だった「彩遅いな…連絡つかへんし…会社行ってみようかな…」会社の玄関にて「あのすみません」(あれ?美優紀さんどうしました?)「旦那がまだ帰って来なくてちょっと来てみたんです」(彩さんならさっきまだ仕事してましたけど行ってみますか?)「はい、そうします」美優紀は彩を探しに行った「彩ー?」(あれ?いないですね)彩のデスクへ向かうと…倒れている彩を見つけた「彩!大丈夫!?…意識がない救急車!」(は、はい!)「彩!彩!」数分後俺は救急車
「今日は彩の好きなオムライスにしようと思ってるから」「ええやん後どれぐらい?」「30分ぐらいでできると思うからちょっと待っててな」「うん」今日は彩と私の7年記念日7年付き合ってるけどまだ結婚はしてないからプロポーズを待ってる「7年やねんな」「なんかあんまり7年って感じせぇへん」「しないな...」「何にも変わってへん感じすんねんな」美優紀がオムライスを作ってると彩がキッチンに行って美優紀に近ずいた「俺ももう24やからな」「うん」「決める時はバシッて決めへんと