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唐物を持たずは三畳ばかりなり持つは四畳半よりと心得よ室町時代、特に珠光~宗珠の時代、茶室(当時は座敷)は「お金持ち」の象徴です。そもそも、畳を敷き詰めることはなく部屋は板間で、壁も襖や障子で仕切るものであり、土壁などはありませんでした。その茶室は、唐物の所持によって許される茶室の大きさが決まっていました。冒頭の道歌はそれを詠んだものです(私が)。唐物のない茶は「小間の茶」、いわゆる「侘」であった訳です。これに対し、唐物のある茶は「広間の茶」、いわゆる
【道歌】鬼面風炉釻の上がるは炭ありと座り釻下げ立ち前釻上げ道舜釻のある鬼面風炉は、炭を入れる前は釻を下げて設えます。そして、炭点前の最後に釻を上げて、「炭が入っている」ことを示します。点前の最中には、本来の姿を客に鑑賞してもらうために、釻を下げ、釻が余計に熱を帯びないようにするのです。釻の扱いは火箸より前であり、唐銅鬼面風炉の扱いの格の高さを偲ばせます。
★ようこそお越しくださいました!ありがとうございます。文芸で人生を楽しみましょう。自己紹介はこちらです。◆短歌はドラマである◆の続きです。そもそも私が短歌を深めたいと思ったのは、この歌の影響によるものです。世の中の人はなんとも言わば言え我が為すことは我のみぞ知る…周囲の声に惑わされず、自ら正しいと信念を持って進むことで目標が達成できるという意味です。これは、32歳の若さで暗殺された坂本龍馬の歌で、自分が信じた道を生きることで志を成し遂げられると