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季路(きろ)、鬼神(きしん)に事(つか)えん事を問う。子曰わく、未(いま)だ人に事うること能(あた)わず、焉(いずく)んぞ能(よ)く鬼(き)に事えん。曰わく、敢(あ)えて死を問う。曰わく、未だ生を知らず、焉んぞ死を知らん。≪解釈≫季路(きろ)が「神霊に仕えるにはどうしたら良いか?」と孔子に尋ねました。孔子は、「まだ人に仕えることさえ十分に出来ないのに、どうして神霊に仕えることなどできようか」と答えられました。そこで季路は「ならば敢えて問いますが、死後の
子曰く、蓋(けだ)し知らずしてこれを作る者あらん。我は是(これ)なきなり。多く聞き、その善きものを択(えら)びてこれに従い、多く見、これを識(しる)すは、知れるの次なり。≪解釈≫孔子がおっしゃいました。「(古の道理や)十分な知識も無く、自説を創作する者も中にはいるようだ。だが、私は決してその様な事はしない。様々な古の道理や知識を多く聞いて、良いものも(悪いものも)多く見て記憶して参考にする。このようやり方であれば、生まれつき道理をわきまえている者(知者)には及ば
樊遅問仁、子曰愛人、問知、子曰知人、樊遅未達、子曰、擧直錯諸在、能使枉者直、樊遅退、見子夏曰、嚮也吾見於夫子而問知、子曰、擧直錯諸枉、能使枉者直、何謂也、子夏曰、富哉是言乎、舜有天下、選於衆擧皐陶、不仁者遠矣、湯有天下、選於衆擧伊尹、不仁者遠矣。樊遅(はんち)、仁を問う。子曰わく、人を愛す。知を問う。子曰わく、人を知る。樊遅未(いま)だ達せず。子曰わく、直(なお)きを挙(あ)げて諸(こ)れを枉(まが)れるに錯(お)けば、能(よ)く枉れる者をして直からしめん。