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”耕運機の爪から油が漏れる”こんにちは!静岡農機情報センターの中村です。写真は耕運機のロータリー部分です。爪軸から油漏れをしています。油が漏るということは、逆に水や泥が入るということ。このまま放っておくとギヤケースの中のベアリングを壊すだけでなく、ギヤも壊してしまいます。さらに放っておくと、、、ギヤケースの中が錆びたり磨耗して、ケース本体もダメになります。修理は早く!が基本です。ところで、この耕運機ですが、爪軸部分が錆びで固着していて
”クラッチ・オーバーホール”こんにちは!静岡農機情報センターの中村です。イセキのトラクターのクラッチを修理しています。開けてみてびっくり!クラッチケースの中が、オイルでベトベトです。エンジンのクランク軸のオイルシールとミッション側のオイルシールも怪しい。ここまで分解したので、この際一緒に交換したほうが良いでしょう。ということで、ここからさらに分解していきます。ブレーキもだいぶ減っている様子なのでクラッチの後はブレーキのオーバーホール
”小型の中古トラクターをご紹介”こんにちは!静岡農機情報センターの中村です。本日は、メンテナンス済みの中古トラクターをご紹介します。イセキTC1313馬力の小型トラクターです。使用時間は、わずか204時間で少ない。エンジンのかかり良し、調子良し。小さな田んぼや畑で活躍すること間違いなしのとっておきの一台です。通常、このような小さなトラクターの中古はほとんど入荷しません。なぜなら、使っている人が少ないので、その
”ミニ耕運機のエンジンが掛からない”こんにちは!静岡農機情報センターの中村です。本日の朝一さんは、修理で入庫したホンダのミニ耕運機「プチな」。・エンジンから煙が出てた。・オイルが漏れている。・エンジンが掛からない・・・。という症状。スターターの紐を引っ張ると重たいのと、エアクリーナからオイルが漏れています。オイル量を確認すると多い。燃料コックが空いたままで入庫したので、ガソリンがオーバーフローしてエンジン内に回っ
こんにちは!静岡農機情報センターの中村です。先日から故障診断をしているホンダマイティー13。・再始動が困難・しばらく放っておくと始動する・スローが効かない火花を制御するCDIが故障していました。メーカーに在庫を確認すると供給不可とのこと。(この先はお客さんと話をすることにして、故障診断はここで中断)。さて、電気系統の修理ではテスターが必須の道具です。以前はアナログ式(針式)のテスターを使っていましたが、最近デジタル式に変えました
”ロータリーのカバー曲がり修理”こんにちは!静岡農機情報センターの中村です。曲がってしまったロータリーの整地板を修正しています。「シャコ万」という道具を使います。直線を出すために下に鉄の板を当て、バーナーで炙りながら少しずつ曲がりを修正しています。整地板を新品で交換するとなると、部品代だけで8万円くらいします。大きなものになると、もっと高い。修正なら工賃とガス、塗料などの部材代だけの負担で済むので出費を抑えることが
”ミッションに泥水混入”こんにちは!静岡農機情報センターの中村です。「ギヤが入らなくなっちゃった!」と修理で入庫した耕耘機、三菱MMR50。ハンマーでコツンとシフトレバーを叩いても全く動きません。ミッションを分解しないと原因がわからないためバラバラになりました。開けてみるとびっくり、、、中が錆び錆び、、、泥水がドバッと出てきました。ロータリー軸のオイルシールが摩耗してそこから水が入ってしまったようです。ベアリングもガタガタ、グ
”またエンジン焼き付き・・・”こんにちは!静岡農機情報センターの中村です。今は草刈機の修理に追われています。この機械は使っていたらエンジンが止まってしまって、そのあとかからなくなってしまったという症状です。以前はお父さんが使っていて、そのお父さんが亡くなって、自分が使い始めてしばらくしたら故障。ピストンとシリンダをチェックすると深い縦傷が何本も入っていました。カーボンが原因の焼き付きです。ガソリンの混合比を間違っていたり、ガソリンが古か
”まさかの水漏れ!”こんにちは!静岡農機情報センターの中村です。昨日のことです。イセキのトラクターのウォーターポンプを交換しました。新しい冷却水を入れてから、最終チェックをするためにラジエーターテスターで水回りを加圧すると、ピューっとラジエーターから水が噴き出したからびっくり。まさかの、ラジェータ穴開きだったんですね。これは想定外でした。。。おそらく、錆か、水漏れ防止剤で穴がふさがってたんだと思います。ウォーターポンプを交換するにあたり
”刈払機のスタータが重い理由”こんにちは!静岡農機情報センターの中村です。・スタータの紐を引っ張るのが重い・エンジンが掛かり難いという症状で入庫した刈払機。原因は、エアクリーナーがボロボロになってエンジン内部に吸い込まれてしまったこと。それにより、焼けてベトベトになってピストンとシリンダーの壁に、糊のようになって張り付いていました。スターターを引くときの抵抗が大きくなるんです。カーボンも堆積していました。シリンダーを外して、ピスト