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2023年2月20日。市民病院の主治医のところで経過観察の予約があった。2月8日に受けたセカンドオピニオンのレターも届いているだろうということで、再び夫を伴って病院へ。この時、私としては、「がんセンターのドクターは「ここでは術後放射線治療は予防目的でセットで行ってます」と話していたが、そもそも市民病院の耳鼻科チームの意見は「毎月の検診を欠かさず行い、再発の早期発見に努める」というもの。セカンドオピニオンを聞きたいと言い出したのは私で、もしもそんなこと言わなかったら経過観察のみでや
2022年12月12日。退院してから2週間後の月曜日が、初の診察であった。朝夕の鼻洗浄をしながら処方された薬を飲んで過ごし、鼻の詰まりは消え、鼻洗浄をしても出血は見られなかった。10:00の予約時間に合わせて病院へ。今日はさすがに診断名が分かっているだろう・・・しかし何だろう。退院するときにドクターは「今後の診察が半年おきになるか、もっと頻繁になるか、診断によって決めますね」と話していたような。番号を呼ばれて診察室へ。私:「こんにちは。お願いします。」Dr
2022年11月28日。術前検査はMRIも含め全て順調に終わり、予定通り入院する。この時期、私の居住する町の市民病院はコロナ患者で溢れかえっていたようで、当日朝のPCR検査の結果を待ってからの入院手続きとなった。さらに、耳鼻科病棟は閉鎖というわけで、小児科へチェックイン。廊下にはかわいいダンゴムシの絵があった。麻酔医からの説明の後、いつものドクターの往診が済むとヒマ過ぎてしょうがない。病棟の長い廊下をハイスピードでヒタヒタと歩き、7,000歩を超えたところでベッドに戻
2022年10月20日9:00am。生検結果を聞くために市民病院へ。生検採取からこの日までに私の体重はかなり減った。元々減りやすい体質なところに不安でお腹が完全にユルユルになったため、頑張って食べてはトイレ、食べてはトイレを繰り返していた。昼も夜も、仕事中も涙が出てくる。これからどうなるんだ?なんの病気なんだ?治るのか?治療は辛いのか?いや、でも治るのなら頑張れる・・・いざ当日の朝、病院まで車で30分かかるというのに08:15頃、私は歩いて家を出て近所の稲荷神社に
2023年3月27日の続き。次は紹介状の宛名であるドクターの部屋へ。こちらでも同じように今までの経過を口頭で説明する間、ドクターは術前MRI画像をカチカチと確認していらっしゃった。紹介状の内容は非常に端的かつミニマムなため、詳しい経過や時系列での説明は口頭で伝えるのが一番効率が良い。(と、ここまでの経験で思う。)私の心配事、「マージンを取れてないから再発する時には拡大手術を避けられないと思うが、陽子線治療をしてしまったら合併症や術後の回復にリスクが上がる。それなのに効果が定
2023年3月27日。市民病院の主治医から紹介状と資料を出していただき、市民病院から陽子線センターへ予約を取っていただいた。出来るだけ早い日程でお願いしますとは言うものの、諸手続にどうしても時間がかかるし、初診やカウンセリングはたいてい特定の曜日と時間しか開いていなかったりするため、2,3週間はあっという間に過ぎる。初、陽子線センターへ。新しい施設のため中はホテルのように綺麗で、待ち時間なんてものは存在しないのではないかというくらい、余裕を持った人数したロビーには見当たらなか
2022年11月29日に、左副鼻腔(篩骨洞)腫瘍摘出と、それによって引き起こされた同じく左側副鼻腔炎の内視鏡手術を受けた。術後3時間は尿道ドレーンと酸素マスクを付けたまま、しかし同時に手術箇所である左の鼻、目から鼻にかけてを氷嚢で冷やしていなくてはならない。(←自分で)麻酔からは順調に覚め、病室に戻ってすぐに目も開けていられたしナースと会話も出来た。が、鼻に氷嚢を押し当てながら、同時に酸素マスクも口と鼻に当て続けるという2つの行為を両立させることに四苦八苦していた。氷の冷たさを肌で感
2023年2月24日。この日は手術後初めてのMRI。元々、主治医のプランには無かったようだが、私ががんセンターにセカンドオピニオンで受診した際に、「術後のMRIは無いの?」と言われたことを伝えたら、撮ることになったというもの。がんセンターのドクターはCTではなく、手術に備えて撮ったMRI画像をずっと見ていた。通常&造影剤ということで前と同じ。前回は10月だったので関係無かったが、この時は真冬ということでヒートテックは脱いでくださいという指示があった。技師さん:「ツ
2023年2月8日。○○県がんセンターでのセカンドオピニオンの続き。ようやく診察室へ入った我々。ドクターは私の頭の輪切り、縦切り画像をカチカチと見ていらっしゃった。Dr.:「篩骨洞腺癌。紹介状によると術前生検では陰性だったため骨は取ってない、と。目視で腫瘍ギリギリを剥離するように取っただけですね・」私:「そうだと思います。」Dr.「ん?術後のMRIは無い。PETCTしかやってない。」私:「はい。」Dr.:「!!!PETCT、こんな画像見たら僕はぎょっとしち
2024年2月1日。前回のブログからかなりの日数が経過してしまった。気がつけば新年を通り越して2月。もやは備忘録としても機能していないのではないかと思うけれど、書き続けよう。11月の終わりに突如始まった黄色い鼻水と嗅覚障害は、残念なことに現在もまだ治っていない。幸い、かかりつけ耳鼻科(腫瘍にかんしては市民病院)は家の近所なので、仕事の合間や閉院時間寸前に飛び込んで、鼻水吸引とネブライザーを週2,3回続けている。陽子線治療で私の鼻腔、副鼻腔周辺が「生涯に渡る弱点」となっ
2022年10月12日午後2時。生検のため、市民病院へ。直前3時間は絶食。同時にCT(単純&造影)の結果も聞く。CTの初見では、腫瘍は左副鼻腔篩骨洞辺り。左側の上顎洞が白く見えたのは腫瘍ではなく、腫瘍が通気口を塞いだために発生した副鼻腔炎だった。その他、骨等に腫瘍が入り込んでいる様子は見られないとのこと。当時の私は不安にかられて昼も夜も何時でも、時間の許す限りネットで「鼻腔癌」「副鼻腔癌」「出血」「生存率」「初期症状」等々を検索していた。何の知識も無かったが、腫瘍が1
2024年2月半ば。私は歯磨きの後、毎回歯の表面を舌でなぞって、ちゃんとツルツルしているかどうかを確認する癖がある。2月のたぶん、15日頃だったと思う。ふと、左上の歯をなぞっていると、やや?と違和感があった。左上の歯にあたっている部分の粘膜がおかしい?右と比べてみると、右は正常、いつもと変わらない。下、ほっぺ、両側、全部正常。また左上に戻るとやっぱり変。痛くも痒くも無いし、何もしみたりしないけど、ぶよぶよというかざらざらというか、ピン!とした感触が無い。やけ
2022年12月19日。術後検診と、PETCT結果。検査以来、いつものように私のお腹は不安でユルユルになり、体重が減っていた。前回は突然の悪性腫瘍の告知で聞きたいことも聞けなかったので、今回は質問メモを持参。Dr.:「PETCTの結果では転移はありませんでした。一部「寒冷集積」といって首から肩にかけて糖集積が見られますが、これは寒いと起きるものですね・・・あとは脳とか、膀胱には尿がたまるのでここにも集積がありますが、こういった通常の反応以外には何も見当たりません。」
2023年2月8日。ようやく更新内容が今年に入った。あと少しで現状に追いつく予定。主治医のいる市民病院からセカンドオピニオンの紹介状と資料を出していただき、自ら予約を取るシステム。私の居住する○○県がんセンターは家から遠い。しかも、CDに落としたMRI等の画像を読み込むための時間を差し引いて、予約の1時間前に到着しなくてはならない。私は07:00am過ぎに家を出て電車で向かう。その1時間後に夫は車で向かった。私の方が早く到着するであろうと思ったが、その差は10分も
2023年3月6日。手術後初めてのMRIの結果を聞くために市民病院へ。いかなる目的であれ、主治医とのアポイントメントでは必ず鼻の中にスコープを入れて術後経過と再発の有無を診察する。これは私にとってとても安心出来る。MRIの結果で何か写っていたら・・・即手術なんだろうな。同じ場所なら良いけど、眼球に近かったら、脳に近かったら、どうすれば良いんだろう。そうか、これからずっとこういう気持ちで毎月の検診と、CT/MRIの結果を聞きに行くんだ。これは終わらないんだ。私:「お願い