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「誕生色」の言葉をお借りして、言語に内蔵されている色彩を配色で表現することを試み中です。3月の誕生色は、「夢宵桜(ゆめよいざくら)」~春のおぼろにうかぶ山桜の可憐な薄桃~フリー画像景色がかすんで見える状態を、日中は霞(かすみ)と呼び、夜は朧(おぼろ)と呼び名が変わります。春の宵におぼろに見える薄桃色の花の舞。山桜の花色は白が多いようですが、先端や中心だけがほんのり薄桃色の種類もあるようです。若葉は、赤褐色。白い花と同時に開くので、白い花と赤い新葉が混ざり合って、薄桃色に
1年間、言語に内蔵されている色彩を、配色で表現することを試みてきました。テーマは「誕生色」の言葉をお借りして。※新潟県の十日町織物工業協同組合が日本の伝統色をもとに選定した季節の色きっかけは、数年前。和の伝統色について研究した際、四季折々に美しく移ろう色彩を、単色ではなく配色で表現してみたいと思うようになりました。あたかも詩人が詩を詠み、画家が絵を描くように…。(そんな、たいそうなことでもありませんが…)単色は、ストレートに色みやイメージを伝えやすくもありますが、複数の色の組み合わ
季節や時間が持つ色のイメージを、配色にしてみたらどうなるかな?と思い、「誕生色」の言葉の配色表現を試みています。12月の誕生色は、「勿忘菫(わすれなすみれ)」~淡雪の舞うほのかな菫の藍白色~「藍白(あいじろ)」は、藍色の中で最も淡い色。白ではないけど、白に一番近い藍色。藍染めは、幾重にも染めることで色が段階的に変化するようで、色の濃さによって色の名前がつけられています。始まりの一番淡い色が「藍白」。もう白には戻れず、だんだん色濃くなり、さまざまな藍色が生まれます。フリー
今日はファッション配色のお話です。突然ですが、みなさんに質問。ほうれん草、小松菜などの葉物野菜って、テープやワイヤーで止められていますが、あれってたいてい「紫」ですよね。なんでだと思いますか?答え!それは、二つの色が反対色だから。下の色相環(色の円)を見てください。双方の色が反対に位置していますね。これを反対色といいます。また、緑と紫といってもいろんな色がありますが、薄い色or濃い色、澄み切った色orくすんだ渋い色など、色みが違っても
「誕生色」の言葉をお借りして、言語に内蔵されている色彩を配色で表現することを試み中です。1月の誕生色は、「想紅(おもいくれない)」~雪の中で強く咲き誇る寒椿の深い紅~「紅」は「赤」よりわずかに紫みのある鮮美な色。日本を代表する伝統色のひとつ。紅花(キク科の黄色や橙色の花)から抽出される色素の色です。手間もかかって、高価で、人を惹きつける「紅」。昔から、憧れの色。フリー画像そして、椿。こちらも、日本を代表する花木のひとつ。花姿も美しく、落花の風情も潔い。強くも