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「アトリビュート/attribute」とは、西洋美術において伝説上・歴史上の人物や神話上の神と関連付けられた持ち物のこと。その物の持ち主を特定する役割を果たします。少し長いですが、ギリシア神話のオリュンポス十二神とそのアトリビュートを見てみましょう。TwelveOlympiansAssemblytwentygods,especiallythetwelveOlympians,whilereceivingPsyche1518-1519byRaphaela
西洋美術において蛇は、忌むべきものの代表として扱われます。一方で、蛇は、生命力が強く、脱皮を繰り返すことなどから、再生、若返りの象徴としても登場します。*写真は、医療の神「アスクレピオス」像です。アスクレピオスの聖獣は蛇。死者を蘇らせるほどの名医だったとされるアスクレピオスの杖には、蛇が巻きついています。現代でも、医療関係・薬学関係の企業や団体(薬局など)でロゴに蛇の巻き付いた杖が使われるのは、
国立西洋美術館で開催中の「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?ー国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ」展へ行って来ました。国立西洋美術館の母体となった松方コレクションが、日本の画家たちに本物の西洋美術を見せようという松方幸次郎の意思によって築かれたように、その歴史を紐解くと、国立西洋美術館は未来のアーティストたちを産み育てる場として期待されていたことがわかります。本展は、その根源的な目的を見つめ直し、国内外で活躍する現代アーティストが参加し、国立西洋美