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台湾語には、日本語起源の外来語もとても多い。セビロ、ラジオ、オトバイ、歐吉桑(おじさん)、歐巴桑(おばさん)、多桑(とーさん)、黑輪(おれん=おでん)、エトセ卜ラ、例は枚挙に暇がない。『日本語起源の台湾語』周知の通り、日本語起源の台湾語は本当に多い。『閩南方言大詞典』に掲載されているのは以下の通り。運転手:運轉手(ūn-tsuán-tshiú)自動車:自動車…ameblo.jpカタカナ語は2音節目を高く発音するのが台湾語の特徴。漢字で表せるやつはそのまま中国語に紛れ込み、台湾華語の語彙
宅男(zháinán)、女子の場合は宅女(zháinü3)。日本語の「オタク」が起源の外来語だが、日本語の「オタク」の意味とはちょっと違ってきているので注意が必要。そのことに私は台湾朋友Aさんと話をしていて気がついた。彼は日本語の「オタク」のことを「家からほとんど出ずにゲームばっかりやってる人」「准ネトゲ廃人」みたいに理解していて、話がイマイチ噛み合わなかったのだ。中国語の「宅男」がそんな感じの意味だから勘違いしていたらしい。台湾の「両岸詞典」にはちゃんとそのあたりのことも書いてある。ち
こんにちは!今週の一字は画伯の「畫」です。“絵を描く”畫畫(huàhuà)という意味でよく使われます。繁体字では、「書」の上の部分と、「田」と「一」を組み合わせて書きます。字が「書」と少し似ているので、間違えないように注意しましょう!それでは、ビデオで書き方を見ていきましょう!☆動画はコチラから☆日本の漢字、簡体字、繁体字の対照表はこちらから↓https://www.papago-taiwan.com/material/basic100台湾の中国語を学ぶ
※2020年の記事に加筆しました。台湾と中国の「中国語」の違い、文法編です。これはあくまで両者の違いやコトバの多様性を楽しむための企画。どちらが正しいとか正しくないとか、いいとか悪いとか、そういうことではないので宜しくお願いしますです♡台湾華語独特の文法的特徴について書いた記事、整理してみました。中国の普通話の教科書的な表現ではまず見られないものばかり。台湾華語についても教科書には載っていない表現も多いですが、巷ではフツーに使われています。例外もありますが、やはり、台湾語の影響が大きいですね。
★台湾華語学習者の方には本当に百害あって一利なしの記事です。上からで本当に申し訳ないのですが、専門家の方のみの閲覧をお願いします、すみません!よろしくお願いいたします。中国の普通話の教科書的表現ではまず見られない「給」の使い方が台湾華語(台湾国語)にはあります。これはほぼ台湾語の影響とみて間違いないと思われます。但しこれらの台湾華語独特の使い方は、こんなふうに使いましょう、という規範的なものではなく、いわゆる「台湾国語」(台湾語の影響を強く受けた華語)に見られる現象としての表現です。今は
※2018年の記事に加筆しました。中国語初学者の方が読まれると混乱なさると思うので、上級者の方のみの閲覧をお願いいたします。上からで本当にすみません💦台湾映画『對面的女孩殺過來(ロマンス狂想曲)』で、気の弱い主人公の阿正(台湾男子)が、気の強い中国女子に「我有説嗎?有嗎?」(オレそんなこと言った?そう?)と言う場面がある。そう、この「有」は、台湾華語2大スターの一つ。教科書的な使い方以外の「有」の用法をまとめてみよう。1)助動詞化した有あれは20年ほど前。台湾のことをあまり
➀です。2020年7月更新。語句の詳しい意味などはそれぞれのリンク先過去記事を見てくださいね。②(新しいもの)③(最新)もあります!!こちらの➀も時々情報をアップデートしています。伯伯(pek-pek)➡おじさん阿母(a-bú)➡お母さん卡哇伊(かわいい)➡かわいい啊哪達(アナタ)➡ダーリンアタマコンクリ➡頭が固いアタマショート➡頭がおかしくなる〜很大(~hěndà)➡めちゃめちゃ〜する寒蟬效應(hánchánxiàoyìng)➡萎縮効果荷包(hébāo)➡
前回記事の続きです。漢語ピンインではバッサリ省略されて中国語初学者を惑わす音が、注音符号にはしっかり表されている嬉しい例、まだまだあります。まず、鼻母音のuen。このuenというつづりを目にするのはいっちばん最初に発音を習うときだけ。なぜならこれに子音が付かないときはuをwに変えて「wen」とつづるし(例えば「溫wēn」)、子音が付くと真ん中のeが弱くなるという理由でつづりからも抹殺されているから(例えば「春chūn」)。だけど前回書いた「對」や「就」と同様に
※2020年6月の記事に加筆しました。台湾華語の発音に関しての3大特徴(中国の普通話との違い)は1、軽声が少ない。2、捲舌音が少ない。3、アル化語が少ない。ということだろう(ピッチの幅が狭く且つ第3声が低め。という特徴もある)。ま、2と3は「舌を巻かない」という点で共通しているので、大きく分けると「軽声が少ない」ことと「舌を巻かない」こと、となる。これは、日本や中国で中国語を勉強した人が台湾に行ったり台湾のドラマを見たり台湾の人と話したりするとすぐに気づく大きな違いであ
※2015年6月の記事に加筆碎碎唸(suìsuìniàn)➡️くどくど小言や文句を言う台湾語の「踅踅唸(se̍h-se̍h-liām/せーせーりゃむ)」の発音に似た漢字を当てて華語読みしたもの。「碎」にも「くどくど言う」みたいな意味もある。台湾語の「踅(se̍h)」は、ぐるぐる回る、という意味で、「踅街(se̍h-ke/se̍h-kue)」は「逛街」(街をぶらぶらする)という意味。2023年の台湾ドラマ『有生之年』第2集⬇️。両親の揉め事について吳慷仁が「不敢走留下來碎碎念((母ちゃんも
というわけで、久しぶりに大陸のドラマにハマり、けんぜつ音とアル化語と軽声語に満ち満ちた中国語の世界にどっぷり浸かって、また改めて台湾の中国語、台湾華語の音的状況に思いを馳せたのでありました。特に軽声ね。いや、ホント、大陸、軽声、多えーー。台湾、軽声、少ねーー。という感慨でございます。軽声は文全体、発話全体のイントネーション、リズムに大きく関わっていて、軽声の有る無しで全然違う雰囲気になってしまうね。台湾の軽声の少なさについては過去記事を読んでいただくとしまして、今日は、大陸の普通話と北
台湾華語と中国の普通話、発音にも違いは多い。台湾華語は捲舌音や軽声が少ないとかほぼㄦ化しないとか。漢字の読み方の違いもある。例えば「ごみ」の“垃圾”は中国では“lājī”、台湾では“lèsè”、「週」の"星期"は中国では“xīngqī”、台湾は“xīngqí”。これらは中国語ができて少しでも台湾に興味のある方ならご存知だろう。でも、漢字の読み方の規範自体が異なっているものがけっこうあることは意外と知られていない。例えば「~と」を表す“和”だが、普通話では“hé”、台湾では“hàn”である。
注音符号が中国語の実際の発音に近い理由。一つには、注音符号の方が漢語ピンインより音の省略が少ないからである。特に三重母音。ueiとiouは、漢語ピンインの場合、子音がつくとき真ん中の文字eとoが省略される。例えばdueiはduiと書くし、jiouはjiuと書く。でも実際は省略されたこのeとoは中国語らしく発音するための重要な音。これを抜かして発音してもちゃんとした発音にはならないのだ。極端に言うと、「對(duì)」は「ドゥイ」と言うより「ドゥエ」と
※2015年5月の記事に加筆スラングとは言えないほど勢力拡大した台湾語起源のことば…。その一つが、これ↓嗆聲(qiàngshēng)警告する、脅す、不平をぶちまける、噛み付く台湾の新聞の見出しや記事の中でよく見られます。が、辞書で「嗆」を引くと、「むせる」というような意味しかありません。台湾の『國語辭典』にも未掲載。辞書にこの「警告する」とかいう意味が載ってないのは、お約束、これがもともと台湾語だからです。台湾語の音に漢字を当てているだけなんですね。台湾語の漢字と発音は、唱聲
最近、台湾の子ども番組にハマってる。YouTubeで見てる。「momo親子台」って言う番組と「yoyoTV」って言う番組。俺はおかあさんといっしょとかおとうさんといっしょが好きだから、めっちゃ好みな番組だった(笑)。前まではyoyoTV派だったんだけど、最近はmomo親子台を狂ったように見てる(笑)。だいたいずっと中国語で字幕が出てるから、勉強になる(?)。台湾の中国語は繁体字だから日本の漢字に近くて良い。momo這一家って言うコーナー(?)が好き。お兄さんお姉さん、みんな演技上
按呢喔(án-neo/あんねお)➡そっか、そうなんだ台湾語だがほぼ台湾華語化しており、台湾ではごく普通に使われる。↓は『獅子王強大』第1集。このように字幕は"這樣喔"になっていることも多い。
今日は台湾華語の文法的な特徴の中でも、台湾語の影響ではないものについて書いてみたい。台湾の中国語には古い語彙や表現が比較的残されているということは、前に書いた(台湾華語の語彙②“我家有五個人”)。文法の面においても同様で、「初期現代漢語」の名残と思われる特徴がいくつか見られる。「初期現代華語」というのは、基本的に現代漢語(今使われているような中国語)が作られたホントの初期のものを言う(一般的には五四運動(1919年)前後から1930年代頃までの中国語のことを指す)。この文言と白話の最後のせめ
台湾の人へのお土産で迷った時に、参考にしていただきたいもの第三弾は、ちょっと意外なものでした。日本には、梅味のお菓子がたくさんありますよね~~😳!その中でも今回ご紹介するのは「梅シート」!甘すぎず、酸っぱすぎず、甘味と酸味のバランスが丁度良いのだとか✨✨!梅シートは薄いのでかさばらず、お土産には最適ですね♪ちなみに『梅干し』のことを中国語では、『酸梅』(suānméi)といいますよ♪台湾人の○○(まるまる)連載中!
台湾人の口癖、第6弾です!過去記事:台湾人の口癖1、2、3、4、5⑥欸(èi)/ねえ、ねぇねぇ日本語でも話し始めに相手の注意を引きたいとき、相手に呼びかけるとき「ねえねえ」ということがありますよね。台湾ではそれと同じように欸(èi)が使われます。台湾人スタッフもよくこの欸(èi)を使っちゃう(^-^;)と自覚するくらい(笑)また話始めだけではなく、語尾につけることで相手に柔らかい印象を与えることができます!ぜひ会話のなかで使ってみてください!台湾人の○○
*2013年11月のアゲイン記事です。台湾独特の中国語語彙、中国の単語と「前後左右が逆」シリーズ。まずは2文字の単語で前後が逆になっちゃうパターン。有名なのはタイトルにも書いた、パンダですね。中国の普通話では「熊猫(xióngmāo)」、でも台湾では「猫熊(māoxióng)」。パンダって、種としては熊なんだから台湾方式の「猫みたいな熊」の方が正しいって人もいれば、いやいや、みかけは熊みたいなのに、実は大人しい(=猫)ってことを表すんだから中国方式の「熊みたいな猫」の方がピッタリでしょ。と
中国語で言うなら「不要緊(búyàojǐn)」。大丈夫、大したことない、という感じかな。台湾ドラマ『戀愛沙塵暴』の第5集、林家の長女、亦珊が色々あって急激に気になり出した莊浩洋のことを考えながらキャンパスを歩いているとその莊浩洋が目の前に現れて言葉を交わす。と思いきや、実はそれは掃除のおじさんで(莊浩洋で頭がいっぱい過ぎておじさんが莊浩洋に見えた、というギャグね)、おじさんに台湾語で「あんた大丈夫か⁉」言われての亦珊の返し。字幕は「沒事」となっているが、亦珊は台湾語で無要緊(Bôi
台湾語のあいづち。微妙なニュアンスの違いがよくわからず、なかなか使いこなせない。特にこの諾!hiò!/ひょ(うん、そう)吓仔!hē-á/へあ(へえ)と辞書には書いてあるのだが、先生が教えてくれた意味は逆のような感じで。それもあって、いっつもどっちかわからなくてうまく使えない。以前鬼コーチに聞いてみたら、コーチは「へあ」は使うけど「ひょ」はあまり使わないと言ってた。で、二人の意見やいろんな人の台湾語の会話を盗み聞きして私が独自に出した結論、それは、台湾語の「吓仔!(hē-
今日は注音符号の話をちょこっと。→この記事のあと、「これであなたも10日間で注音符号が読めるようになる!」シリーズでもう少し詳しく説明したので、よかったらそちらも見てね。①単母音/②二重母音/③三重母音/④鼻母音/⑤子音(前半)/⑥子音(後半)/⑦最終回(声調記号など)/⑧番外編(zhi、chi、shi、ri、zi、ci、siとㄓㄔㄕㄖㄗㄘㄙ)番外編(日本語の「え」の音)⑨わたしはどうやって10日間で注音符号をマスターしたか注音符号というのは、ボポモフォ、ㄅㄆㄇㄈ・・・つまり、台湾における
SNSが大好きな台湾人がよく使う、SNSならではの用語。第4弾です!過去記事↓台湾人が使うSNS用語123今回は(笑)に相当するものをご紹介します😆!「顆顆」(kēkē)と「ㄎㄎ」の発音は同じで、漢字なのか注音なのか、という違いだけです!ちびまる子ちゃんに出てくる野口さんのような、「クックッ」というちょっと訳ありの笑い方に似ていますよ😏!・「呵呵」(hēhē)は、ちょっと皮肉が含まれたような笑いで、「哈哈」(hāhā)は「呵呵
クリスマス3連休、すがすがしいほど何の予定もないわたくし、家でのんびーりブログ書いてます♡クリスマスイブには愛する人に「ありがとう」と伝えたい。そんなあなたにお届けする本日の一言↓金多蝦(jīnduōxiā/じんどーしあ)本当にありがとう♡なぜ金のたくさんのエビが、ありがとうという意味になるのか。それはお約束、台湾語の音訳だから。でございます。真多謝(chintosiā/じんどーしあ)本当にありがとう♡例文は五月天の♬金多蝦で。
台湾のドラマや映画で出てこないことはないくらいの超メジャーだが危険度も高いスラング。もちろん台湾語起源、というかモロ台湾語である。啥小(さーしゃう)なんだよ!?なんなんだよ!?例えば、「看啥小!(こあnさーしゃう)」は中国語で言えば「你看什麼看!(てめえ、何みてやがんだよ!)」の意味。「衝啥小(つぉんさーしゃう)」は「你要幹嘛!(てめえ、何しやがるんだよ!)」。漢字は「三小」とも書く。語源は台湾語だがシモ系で(はっきり書くと「精(siâu)しゃう」は台湾語で精液のこと。「くだらない
※2019年7月の記事に加筆これも毎日耳にするくらいの超スタンダードなスラング。それは、機車(jīchē)うざいもともとの意味はもちろん「バイク」のこと。でもスラングの意味としてはコレ。日本語訳には「いやらしい」とか「めんどくさい」とかいろいろあるが、やはりこの「うざい」が一番ピッタリくるような気がします。↓は2022年の台湾ドラマ『仙女姐姐來我家』53話23分28秒。土地公が琥珀のことをこう言っています。「個性變得有點機車」(性格がちょっと悪くなったよな)↓は台湾ドラマ『三明治女
2015年の記事に加筆します。台湾華語独特のボキャブラリー。爛(làn)⇨だめ、ひどい、下手etc台湾のドラマ、バラエティ番組とかでよく聞いてましたねー。『中国語ジャーナル』2011年10月号で曾少宗(フィガロ・ツェン)も言ってました。可是在讀書的時候發現:でも学校で勉強しているときに気づいた:哇!我的物理跟化學的成績怎麼這麼爛!うわっ、僕の物理と化学の成績、なんてこんなにひどいんだ!☆☆☆☆☆昨日(2020.8.27)ユーチューブで見かけたのも「ひどい」
〔#簡体字〕日本で「驛」が「駅」になり、中国では「驿」だが、鉄道の驛は「站」zhanで表される。「風」は「风」になり、「凤(鳳)」と紛らわしい。「個」と「箇」は「个」になる。「ヶ」で代用されるのはそのため。〔午前8:30·2019年6月21日〕〔relatedtweet〕日本人が中国人に日本語を「教える際、例文に「駅」という和製略字が出てきたら説明する必要がある。「駅」は日本式簡体字で、繁体字で「驛」、大陸の簡体字で「驿」になる。多くの場合、日本語の「えき(駅)」は
台湾で見聞きする中国語で、辞書を引いても解決しない語は、かなりの確率で台湾語からの音訳である。下の写真、自由時報の記事タイトルも、台湾語がわからないと何のこっちゃという感じ。そう、この「促咪(cūmī)」。「面白い」という意味なのだが、台湾語の「趣味(tshù-bī)面白い」の音訳。台湾語の「b」はマ行とバ行の中間くらいの音なのでほぼ同じような音になる。促咪(cūmī)面白い上記タイトルの訳(byたまり)は、LINE最新版リリース。トークルームでの写真の機能が大幅リニューアル、やり取