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こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第50回試験・実技2・問1特に注意する点は、問題文の「福岡の海面気圧は1017hPa」とある点くらいですので、1018hPaの補助等圧線に対して福岡が低圧側になるように、1016hPaと1020hPaの2つの等圧線の間に描けばOKです。では。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第50回試験・実技2・問1(1)の下線部(イ)の「東海地方から関東地方にかけては降水エコーが現れている。」ということで図4の左上、初期時刻の2日21時のレーダーエコー合成図を見てみますと、東海地方から関東地方、また伊豆諸島付近に降水域が観測されていることが分かります。この降水域について図1の地上天気図にも着目して、日本の東の高気圧および日本の南の低気圧の両方に関連付けて述べなさい、ということです。一見しますと、日本
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第50回試験・実技2・問1図3の気象衛星赤外画像のうち、初期時刻についてですので、左上の2日21時に着目します。さらに図1の日本の南の低気圧の中心位置(北緯27°東経138°)付近に着目して「雲頂高度に言及」の点で見たときの閉塞過程の特徴と「寒冷前線に言及」の点で見たときの閉塞過程の特徴に分けて考えてみることにします。まず、「雲頂高度に言及」の点で見てみますと、低気圧の中心付近では、発達期のような明るい雲域が見られ
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第50回試験・実技2・問1(3)850hPa面と700hPa面に挟まれた気層における温度風とはどういうことか、図2を加筆した図にしてみました。館野の下層の850hPa面での風は南南西10ノット、上層の700hPa面での風は北西15ノットで、それぞれを地衡風であるとして、850hPaの風を示す矢印の先から、700hPaの風を示す矢印の先までを結んだ赤で示した地衡風の差を示す矢印(ベクトルの差)が館野の温度風ということに
こんばんは。今回の第50回試験・専門知識の最初の問題は、気象レーダー観測の問題です。気象レーダーの長所は、時間的・空間的に細かい観測ができる点にありますが、短所として、観測の誤差が生じる要素がいくつか存在します。利用については注意が必要となりますが、どのような要素か、問題で一緒に考えてみたいと思います。専門知識・第50回試験※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの許可を頂いて使用しています。考察編は9日23時更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第50回試験・専門知識(a)(第37回試験・専門知識・問11より)降雪量とは、ある時間内に地表面に積もった雪の深さのことをいいます。降雪の予報において降雪量を直接予測することは難しいですので、初めに降水量を予測して、それを降雪の深さに変換するという方法がとられています。厳密には、図のように、地上の気温と雪水比(降雪量の降水量に対する比率)の関係から降雪量の予測値を求めることができますが、簡易的に変換する方法とし