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三人が寺に戻ると、丁度中食どきで炊出しの真っ最中だった。早くも子連れの母親や老人たちが並んでいる。銀角が両袖を奴凧のように広げて、はたはた振りながら戯けた。「我ら、全身伽羅香焚きしめたような有様にござりまするぞ。」金角も己の根結垂髪の裾を嗅いで、鼻に皺寄せている。「飯や汁の匂いより遥かに強いことは確かでございますな。」「あれだけの香木で、まさかここまで物凄い薫り立つとは思いもよらなんだ。」袖で鼻先仰ぎながら顔顰められる桃豹殿に、金角は溜息まじりに申し上げる。「お方様が焚べられたのは阿
はあーとため息をついて右衛門大尉・佐伯秀島は文机の前にまで左足を伸ばして座り墨をする準備に入った。昨日の右衛門佐の恩賞の話は秀島には驚き以外のなにものでもなかった。昇進すれば家屋敷も広くなるうらやましい以外の言葉はない。水を差し墨をすろうとするとすぐに男児の泣き声が聞こえてきた。妙に気に障る。「ええい、気がちる。静かにさせよ」秀島は大声をあげた。「申し訳ございません」すぐに妻が詫びを言いに秀島のもとへ来た。「どこぞへ連れていけ」「はい」妻はおろおろして子どもたちのところ
創作・企画私「志道」です。絵・私の友人、藤田勝治志路村昔話「七人塚」始まりです。その①じゃ・じゃ・じゃ・じゃ~ん~・じゃ・じゃ・じゃ・じゃ~ん。時は何年云々・・・年号も何処の国とも分かりません、(毛利の旗印が気になります)お互い人間同士が戦い死んで行きます。今の世の中と同じこと悲しい事です。殿さまの命令で・・
昨日、ヨガの後のランチで交わされた会話の話スーパー銭湯の話になって、秦野の友人が行く入浴施設の女風呂では上の階の風呂を利用する際にはエレベーターを利用するんですとそれも裸で(*ノ∀<)日常的な移動空間であるエレベーターが、全裸で乗り込むことによって「非日常感がとんでもなく」する(^ω^;)風呂場内に持ち込めるのは浴用タオルのみバスタオルを巻いての移動は出来ないこれは女同士でも嫌だね〜名前は忘れたが秦野辺りにある入浴施設では裸で乗り込むエレベーターが今日も稼働しているってことね
5/20金曜日は校外学習で、陽射しが強い中を町田市内にある芹が谷公園ピクニックに出かけた。チョロチョロ走ったり止まったりする1年生のお喋り3人組のすぐ後を、2年生先導して歩いたせいでえらく消耗した。芹が谷公園は一般道に囲まれてはいるものの、山の斜面窪地に長細く東西に広がる構造である。ぱんさー学園では、2020(令和2)年秋に初めて紅葉狩りで利用した。先頭がガンガン飛ばして歩くために、美しい紅葉を撮影する暇もなく、必死に後を追いかけた思い出しかない悲惨な行事だった。2021(令和3)年GW明