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24-4-15(月)上智大学の正門から四谷駅にかけての土手の散歩道を歩きながら、霜山徳爾先生が「この桜を来年も見ることが出来るだろうか?」とおっしゃったのを覚えている。あの時霜山先生は60代の後半であった。私もその年齢に近づいてきて、先生のお言葉の意味がいくらか解るようになった。昨日、逗子教会で礼拝が終わった後、大船駅に出て、鎌倉女子大に向かう川沿いの桜を見た。すでに葉桜となっている木もあって、「今年の桜ももう見納めだな」と思った。私は多分来年もまた同じように桜を見るだろう。しかし、
24-3-9(土)大船の巷からまた一軒、本屋が撤退するらしい。ルミネ・ウイング(大船駅の駅ビル)の6階にあるアニールという本屋が今月いっぱい(今年度いっぱい)で閉店する。アニールは一見雑誌置き場のようであるが、一応岩波文庫なども売っていて(私の中では未だ岩波文庫を売っている店は高級、という偏見がある)本屋のていをなしている。私が20年前鎌倉市に家を買って、大船の巷で買い物をするようになって以来、本屋がどんどん潰れて行った。最初に潰れたのは海福(寿司屋)の隣にあった古本屋である。ここは私が
指定大学院制度の最大の失敗は、「大学院においてある種の科目を受講し、演習などを履修し、一定のカリキュラムを習得して、試験に受かれば誰もが“臨床心理士”(あるいは“こころの専門家”)になれる」という制度を作ってしまったところであろう。さらに悪いのは、「このカリキュラムを受講しない者は、臨床心理士の資格試験を受験出来ない」としてしまった。その結果、例えば外国の大学(や専門学校)で資格を取ってきた人(河村健夫氏の娘さんなど)は、どれほど優秀であっても「臨床心理士」の資格が取れなかった。これは河合カル
22-9-6(火)日本中にいくつ4年制大学があり、短期大学や専門学校がどれくらいあるのか知らない。4年制大学と短大をあわせただけでも(最近は短期大学はあまり人気がないので、4年制に改編してしまうところが多い。学習院女子大学、東洋英和女学院大学、活水女子大学等)200校は超えるのではないかと思う。霜山徳爾先生が、「かつて日本で後期高等教育を受けられるのは人口の3%しかいなかった」と嘆いておられたが、今では高校を卒業しさえしていればどこかの専門学校には入学出来るだろう。私はこれは大変良い時代