先日のベルリン旅行の往復で、音楽評論家の許光俊氏の新刊を読みました。かつて私がいろいろな録音を聴き飽きた頃に出会った氏の書籍は、未知の世界へ誘ってくれました。昨今、レコード会社やプロモーターに忖度した提灯記事を書く評論家が多い中、ダメなものはダメ、嫌いなものは嫌い、とぶった斬る氏の文章は刺激的で、盤収集にかなり影響を受けました。後に正規録音に興味を失い、いわゆる裏青盤に手を広げてライブ演奏に目覚め、今となっては実演重視になった私にとって久しぶりに食指が伸びた書籍でした。相変わらずの文章で、例えば