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本日は、司法試験の受験予備校で用いられている入門テキストの話をします。現在、4大予備校が用いている入門講座用のテキストは以下の通りです。①伊藤塾⇒入門講義テキスト②LEC⇒セブンサミット③Wセミナー(TAC)⇒デバイスネオ④辰已⇒入門テキスト(名称よく知りません・・・)名称はどうでもいいのですが、全てのテキストに共通の特徴は、とにかく無駄に分厚いことです。民法などの大部な科目では、1000ページ前後になると思います。こういった、テキストというより辞書といったほうがいい
司法試験講師のランキングをしてみました。インプット部門・アウトプット部門、それぞれ10点満点です。友人3名と私の計4名(受験生2名・新司合格者弁護士2名)で意見を出し合って評価を調整しました。どの講師を受講するか迷われている人がいたら参考にしてください。なお、個々の講師の評価自体は真面目にやっているつもりですが、所詮は忘年会の余興です。あまり真に受けて怒ったりするのはやめてください。■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■【インプット部門】呉(伊藤塾)
領収書を証拠として用いる場合、証拠としての価値が2つ混在しているというお話は、聞いたことがありますでしょうか。1つ目は、領収書に記載された金銭の受領の事実が真実であることを証明する供述証拠としての価値を有する場合であり、2つ目は、領収書という金銭を受領した際に渡される書面が存在していること自体が固有の価値を有する場合、であるということができます。この説明だけでは???という方も多いかと思われますので、具体的に見ていきましょう!!1①金銭の受領の事実が真実であることを証明
3月に入り、司法試験受験生におかれましては、そろそろ選択科目にも力を入れだす時期となりました。そこで今回は、西口竜司が独断と偏見で選ぶ、経済法予想論点について以下で5点ほど紹介させて頂きます。1不当な取引制限不当な取引制限の出題は、ほぼ2年に一回くらいの割合で出題されます。令和4年第1問が不当な取引制限からの出題ではなかったことからすると、今年出題される可能性は高いと言えるでしょう。特に、入札談合の問題は、頻繁に出題されますので、書き方の手順をよく確認しておいて下さい。
以前からお話しをしていた通り選択科目間でかなり平均点の差があります。今回は労働、経済、知財、倒産、租税の5科目を添削しましたが、科目間格差を感じました。予想通りかもしれませんが、こんな感じです。労働法→平均点が高い、あてはめで差がつく経済法→平均点が高い、格差が大きい、市場効果要件がポイント知財法→平均点が低い、基本論点でさがつく倒産法→平均点が低い、破産実体法で勝負が決まる租税法→平均点普通、所得税法で勝負が決まる要するに、平均点が高い科目ではちょっとした失敗で低い
<憲法>☑表現の自由(憲法21条1項)べた中のべたな出題予想になりますが、表現の自由(21条1項)の範囲からの出題は、2年に1回程度の割合で出題されています。去年、学問の自由(23条)からの出題がなされていることからすると、今年は、表現の自由の範囲から出題される可能性が高いでしょう!!その際、令和4年の出題形式に合わせて、原告で合憲主張、被告で違憲主張の三者間型の書き方に合わせて過去問を解いたりすると、今年の問題を想定した練習になるでしょう。☑職業選択の自由(憲法
私が担当しているスタ論西口クラスの解説講義が終了しました。残りは選択科目だけになりました。受講生の皆様、本当にご苦労様でした。皆様の実力の飛躍は顕著です。十分に合格できる力を身につけて頂きました。今年の平均点は、第2Cだけみると昨年より約10点上昇しています。ところで、今後私が担当する講義について紹介させて頂きます。西口竜司先生の短答であと10点とる【憲民刑】-辰已法律研究所(tatsumi.co.jp)→弱点論点を一気に得意に変える講座になります予備試験
先日、重要判例解説(令和4年版)が出されました。毎年のことですが、試験に直結するかと言われると微妙ですが、短答問題としては、司法試験なら3肢程度、予備試験なら5肢程度の出題が予想されます。また、論文問題としても過去何度か出題されていることから重要なものについては目を通しても良いかのなかと思います。令和4年度重要判例解説ジュリスト臨時増刊No.1583<B全>(ジュリスト臨時増刊No.1583)Amazon(アマゾン)3,520円今回は憲法のランク表を貼っておき