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またまた、もやっとした中世の音楽について。今回は記譜法についてまとめました。イタリアなどヨーロッパを旅行したときに教会や博物館に飾られている四角譜が読めるとちょっと旅が面白くなりそうですね。聖歌とその歌唱法の記録のためのネウマ譜グレゴリオ聖歌の歌われ始めた中世前期はまだ五線譜は出現していませんでした。当時はネウマ譜という図形で書かれていました。ネウマ譜にも変遷があり、初期は線がなく歌詞の上に図1の最上段に記すように、線や曲線で抑揚が付記された程度でした。その後、11世紀前半になる
昨日は移調楽器の記譜について書きましたが,きょうは,ビギナーにもよく分かる,吹奏楽で使われる移調楽器のまとめです。こんばんは。トロンボーン吹きで作編曲家,吹奏楽指導者の福見吉朗です。吹奏楽の楽器たち昨日のブログでも書きましたが,吹奏楽に使われる楽器,打楽器やハープは別として,移調楽器ではない楽器のほうが少ないんですね。フルート,オーボエ,ファゴット,トロンボーン,ユーフォニアム,テューバ,だけ。それ以外は,みんな移調楽器なんですね。その楽器の楽譜をそのままピ
管楽器には移調楽器が多くあります。また、記譜は実音でも管はCではない楽器もあります。さて、どんなふうに楽譜を捉え、読んでいるのでしょう。こんばんは。トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。最初はテューバからまず、自分のことを書いてみますね。ぼくは中学校の吹奏楽部で管楽器に出会ったのですが、最初の楽器はテューバでした。テューバの楽譜はもちろん実音の低音部譜表ですが、楽器はB管なのです。まず先生が、音階をひとつ教えてくれました。変ロ長調。今思