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桜に鳥瀬底島のびんがた工房「べにきち」の扇子♡鳴き声がすると思ったら、ヒヨちゃん桜が咲いたら、うちにあんまり来なくなった…。ここにいた!花粉をつけて帰って来るのが可愛いのだ♡もうすぐ8時。医療従事者の皆様へ今日も感謝を。
中国湖北省で新型コロナウィルスが発生して間もなく、日本から中国へ贈られた医療物資には「山川異域風月同天」とメッセージが添えられました。鑑真和上に来日を決意させた、長屋王が唐の僧侶へ贈った袈裟の縁に刺繍された「山川異域風月同天寄諸仏子共結来縁」という漢詩です。国境はあれど、風も月も同じ。心は通じ合える。そして、返礼として大連から届いた20万枚のマスクには「春雨や身をすり寄せて一つ傘」夏目漱石の春の俳句です。※結核だった正岡
2020年、ワタクシが東京オリンピックよりも楽しみにしていたイベントがあります。それは…。東京国立博物館にて4月14日からはじまる予定だった「きものKIMONO」展です。1973年に東京国立博物館にて開催された「日本の染織展」以来、約半世紀ぶりの大掛かりな染織の展覧会となります。ということは…、おそらく自分の人生において最もスケールが大きい染織関連の展覧会になるに違いないのです。東京国立博物館特別展「きものKIMONO」報道発表会ですが、新型コロナウ
花びらだけでも絵になる暈しの紬に蛇の目傘に桜吹雪の帯草履の花緒は登喜蔵の繭先染めずりだし紬の裂地をつかったオリジナルこんなところにいた♡桜の花を啄ばむヒヨちゃん幸せそう…♪つづけることに意味がある。医療従事者の方々へ感謝を込めて今日も8時に拍手を贈ります。
桜の花を散らすよう降る雨「桜雨」「桜流し」「花散らし」美しい言葉ですね。和傘も美しい。もうすぐ8時です。自らの危険と隣り合わせで多くの人々を救ってくれている医療従事者の方々には感謝で胸がいっぱい。今夜も感謝と敬意をこめて拍手を贈ります。
新年度の幕開けは花曇り。「雲外に蒼天あり」と申します。今は見えざる敵が曇り空のように覆っていますが、その向こうには青空が広がっているはず。粛粛と籠城する日々。この曇天が晴れたら、鳥や蝶が飛び立つように、晴れやかな気持ちでお出かけできますように。志ま亀ブルーのふくら雀の小紋に桜蝶の染め帯。籠の中にいるのはワタクシのほう…。大丈夫。桜は来年も咲くから。
窓からみえる桜が満開となりました毎日やってくるヒヨちゃんが、癒し首里花織の半幅帯、秋は金木犀、春は菜の花に見立てています。菜の花からは春の大地のエネルギーを感じます。夜に窓をあけて拍手するのは、かな〜り恥ずかしい。←実感した危険と隣り合わせで仕事をしてくださる方々へ同じ時間にみんなで気持ちを込めて感謝をする。伝わるかどうかはわからないけれど、家の中でもやりましょう。8時に拍手を。医療従事者のみなさまへ今日もありがとうございます!!!
外出自粛で籠城中。芭蕉布工房巡り/芭蕉布会館、芭蕉布織物工房、工房風苧/2019年秋沖縄の旅その9のつづき^^/再び、首里です。那覇伝統織物事業協同組合へ♪城下町は坂が多い。その中でも…、首里の城下は坂だらけ。そして沖縄は車社会。那覇伝統織物事業協同組合へは皆さん車でいらっしゃるので、午前中はこんな感じになってます@@;竹筬研究会による竹筬と竹製の筬通しについての説明と琉球染織の現状についてお聞きする。ちなみに、こちらが竹製の筬通し。竹
外出自粛で籠城中。溜っている旅レポのつづきをアップしていきます。記録のための記憶の糸口/首里から喜如嘉へ!/2019年秋沖縄の旅その8のつづき^^/山に抱かれた小さな集落風に揺れる大きな芭蕉の葉芭蕉布の里、大宜味村へ♪芭蕉布は糸芭蕉の茎の繊維を取り出してつくられます。糸芭蕉はバナナと同じバショウ科の多年草です。芭蕉布の魅力は、柳宗悦「芭蕉布物語」、澤地久枝「琉球布紀行」で語られ、芭蕉布復興に尽力された重要無形文化財保持者である平良敏子さ
外出自粛で籠城中。こんなときだからこそ、着心地の良い着物を着る。小林染工房の七宝南十字星の丹後柿渋織におび弘のオーロラにあざらしの綴帯。丹後ブルーで有名な小林染工房ですが、ワタクシが小林知久佐さんの技に最初に感動したのは丹後柿渋織です。ちなみに「七宝南十字星」と名づけたのはワタクシ♡その時のブログはこちら☆防水効果のある柿渋染の絹糸をつくり、その柿渋染の絹糸を縫い取り縮緬の技法で織りこんで(by柴田織物)、さらに引き染めすることによって、柿渋の部分は染まらないとい
東京で桜が満開の後に1cm以上の積雪があるのは、51年ぶりなのだそう。雪を撮影するのは難しい…。ヒヨちゃんに積った雪。雪なのか桜吹雪なのか。雪の重さで花が下向き。そして、庭の躑躅にも雪!疫病は見えない敵。外出自粛は籠城に近いものがある…。
新型コロナウィルスの感染拡大の影響を受けて、様々なイベントの中止が発表されています。15周年を迎える「ラ•フォル•ジュルネTOKYO2020」会場をベルサール東京日本橋へ移した「東京キモノショー2020」東京国立博物館で開催される「きもの展」は、展覧会そのものは現段階では中止にはなっていませんが、開会式、レセプション、内覧会は中止となりました。暖かくなったら、春が来たら、桜が散る頃には、きっと終息するだろうと、思っていたのですが…。ご尽力されていらっしゃる皆様
3月27日は、3×9(さくら)=27かなり無理矢理な感じがしますが…。「さくらの日」です。花曇りですね。日本中、いえ、世界中を覆っているコロナウィルスによる閉塞感。新年度には、桜の花のように潔く散り生命力溢れる新緑で満ちあふれて欲しいものです。桜の花は通りすがりにひっそりと楽しむ。今日のヒヨドリ
花兎文様にみられる盛られた土状を作土文様といいます。絵画では土坡(どは)といわれる自然な土の盛り上がりをあらわしたもの。植物や動物とともに意匠化されています。土のものを纏うのは、何となく落ちつくような気がする。花兎文様の泥大島にアラベスク文様の綴帯桜は誰に見られることがなくとも春が来れば咲く。誰に見られることがなくても、誰かに会うことがなくても…。1人でも着物生活を楽しんでいます。
危機的状況に追い込まれてから、あたり前のことに感謝する。働き方、人間関係…。大きく価値観が変わるような気がします。延期後に迎える東京オリンピックは、世界中の人々がこの閉塞感から開放されたことを祝う祭典になるかもしれません。栗山工房の西田裕子さんとご相談してつくったオリンピックをより楽しむ帯。微妙な素材違いで色違い。こちらは夏大島生地こちらは麻地
絣は里山の風景に似合う。四葉文様の絣の紬に市松に幾何学文様の織りなごや帯をコーディネート。じつは絣にも市松。着物と帯に市松の意匠をリンクさせています。〜桜ばないのちいっぱいに咲くからに生命かけてわが眺めたり〜詠み人岡本かの子寒さ厳しい冬を耐え忍び、春を迎えて咲く桜。その命を謳歌するように空を桜色に染め散っていく。精一杯咲く桜と向き合おう。日本人にとって、自分にとって、やはり桜は特別なのだ…と、思う春です。
婦人画報デジタルの連載エッセイにて「花粉症対策には大島紬が効果的!?」をご紹介しておりますが、大島紬が花粉症対策に効くというわけではなくて、ツルッとした生糸の絹織物には花粉がつきにくく落ちやすいということなのです。なので、大島紬と同じく、経緯糸どちらも生糸が使われる黄八丈もこの季節によく着ています。桜色の黄八丈に栗山工房の牡丹に燕の京紅型の帯をコーディネート沖縄では、馬に乗ったり、自転車に乗ったりしていたので、日傘をささなかったら、、、自分史上最大の日焼け状態。さらに花粉症
再び、「白からはじめる染しごと」へ♪閉店前ギリギリに駆け込む。2日連続通ったことにはワケがあります。ワタクシ…、相当気に入ったものでも即買いはしません。一晩は落ちついて考えるようにしています。でも今回はそれだけじゃなくって、相当気に入った帯が2本以上あったのだ( ̄▽ ̄;)鈴木和美さんの夏帯糸目糊で描かれた細かすぎる網!浮標とロープの意匠、ロープとか紐って動きがある模様で好きなんだな。水底にみえる貝、このシルエットと奥行、さすが生駒暉夫さんのお弟子さん。
「白からはじめる染めしごと」(〜22日まで)染織の世界は、糸づくりがあって、白い糸を染める、もしくは白い布を染めます。主に、糸で括ったり、糊置きしたり、浸けたり、摺り込んだり、染めるところと染めないところがあって、多様な加飾技法の技で意匠表現をします。そんな当たり前のこと…、と思われるかもしれませんが、今は当たり前ではないのです。なぜなら、インクジェット、昇華プリントといった転写技術が加速して向上し、大量に普及しつつあるからです。手仕事でひとつひとつ染められるもの、
真東から陽が昇り、真西へと陽が沈む今日は春分の日。丁字染の紬に墨描きの桜の帯をコーディネート。帯あげにもチラッと桜の花。帯〆は桜の花と新芽。バッグは、koruriの小鳥ハンドルにウィリアム•モリスの苺泥棒。草履の花緒は丹後の登喜蔵の繭先染めずりだし紬の裂地。向かった先は、自由が丘にある大塚文庫「白からはじめる染しごと」展が開催中♪(〜22日まで)つくり手による展示会ですので、作品の意図から技法などまでご本人からお聞きすることができます。充実の作品
風が強くて吹き飛ばされそうだった。春だな〜。3月19日(金)晴れ/最低気温4℃最高気温22℃紺仁の格子の片貝木綿にすみれの染め帯をコーディネートべにきちの紅型の日傘バッグはイギリスのRADLEY草履の花緒は登喜蔵の草木染め。今日のヒヨちゃんクチバシに花粉をつけてやってくる
旅先では、見ること、聞くこと、感じることに集中しております。なので旅先からのブログとSNSは、後でレポを書くための記憶を手繰る糸口のようなもの。記憶を辿り思い出を嘗めるように味わいつつ文章を書くのが好き。そして、後々ブログを見るのも楽しい♪染織の旅レポ、中途半端な状態になったまま未公開のものが、実はいっぱいあります。必ずや表にだし活かしたいと思います。*****さて、ややこしいですが…、先月の琉球染織の旅ではなく、半年前の旅レポ首里高校染織デザ
婦人画報デジタルの連載「朝香沙都子の着物ダイアリー」が公開されています。花粉症の季節になると、ワタクシが好んで着用するもの。それは「大島紬」広義では「紬」と定義される先染織物ですが、紬糸も節糸もつかわれていない生糸の織物です。だからこそ、ツルッとしていて花粉がつきにくく、落ちやすい。というわけで、365日着物生活の朝香沙都子の自論、花粉症対策で活躍している大島紬のコーディネートをご紹介しております。*****朝香沙都子の着物ダイアリー〜春の花粉
日本人にとって桜はやはり特別春の到来を告げるように、葉よりも先んじて咲き、サッと潔く散る。そして何よりも散り際が美しい枝付の写実的な桜は桜が咲く前に。桜が満開の時期は桜と競わず桜の文様は避ける。桜が散りだしたら名残惜しみつつ桜の花びらの意匠を纏う。そんな装いが日本人の美徳といわれていますが、桜と同化するように季節を目一杯楽しむのも良いのでは。ちなみに私は里帰りと称して桜のお花見に桜のきものや帯も着ております
昨日はせっかちな桜の開花を阻むような季節はずれの雪でしたが、今日は晴れました!知る人ぞ知る、里山の桃源郷へ🍑桃源郷は陶淵明の「桃花源記(とうかげんき)」に由来。桃の林に迷い込んだ漁師が外の世界と隔絶した平和な村を見つけますが、二度とそこには辿り着けなかったという仙境の地です。今年も来ることができて良かった💕古来より中国では、桃は邪気を祓う霊木とされ、桃の木でつくった弓矢での悪霊除けの風習があります。日本でも古事記の中でイザナギの命が桃の実を投げ鬼女を退散させた
観測史上最も早い開花宣言がだされた日。東京は雪が降りました…。ヒヨちゃんも寒そう。3月14日(土)雨のち雪/最低気温2℃最高気温10℃折しも今日はホワイトデー。あざらしマシュマロが可愛い〜💕卒業の季節なごり雪ですね。
今更ですが…、本場奄美大島紬の伝統絣柄である秋名バラ。奄美大島の龍郷町にある荒波集落の秋名地区で、琉球王朝に服属していた時代につくられていた「サンバラ」という竹で編んだ籠が意匠の原型です。しかし…、この文様…。ラーメン丼のグルグルを連想してしまう…@@;この迷路のようなグルグルは、雷文。ラーメン丼に雷文を取り入れたのは、1909年(明治42年)創業の小松屋さん。九谷焼の産地であった石川県小松から合羽橋で創業した陶器専門店です。もう、ラーメンのグルグルにし
桜より一足早く春を告げる花。白木蓮、辛夷、そして紫木蓮。「マグノリア」というのはモクレン科の花の総称のこと。木蓮、辛夷、泰山木、大山蓮華など、みなマグノリアです。白亜紀の地層からマグノリアの化石がみつかっていることから、地球最古の花木といわれます。白木蓮(はくもくれん)が満開です。白木蓮と混同されやすいのが、辛夷(こぶし)。白木蓮との違いは白木蓮は上もしくは斜め上を向いて咲きますが、辛夷は斜め上もしくは横向きで咲きます。辛夷は花が咲くとき葉が1枚でてい
東日本大震災から9年…。喉元過ぎれば熱さを忘れる日本人ですが、忘れてはいけない、風化させてはいけない日です。震災直後の日本は自粛ムード一色で、着物を着て歩くことが後ろめたいような空気感でいっぱいでした。多くの人にとって着物を着ることは特別なことで、着付けはお稽古事となり、着慣れない人は着崩れるかもという不安定さ、何よりも着物業界が着物の過剰な特別感(文化的価値や希少価値)ばかりを売り物としたことが、木綿や紬であっても「こんな時にまで着物着て〜」と白い目で見られてしまうような状況
石垣島滞在中は湿度も高く夏日。有松絞りの綿紅梅でちょうど良い感じでした。有松の井桁屋の南遥日の手蜘蛛絞り、藍染めは服部謙志。西表島の高市弥生さんにお見せしたかった、里帰りコーデ。有松絞りに高市弥生の八重山ミンサーの半幅帯とコーディネート。石垣島滞在中の中日に西表島に宿泊したので、この帯は石垣島に置いてきぼりで西表島への里帰り適わず@@;旅には自前の浴衣を持参していますが、浴衣のときは寛ぎモードで、あんまり写真がない@@;