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忘れたくないので記憶が鮮明なうちに夫の最期の日の事を書いておこうと思います11月13日月曜日夜11時前私のスマホが鳴りましたその時は丁度私がお風呂から上がり、母と2人で息子の夜最後の注入を準備している所でしたスマホの画面を見た瞬間、嫌な予感がしました病院からでした電話に出ると循環器の先生からで、「血圧が下がって来ています。これから病院に来られますか?」「奥様が病院に向かわれている途中に亡くなる事も考えられる状況です」全身の血の気が引いていくのを感じました「今からいきます」
ICUから出た私はすぐに義理の母に電話をかけました息を引き取った事を伝えると、義母は私を労ってくれました義母だって悲しくてたまらないはずなのに、私に労いの言葉をかけられる義母の強さは凄いな…と思いました私の両親への連絡はもう少し明るくなったらしようと姉と話し、2人で先程案内されたカンファレンスルームで待つ事になりましたすると循環器の先生から話があると言われ、私と姉がいるカンファレンスルームに来られました「この様な状況の中お伝えしなくてはいけない事は心苦しいのですが、今後の医学の為にも旦
夫が家に帰ってきた日その日は義母や近くに住む夫の親戚、そして訃報を聞きつけた夫の友人が数組弔問に来られましたやっと一息ついた時には前日の朝起きてから一睡もせずに41時間が経っていましたでもなんだかあっという間に夜になっていて、全くと言っていいほど眠さは感じませんでしたそれでも翌日も朝から葬儀屋のおじちゃんが来る事になっているし、眠くなくても寝なくては…そう思って夫のベッドで眠る事にしましたベッドの中に入って私のスマホに残っている夫の写真を眺めていると、流石に疲れていたのでしょうね…気
夫が使ってた釣道具が欲しい夫の車が欲しいいったいなんなの…そういえば夫の実家に置いてある夫の物も欲しいって言って持って帰ったみたいだね夫は大切な物は実家に置かずに自宅に持って帰って来ていたから実家に置いてあるものは持って帰っても別にいいけど夫が大切にしていた釣竿や、私が誕生日に買ってあげて気に入っていた釣竿は、既に『この人に使って欲しい』と私が思った人に既に渡した夫の車は私が乗り潰すから売る気もないし、そもそもなんであげなきないけないの?私と夫は考え方が似てるから、きっと夫も『はぁ
昨日息子と自宅に戻ってきましたといっても徒歩10歩の両親の家からですが…自宅にいないと出来ない事もあるし、父のいつまでも悲しむな…という圧と母のしっかりご飯を食べなさい…という食欲が無くても出される沢山のご飯両親が心配するから泣けないし…心配させてしまうから弱音を吐けない…早く普通の生活に戻らなくては…そんな思いからか、夫が亡くなって日が経つにつれて自分の感情とは逆の自分を装う事に疲れて来ましたどうしても悲しみを堪えられない時には自宅に戻り、夫のベッドに潜り込んで泣く日々でした
心肺停止そう連絡が来てから今日で1週間経ちました長い様であっという間の1週間でした夫の最期の時の事は気持ちの整理がついたら書こうと思います今日は朝から役所関係を回り、世帯主を夫から私へ変更しましたあらゆるものから夫の名前が削除されていく事に寂しさを感じます車で街を走れば夫との思い出ばかり夫と出会ってから18年、共に時間を過ごして来た夫であり、親友であり、戦友でもあるあの人の影を探してしまいます皆様からいただいたお悔やみの言葉、ありがとうございましたお一人ずつお返事出来ず申し
夫が亡くなって一ヶ月私の友人からも夫の友人からも葬儀が終わってからちょこちょこLINEが来る内容は他愛もないもの大丈夫?とかあえて聞いてこないでも皆んな心配して連絡くれてるんだよね、ありがとう私は平気だよ全然平気ただ毎日涙が出るだけ夫の声も夫の匂いも夫の肌の感触も夫の温もりが凄く恋しい心にぽっかり空いた穴は息子にも、友達にも、物欲でも満たされない夫が亡くなってすぐの頃よりも心の穴はどんどん大きくなっている気がするあの日から月曜日になると心肺停止の連絡が来た時の