ブログ記事538件
ご訪問ありがとうございます。さて、倭彦命については終わりましたが、彼が倭姫命とともに歩んだのではないかと考えられる「倭姫巡幸」のコースにはどのような意味があるのでしょうか?ここでもう一度「倭姫巡幸」の範囲を見ていきますと、尾張には一宮市より先には入って行かないことがわかります。これはこのシリーズの「倭姫考」でもお話ししたのですが「画文帯神獣鏡」という鏡があり、これが考古学の福永伸哉さんによると尾張・三河(愛知県)を中心とした三遠式銅鐸の地域に入っていかなくて、また三角縁神獣鏡の古い
明治45年に見つかりました。「悪ヶ谷銅鐸出土地」(あくがやどうたく)。通称“銅鐸の谷”に。(静岡県浜松市浜名区(旧北区)細江町中川)駐車場なし。トイレ・自販機なし。多分、日本でも数少ない「蹴りを入れた銅鐸」です。1912年、少年がつまずいて転んで「なんだこれは」となり掘り出したもの。今は造成されているため発見場所は眺めた先の空中になります。この辺りはいくつも銅鐸が見つかっている場所で多分まだあります。転倒注意。↓【目次】その他の場所は
◆火吹く人たちの神~19「民俗学」とは狂気の沙汰の学問だ…と常々書いておりますが。柳田国男氏のせいか?もうこんな炎のような情熱を抱き、奔走するような人物は出てこないのでしょうね。彼の偉大な遺産を有り難く享受したいと思います。過去記事一覧はこちら。↓↓↓↓↓~*~*~*~*~*~*~*~*~*~■過去記事一覧『◆【過去記事一覧】火吹く人たちの神』◆【過去記事一覧】火吹く人たちの神谷川健一氏の渾身の作!今もなお多くの古代史・民俗学研究者等のバイブルであり続ける不朽の名作!この書
2-3弥生人の生活と青銅器農耕を基盤とした弥生人たちの生活は、いくつかの新しい特徴をもつものだった。縄文時代との違いを確かめておきたい。➊弥生時代の住居定住生活が定着し、竪穴(たてあな)住居が一般化した。また、外敵の侵入を防ぐため、住居群を濠(ほり)で囲んだ環濠集落(かんごうしゅうらく)が拡大し、瀬戸内海沿岸には軍事機能をもつと考えられる高地性集落も出現した。➋弥生時代の土器高温で焼成(しょうせい)された薄手(うすで)・硬質の弥生土器が広がり、甕(かめ)(煮炊(に
---------------7巻は12話と13話(完結)。ぶっちゃけ、鋼鉄神ジーグのピークは6巻。もちろん7巻も面白いけど、俺が、一番「胸熱」だったのは、6巻のキョウが巨大化したときかな。それでは最終巻の感想です。---------------まず12話。ジーグの能力を失った2人が能力を取り戻す話。「月」にある最も大きなパワーを持つ「大銅鐸」を狙ってヒミカが月へ向かい、それを阻止するために、ビルドベースと防衛軍が、ヒミカを追って月へ向かう。防衛軍の宇宙船が「Xボンバー
(三)技術大国、P4気が付くと駐車していた自分の車の中にいた。久しぶりにヤチチ様の声が聴こえて来た。『五島殿が思った通りです。今の商品はほとんどが奴国で造った物です。この頃の奴国は、それは大変な技術大国でした。銅戈、銅鏃(※80)、銅鏡、銅鐸(※81)、銅矛、銅鋤先(※82)等の銅製品を造る為の工房群、ガラス製品や勾玉(※83)を造ることや、衣類の生産等も、組織的労働集団を組んでいました。弥生時代の青銅器この頃から奴国は『だんどり』の良さと、技術等の『すりあわせ』といっ
日本の古代史は「古事記」「日本書紀」(記紀)に負うところが多いですが、これらの史記は奈良時代の舎人親王ら皇族をはじめ太安万侶や藤原不比等ら官僚たちが、時の権力者や関係者に忖度しながら天皇の正統性を国内外に示すために編纂したもの。つまり、不都合な真実は神話の中に隠蔽しつつ、当たり障りなく纏め上げたため必ずしも史実を忠実に伝えているとは言い難い。その内容を記紀以外の一次資料と併せて比較検証し、忖度のベールを慎重に剥がしていくことで初めて真実の歴史に近づけるのです。寺社仏閣の入口に掲げられた由緒書の