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人びと、いとかたはらいたしと思ひて、「あなかま」と聞こゆ。「いさ、『見しかば、心地の悪しさ、なぐさみき』と、のたまひしかばぞかし」と、かしこきこと聞こえたりと、思してのたまふ。ーーーーーーーーーーーーーーーYouTubeでも『源氏物語』を速習できる動画を作成しています。けっして面白いものではありませんが、がんばって視聴してもらうと、古文の速読力が身についてきます。ためしに見てみてくださいねっ♪【源氏物語イラスト訳】人びと、いとかたはらいたしと思ひて、訳)女房たちは、と
またの日も、いとまめやかにとぶらひきこえたまふ。例の、小さくて、「いはけなき鶴の一声聞きしより葦間になづむ舟ぞえならぬ…」ーーーーーーーーーーーーーーーYouTubeでも「イラスト訳」の動画を作成しています。見るだけで楽に、古文の速読力が身についてきます。【源氏物語イラスト訳】またの日も、いとまめやかにとぶらひきこえたまふ。訳)翌日も、とても誠実なお見舞いの手紙を差し上げなさる。例の、小さくて、訳)いつものように、小さく結んで、「いはけなき鶴の一声
やうやう起きゐて見たまふに、鈍色のこまやかなるが、うち萎えたるどもを着て、何心なくうち笑みなどしてゐたまへるが、いとうつくしきに、我もうち笑まれて見たまふ。ーーーーーーーーーーーーーーーYouTubeにもちょっとずつ「イラスト訳」の動画をあげています。日々の古文速読トレーニングにお役立てください。【源氏物語イラスト訳】やうやう起きゐて見たまふに、訳)ようやく起きて座ってご覧になるのだが、鈍色のこまやかなるが、うち萎えたるどもを着て、訳)鈍色で色の濃い喪服の、ち
若紫⑤【光源氏18歳:若紫を盗み出す】*はじめから読む場合はこちら*「若紫」第4章はこちら・・・・・・・・・・・・・・・かの山寺の人は、よろしくなりて出でたまひにけり。京の住処尋ねて、時々の御消息などあり。同じさまにのみあるも道理なるうちに、この月ごろは、ありしにまさる物思ひに、異事なくて過ぎゆく。秋の末つ方、いともの心細くて嘆きたまふ。月のをかしき夜、忍びたる所に、からうして思ひ立ちたまへるを、時雨めいてうちそそく。おはする所は、六条京極わたりにて、内裏よりなれば、すこしほど
イラスト訳を初めから読む源氏物語イラスト解釈【これまでのあらすじ】天皇(桐壺帝)の御子として産まれ、容姿・才能ともすぐれていた光の君は、幼くして母(桐壺更衣)を亡くし、臣籍に降下、「源氏」姓を賜り、左大臣の娘葵(あおい)の上を正妻にもらいました。一方、帝の後妻である、亡き母によく似た藤壺宮(ふじつぼのみや)への恋慕、そして、中流の女空蝉(うつせみ)との一夜限りの情事、プライドの高い六条御息所(ろくじょうのみやすんどころ)との逢瀬、物の怪による夕顔の急死…。光源氏の恋は成就することなく
御容貌は、さし離れて見しよりも、いみじう清らにて、なつかしううち語らひつつ、をかしき絵、遊びものども、取りに遣はして、見せたてまつり、御心につくことどもをしたまふ。ーーーーーーーーーーーーーーーYouTubeにもちょっとずつ「イラスト訳」の動画をあげています。日々の古文速読トレーニングにお役立てください。【源氏物語イラスト訳】御容貌は、さし離れて見しよりも、いみじう清らにて、訳)ご容貌は、遠く離れて見ていた時よりも、非常に清らかな美しさで、なつかしううち語らひつ
夢日記《結恵の夢》蠍座満月を目前にしてとにかくここ数日とても眠かった😴昼間もほんの数分だけど深い眠りに落ちてまた目覚めてそしてリアルな夢をまた見て…それの繰り返し🌝そうかと思うと地震の前は磁場が変で今度は眠くても眠れない現象が😓まだまだ油断は出来ない月の御子は更に忙しく駆け回っているいつになれば落ち着いた日々が訪れるのか?夢日記《暁と若紫の物語》暁はあちこちで任務がふえて飛び回る事になった🐉若紫とは離れて行動しなくてはならない暁と物理的に離れると若紫は
君は、御衣にまとはれて、臥したまへるを、せめて起こして、「かう、心憂く、なおはせそ。…」ーーーーーーーーーーーーーーーYouTubeにもちょっとずつ「イラスト訳」の動画をあげています。日々の古文速読トレーニングにお役立てください。【源氏物語イラスト訳】君は、御衣にまとはれて、臥したまへるを、訳)若紫の姫君は、お召物にくるまって、横になっていらっしゃったのを、せめて起こして、訳)無理に起こして、「かう、心憂く、なおはせそ。訳)「このように、辛そうに
「かひなき心地のみしはべるを、かのいはけなうものしたまふ御一声、いかで」とのたまへば、「いでや、よろづ思し知らぬさまに、大殿籠もり入りて」など聞こゆる折しも、ーーーーーーーーーーーーーーーYouTubeでも『源氏物語』を速習できる動画を作成しています。けっして面白いものではありませんが、がんばって視聴してもらうと、古文の速読力が身についてきます。ためしに見てみてくださいねっ♪【源氏物語イラスト訳】「かひなき心地のみしはべるを、訳)「甲斐のない思いばかりしていますの
まめやかなる御とぶらひを聞こえ置きたまひて、帰りたまひぬ。「げに、言ふかひなのけはひや。さりとも、いとよう教へてむ」と思す。ーーーーーーーーーーーーーーーYouTubeでも『源氏物語』を速習できる動画を作成しています。けっして面白いものではありませんが、がんばって視聴してもらうと、古文の速読力が身についてきます。ためしに見てみてくださいねっ♪【源氏物語イラスト訳】まめやかなる御とぶらひを聞こえ置きたまひて、訳)誠実なお見舞いを申し置きなさって、帰りたまひぬ
【1.桐壺】■限りとてわかるる道のかなしきにいかまほしきは命なりけり■宮城野の露吹き結ぶ風の音に小萩が本を思ひこそやれ■鈴虫の声の限りを尽くしても長き夜あかずふる涙かな■いとどしく虫の音しげき浅茅生に露をき添ふる雲の上人■荒き風ふせぎし蔭の枯しより小萩がうへぞ静心なき■尋ねゆくまぼろしもがなつてにても玉のありかをそこと知るべく■雲のうへも涙に暮るる秋の月いかで住むらむ浅茅生の宿■いときなき初元結ひに長き世を契る心は結びこめつや■結びつる心も深
いとをかしと聞いたまへど、人びとの苦しと思ひたれば、聞かぬやうにて、ーーーーーーーーーーーーーーーYouTubeでも『源氏物語』を速習できる動画を作成しています。けっして面白いものではありませんが、がんばって視聴してもらうと、古文の速読力が身についてきます。ためしに見てみてくださいねっ♪【源氏物語イラスト訳】いとをかしと聞いたまへど、訳)とても興味深いと聞きなさるけれど、人びとの苦しと思ひたれば、訳)女房たちが心苦しいと思っているので、聞かぬやう
◆源氏物語~目次~◆『源氏物語』の登場人物一覧『源氏物語』の和歌一覧第1帖「桐壺」の巻■「桐壺」の巻~第1章~父帝と母桐壺更衣の悲恋と母の死■「桐壺」の巻~第2章~父帝の悲しみと靫負命婦の実家弔問■「桐壺」の巻~第3章~藤壺宮の入内と若宮の参内■「桐壺」の巻~第4章~光源氏の元服左大臣の娘との結婚第2帖「帚木」の巻■「帚木」の巻~第1章~雨夜の品定め光源氏と頭中将■「帚木」の巻~第2章~雨夜の品定め左馬頭の女性論■「
若紫①【北山へ加持祈祷】*これより以前の「夕顔」第9章はこちら*はじめから読む場合はこちら・・・・・・・・・・・・・・・瘧病にわづらひたまひて、よろづにまじなひ加持など参らせたまへど、しるしなくて、あまたたびおこりたまひければ、ある人、「北山になむ、なにがし寺といふ所に、かしこき行ひ人はべる。去年の夏も世におこりて、人びとまじなひわづらひしを、やがてとどむるたぐひ、あまたはべりき。ししこらかしつる時はうたてはべるを、とくこそ試みさせたまはめ」など聞こゆれば、召しに遣はしたるに、「老いか
二条の院は近ければ、まだ明うもならぬほどにおはして、西の対に、御車寄せて下りたまふ。若君をば、いと軽らかにかき抱きて下ろしたまふ。ーーーーーーーーーーーーーーーYouTubeにもちょっとずつ「イラスト訳」の動画をあげています。日々の古文速読トレーニングにお役立てください。【源氏物語イラスト訳】二条の院は近ければ、まだ明うもならぬほどにおはして、訳)二条院は近いので、まだ明るくもならないうちにお着きになって、西の対に、御車寄せて下りたまふ。訳)西の対の屋
庭の砂子も、玉を重ねたらむやうに見えて、かかやく心地するに、はしたなく思ひゐたれど、こなたには女などもさぶらはざりけり。ーーーーーーーーーーーーーーーYouTubeにもちょっとずつ「イラスト訳」の動画をあげています。日々の古文速読トレーニングにお役立てください。【源氏物語イラスト訳】庭の砂子も、玉を重ねたらむやうに見えて、訳)庭の白砂も宝石を重ね敷いたような感じに見えて、かかやく心地するに、はしたなく思ひゐたれど、訳)光り輝くような感じがするので、乳母はき
御手水、御粥など、こなたに参る。日高う、寝起きたまひて、「人なくて、悪しかめるを、さるべき人びと、夕づけてこそは、迎へさせたまはめ」とのたまひて、ーーーーーーーーーーーーーーーYouTubeにもちょっとずつ「イラスト訳」の動画をあげています。日々の古文速読トレーニングにお役立てください。【源氏物語イラスト訳】御手水、御粥など、こなたに参る。訳)お手洗いの水や、お粥などを、こちらの対の屋にさし上げる。日高う、寝起きたまひて、訳)日が高くなり、源氏の君
あなたより来る音して、「上こそ、この寺にありし源氏の君こそ、おはしたなれ。など、見たまはぬ」とのたまふを、ーーーーーーーーーーーーーーーYouTubeでも『源氏物語』を速習できる動画を作成しています。けっして面白いものではありませんが、がんばって視聴してもらうと、古文の速読力が身についてきます。ためしに見てみてくださいねっ♪【源氏物語イラスト訳】あなたより来る音して、訳)向こうからやって来る足音がして、「上こそ、この寺にありし源氏の君こそ、おはしたなれ。訳
乳母はうちも臥されず、ものもおぼえず、起きゐたり。明けゆくままに、見わたせば、御殿の造りざま、しつらひざま、さらにも言はず、ーーーーーーーーーーーーーーーYouTubeにもちょっとずつ「イラスト訳」の動画をあげています。日々の古文速読トレーニングにお役立てください。【源氏物語イラスト訳】乳母はうちも臥されず、ものもおぼえず、起きゐたり。訳)少納言の乳母は横になることもできず、何も考えられず、起きていた。明けゆくままに、見わたせば、御殿の造りざま、訳)夜が明
とてもかくても、頼もしき人びとに、後れたまへるが、いみじさ」と思ふに、涙の止まらぬを、さすがにゆゆしければ、念じゐたり。ーーーーーーーーーーーーーーーYouTubeにもちょっとずつ「イラスト訳」の動画をあげています。日々の古文速読トレーニングにお役立てください。【源氏物語イラスト訳】「…とてもかくても、頼もしき人びとに、後れたまへるが、いみじさ」訳)「…とにもかくにも、あてにすべき身内の方々に、先立たれなさったことの、ひどくお気の毒なこと」と思ふに、涙の止ま
「…かかる所に住む人、心に思ひ残すことはあらじかし」とのたまへば、「これは、いと浅くはべり…」ーーーーーーーーーーーーーーー【源氏物語イラスト訳】「…かかる所に住む人、訳)「…このような所に住む人は、心に思ひ残すことはあらじかし」とのたまへば、訳)心に思い残すことはあるまいよ」とおっしゃると、「これは、いと浅くはべり。…」訳)「これは、とても趣が浅くございます。…」【古文】「…かかる所に住む人、心に思ひ残すことはあらじかし」とのたまへば、「
御几帳の帷子引き下ろし、御座など、ただひき繕ふばかりにてあれば、東の対に、御宿直物、召しに遣はして、大殿籠もりぬ。ーーーーーーーーーーーーーーーYouTubeにもちょっとずつ「イラスト訳」の動画をあげています。日々の古文速読トレーニングにお役立てください。【源氏物語イラスト訳】御几帳の帷子引き下ろし、御座など、ただひき繕ふばかりにてあれば、訳)御几帳の垂れ布を引き下ろし、ご座所など、ちょっと整えるだけで使えるので、東の対に、御宿直物、召しに遣はして、訳)東
「少納言がもとに寝む」とのたまふ声、いと若し。「今は、さは、大殿籠もるまじきぞよ」と教へきこえたまへば、いとわびしくて、泣き臥したまへり。ーーーーーーーーーーーーーーーYouTubeにもちょっとずつ「イラスト訳」の動画をあげています。日々の古文速読トレーニングにお役立てください。【源氏物語イラスト訳】「少納言がもとに寝む」とのたまふ声、いと若し。訳)「少納言の所で寝よう」とおっしゃる声は、とても幼い感じである。「今は、さは、大殿籠もるまじきぞよ」と
藤壺のまかでたまへる三条の宮に、御ありさまもゆかしうて、参りたまへれば、命婦、中納言の君、中務などやうの人びと対面したり。【これまでのあらすじ】桐壺帝の第二皇子として生まれた光源氏でしたが、源氏姓を賜り、臣下に降ります。亡き母の面影を追い求め、恋に渇望した光源氏は、父帝の妃である藤壺宮と不義密通に及び、懐妊させてしまいます。光源氏18歳冬。朱雀院行幸において、光源氏は美しい「青海波」の舞を披露しました。その後、源氏は藤壺宮の里下りや若紫のことで大殿にも寄りつこうとしません。源
清げなる童などあまた出で来て、閼伽たてまつり、花折りなどするもあらはに見ゆ。ーーーーーーーーーーーーーーー【源氏物語イラスト訳】清げなる童などあまた出で来て、訳)美しそうな童女などが、たくさん出て来て、閼伽たてまつり、訳)仏壇に水をお供えしたり、花折りなどするもあらはに見ゆ。訳)花を折ったりなどするのも、はっきりと見える。【古文】清げなる童などあまた出で来て、閼伽たてまつり、花折りなどするもあらはに見ゆ。【訳】美しそうな童女などが、たく
こなたは住みたまはぬ対なれば、御帳などもなかりけり。惟光召して、御帳、御屏風など、あたりあたり仕立てさせたまふ。ーーーーーーーーーーーーーーーYouTubeにもちょっとずつ「イラスト訳」の動画をあげています。日々の古文速読トレーニングにお役立てください。【源氏物語イラスト訳】こなたは住みたまはぬ対なれば、御帳などもなかりけり。訳)こちらは使用なさっていない対の屋であるので、御几帳などもなかった。惟光召して、訳)惟光をお呼びになって、御帳、御屏
け疎き客人などの、参る折節の方なりければ、男どもぞ、御簾の外にありける。かく、人迎へたまへりと、聞く人、「誰れならむ。おぼろけにはあらじ」と、ささめく。ーーーーーーーーーーーーーーーYouTubeにもちょっとずつ「イラスト訳」の動画をあげています。日々の古文速読トレーニングにお役立てください。【源氏物語イラスト訳】け疎き客人などの、参る折節の方なりければ、訳)それほど親しくない客人などが、参上する折に使う部屋であったので、男どもぞ、御簾の外にありける。訳
イラスト訳を初めから読む古文単語には、1.とにかく丸暗記して覚える2.漢字やイメージで覚える3.文脈判断で決めるなどの覚え方があります。今回は、現代でもよく使うドッキング古語☆【今回の源氏物語】げに、いと心ことによしありて、同じ木草をも植ゑなしたまへり。月もなきころなれば、遣水に篝火ともし、灯籠なども参りたり。今回のイラスト訳はこちら――――――――――――今回出てきた古文単語――――――――――――■【げに】…なるほど■【いと】…とても■【心こ
皆さん、こんばんは。今日、「歴史探偵」という番組で、岩倉具視の特集があったと、知り合いからメッセージをいただきました。わたしは番組を見ていないのですが、旧岩倉邸のある京都の岩倉には、たしか2018年に、「源氏物語」のフィールドワークのために訪れた事があります。岩倉邸、実相院などの名所ももちろん訪ねましたが、「源氏物語」のフィールドワークをまとめたブログを書いていました。事情でリブログ不可のため、まるっと再投稿いたします当時が懐かしいです(笑)(まだ平成でした!)
名作の語りべ芙美のブログにお越しくださいましてありがとうございます「伊勢物語」その一をYouTubeにアップしておりますので下のサムネイル画像をタップしてお聞きくださいませ今後ともどうぞよろしくお願いいたしますスタンドエフエムにも朗読をアップしておりますそちらものぞいていただけると嬉しく思いますスタンドエフエム参考文献和泉書院「絵で読む伊勢物語」初冠かつては男と呼ぶにふさわしい男があったものだ昔、男が元服を済ませて古都である奈良の春