結ちゃん

◼️航一視点◼️当直から帰宅して、お風呂洗いを頑張ってる結の頭をﾎﾟﾝﾎﾟﾝして褒めると、スゴく嬉しそう…(笑)可愛い❤️でも、それとお仕置き案件とは話が別。残念そうにショボくれる所からすると、さては、お仕置き案件回避作戦か………。分かりやすいww。結が洗濯物を干している間に、部屋から寝室の掃除をする。寝室に入ると、(ええぇ…💧何だ？コレ…。一体どこで寝たんだか…(笑))枕の周りには数々のぬいぐるみ🐻だらけ…(笑)そろそろ、またこの子達🐻もキレイにしないとな…。結、喘息持ちだし。

ガッシャ〰️ン！(え！？)「結？？！大丈夫！？」突然の大きな音にビックリして、キッチンまで行った。「あぁ…ぅん…ゴメン…なさい💧ちょっとぼ〰️っとしちゃって…お皿、割れちゃった…💧」「結にケガがないなら、お皿はいいよ😃良かった。僕が片付けるから、新聞紙、持ってきて」「………はぁい…(ﾌｩ………)」最近の結はいつもこんな感じ…。ため息ついて…(笑)今みたいにお皿割ったり、何か忘れたり、前の日曜日は、炊飯器のスイッチを押し忘れてたり…w『ママァ！💦ごはん…お水…』って駿に言われてた。

◼️航一視点◼️ー朝礼前ー「結ちゃん、今日も休みなのか？やっぱり体調悪かったんだろ？兄貴、ちゃんと見ておいてやれよ…💧結ちゃんは目の前の事ですぐ後先考えられなくなる事、知ってるだろ？」「あぁ…(笑)よぉく知ってるよ」なら……と更に続けようとする悠真を遮って、「虫歯…💧だよ…(笑)」「……はぃっ？虫歯！？結ちゃん？(笑)」「そう。家で何度も診察したけど、肺の音もキレイだし、風邪症状はないし…(笑)頬っぺたが片方腫れてる気がしたから、喉見るついでに大きくアーンさせてみたら、右の上の

◼️航一視点◼️「「結！？(ちゃん！？)」」音と結の怒りに驚いた悠真と同時に、結を止めに入った。「(ﾌｳ…)落ち着かなくちゃ…(うん)志保ちゃん、あのね…今何て？午前の講義の後、悠ちゃんを待ってたって！？💢」「そ、そぅ…ですけど…？」「講義終わったなら、補助に出ればいいのに！有紀ちゃんも私もてんてこ舞いで、悠ちゃんも航ちゃんも、志保ちゃんは講義を頑張ってるって思ってるから、声掛けずに頑張ってたんだよ！💢それなのに…それなのにぃ…」悠「志保？💢…何時に講義終わったんだ？」「ん～

ーその日の夜ー…タイムリミットだ。結……残念！「結？ちょっとおいで」寝る支度を整えて、ベッドでコロコロしてる結をリビングに呼んだ。「ねえ？僕に何か、言うことないかな？」明らかに結の顔色が変わった。分かりやすい…(笑)「な、んにもぉ……」(ほぅ……しらばっくれるのか。いい度胸だ)そう言いながらも結はソファに座る俺の前に下を向いてモジモジしながら立っている。「(はぁぁ‥)…歯医者っ！次はいつ！？」確信を突いた途端、結の顔は泣き出しそうになり、その場に正座した。「えっとぉ‥ぁの

◼️航一視点◼️残りの反省＋追加の反省タイムで７分終了を知らせるタイマーが鳴った。「結。さ、お～いで」(ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ)ソファに座り直して、柔らかい口調で結を呼ぶと、ぱあぁ✨っと明るい顔で振り返った。(まだ終わりじゃないのになぁ…)結にポンポンと膝を叩いて合図すると、あからさまに嫌そうな顔をする。(だからね、そのすぐに顔に出すのやめなさい…(笑))ﾎﾟﾃﾎﾟﾃﾎﾟﾃ…「航ちゃん…終わり！違うの？」「『終わり』なんていつ言った？」「だって…『おいで』って言ったよ？」「お話聞いてた

◼️航一視点◼️治療を終えて、実家に駿を迎えに行き、マンションに着く頃にはもう２２時を回っていた。「あ！櫻井さん💦おケガの具合はっ！？」コンシェルジュに声を掛けられた。「あぁ…💧お騒がせしました。捻挫はしていたけれど、骨に異常はなくて…(笑)」「あぁ…良かったです…でも、痛いですよね…私からご主人に連絡すれば良かったですね…気付いていながら申し訳ありません…結さんは？」「いえいえ…そんな…💧結は車で待たせてます。先に駿を……」駿も今日は疲れて、車で寝てしまったので、抱っこして部屋に

◼️悠真視点◼️「ぉっ！結、悠真、お帰り(笑)」「兄貴、ただいま(笑)」そう言う俺の後ろから、結ちゃんがピョコッと顔を出して、「航ちゃん……ただいま…。おかえりなさぃ…💧」それだけ言って、また隠れた。「悠真、今日は悪かったな急に。忙しかったか？」「いやいや。それに、忙しいのには慣れてる。構わないさ～。それより、ちょっとは寝れた？」「あぁ(笑)スッキリだ🎵昨日は仮眠する間もなかったよ…💧さぁ、手洗いうがいして、在り合わせで作った炒飯と中華スープだけど食べてって。結も食べれる？少し横に

ピンク:ナレーションKotoriー平日のお昼ー「…………ごちそうさま…(ｶﾁｬﾝ)」午前診を終えて、家に帰ってきてお昼ご飯…。も、そこそこに結ちゃん、ごちそうさましちゃいました…あら？どうしちゃったのかしら？Kotori心配ですぅ…(笑)「結？どこか具合悪いの？」航一が心配して聞いてる。「ぅ…ちょっと頭が痛いだけ…大丈夫(笑)…残してごめんなさい。ちょっと、寝ていぃ？」結ちゃんはそう言ってリビングを出てしまいました。「ママ、いたいのぉ？…ママ…かゎいそう…」ほらぁ…。駿君も心

◼️結視点◼️航ちゃんに『今日はクリニックに出なくていい。反省してなさい』って言われちゃって、航ちゃんは駿と早々にクリニックに出掛けちゃった…💧ノロノロと立ち上がり、パンツを履き直して、夜ご飯の支度を始めた。「えっと………片栗粉…片栗粉…あれ…💧あ………この間、使いきったんだった…💧どうしょ…餡掛け丼なのに…」時計を見ると、１７時前。(ぁ、そうだ😃💡自転車でコンビニに買いに行こ～😆まだ真っ暗じゃないから、大丈夫😃)お財布と自転車の鍵と、この間買って貰った可愛いヘルメットを持って、マン

◼️悠真視点◼️兄貴が結ちゃんを院長室に連れて行くのを見届けて、有紀ちゃんを帰して、志保をゾウ🐘さんの部屋に連れていった。「志保。ほれ、そこ座れ。正座」ゾウ🐘さんの部屋は診察室ではなく、待機や点滴の部屋なので、土足禁止のジョイントマットを敷いたフロアで、丸いフロアクッションと絵本だけの部屋。志保を部屋の真ん中に正座させ、俺はフロアクッションにドカッと座った。「(ﾌﾞｩ…)悠ちゃん怒ってるしぃ…」「怒ってはない。どう叱ろうか考えてるだけ」「………えぇ？？違うのぉ？」「『怒る』と『叱

ー翌朝ー「……マ…！ちょっと起きて！マ～マ！💢」「ぬぁぁっ！💢(ｷｮﾛ…ｷｮﾛ…)はぁっ！今何時！？」「７時２５分…。僕もぅ、朝ご飯食べたしね。もう学校行くよ！」「ぇ…！待って～💦駿、朝は何食べたの？」「パン焼いて、バター付けて、レタスとハム挟んだ～💨あと、オレンジジュースとヨーグルト。何回起こしても、ママ起きないんだもん。今日はホットココアの気分だったのにぃ…💧」「……ごめん…💧昨日の雷⚡で寝れなくて…」朝ご飯の準備を駿も出来るようにって、航ちゃんがレタスを洗ってジップロックに入

◼️航一視点◼️少ぉし前のお話……。最近、どうしたんだろう？何だか結の『イヤイヤ期』がエスカレートしている。何を言っても『イヤ！』『イ〰️ヤ！💢』…。ストレスが溜まっているのかな…(笑)「結？朝だよ。お休みだからって、お寝坊過ぎるよ～」「ぃゃぁ……んにゃ…まだ寝るのぉzzz」はぁぁ…💧「結？ブロッコリー残ってるよ😁」「イ〰️ヤ！１個食べたもん。いらない(ﾌﾟｲｯ)」ったくもぅ……。「結！また出しっぱなし！片付けなさい」「イ〰️ヤァ！💢まだ後で使うの！」……💢！！……

ー次の日ー「結～？おはよう☺️起きなさいよ～」航ちゃんの声で目が覚めた。いつものクセでうつ伏せで寝ていた私は、何も考えずに、のそのそと起き上がり、ベッドに座った。「うっっ…💧」「ひゃぁぁぁっ！」叫び声に驚いた航ちゃんがリビングから慌ててやってくる。「どぅした！？」「(ﾋｨ‥ﾋｨ‥)お……おし‥お尻がぁ…💧いたい…」航ちゃんは、イモムシみたいに丸まって、お尻を押さえている私を見て、「ぷっっなんだ…💧ビックリした」一笑して寝室を出ようとする。「待ってよぅ…航ちゃん…💧抱っこ

◼️航一視点◼️GW開け頃………。ここ２週間程、どうも結の様子がおかしい…。少しイライラ😒💢💢していたり、そうかと思えばシュンとしていたり…。体調が悪いのかとも思ったけれど、食事は摂れているし、家ではそんな感じでもない。『わからない』『気のせい』で放っておくのは、何かマズい気がする。今日も、午前診の後、片付けをして着替えを済ませると、「早く帰ろう」と急かす。「１人でバスで帰るからいい…💧」とも。いったいどうした………？ちょっと探りを入れてみるか………。ー昼食後ー「結ちゃん～

◼️航一視点◼️ー火曜日午前診終了後ー結の結果を悠真と見て、頭をかかえてる…💧やっぱり鉄分と葉酸入りのヨーグルトだけじゃダメだったか…。「血清鉄低いな……注射かぁ……？また…💧」「兄貴、飲み薬は何を試した？クエン酸第一鉄だけ？」「あぁ。それがダメで、その後は注射しかしてない」「フェルムカプセルはどうだ？あれなら１日１回だし、副作用の報告も少ないらしい」「あ～……試してみる価値はあるか…でも、副作用の一件以来、薬を嫌がるんだ…💧」「考えたんどけど、結ちゃんのこの数値って、いつも