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さて、本日紹介するのは、我孫子武丸先生の「殺戮にいたる病」です――。最初に言っておきます。グロ耐性の無い方には、オススメしません。作品タイトルからも分かる通り、本作には、トラウマ級のグロ描写が含まれています。殺害シーンの描写のリアリティーは、今、まさに目の前で犯行を見せられていると錯覚するほど強烈です。犯行にいたるまでの心情なども、刻銘に描かれていて、脳を揺さぶられます。私はしばらく食欲が失せました……。もう耐えられないので読むのを止めようと、何度も本を閉じたの
先日、Xでも投稿しましたが「心霊探偵八雲」の続編の原稿が完成しました!!とにもかくにも、めちゃくちゃ大変でした……。シリーズ完結作である「心霊探偵八雲12魂の深淵」が刊行されたのが、2020年なので、かれこれ4年前になります。「INITIALFILE」などスピンオフ作品は書いていましたが、完結した作品の続きを書くということは、私にとってこの上ないハードルの高い挑戦でした。寝ても覚めても、八雲にかかりきりで、他のことは一切手が回らず、このブログを始め、SNS関連も休止状態に
「心霊探偵八雲」の続編が完成したという話をしましたが、同時進行で、「心霊探偵八雲」の過去作を大幅加筆修正した完全版として刊行する準備も進めています!!どれくらい加筆修正しているかというと……原文は一文字も使っていません!!笑本当は、修正くらいで終わらせようと思っていたのですが、書き始めたら止まらなくなりました。時代が変わったので修正が必要になった箇所もありますし、20年という経験を経て、私自身の文章の書き方も変わりました。何より、八雲をはじめとしたキャラクターたちが、行き着く先を知っ
終わってしまった…虚無感でいっぱいだ…泣いていいですか?ということで、今回はコチラ!!『心霊探偵八雲12魂の深淵』神永学*ネタバレ注意あらすじ晴香を守り切ることができなかった。自分の無力さを実感し、後悔の念に苛まれる八雲。始まりの場所で待っている―。再び現れた七瀬美雪を前に、八雲は重大な決断を迫られるが…。深淵の果てに、八雲が見たものとは。16年にわたって紡がれた、「心霊探偵八雲」シリーズ遂に完結!!*人物紹介は11巻分に書かれているので省略11巻はコ
昨日、「心霊探偵八雲INITIALFILE魂の素数」刊行に合わせて、3つの特報が解禁されました!!まずはコチラ↓歌劇八雲の第二弾公演が決定しました!!キャストは前回に続き、斉藤八雲役を後藤大さん、御子柴岳人役を、笹森裕貴さんです!!キービジュアルめっちゃカッコいいですね〜公演は2024年2月〜3月予定!!おそらくチケットは争奪戦になると思われるので、情報を取りこぼさないように、準備しておいて下さいね!!そして、次はコチラ↓「心霊探偵八
「心霊探偵八雲」執筆中に、実は事務所のお引っ越しをしました――。コロナ以降、打ち合わせはもっぱらリモートになり、編集者さんが打ち合わせに来る機会もめっきり減りました。移動がある際などは、隙間時間に喫茶店で仕事したりもしていたのですが、周りがうるさくて集中出来ないこともしばしば……。そんなこんなだったので、思い切ってシェアオフィスに移転!!ちと狭いですが、ブースになっていて、コンセントもあるし、執筆に集中出来る環境が整っています。私の契約したプランは、会社登記も出来て、ポスト
2024年の本屋大賞が発表されましたね!!宮島未奈先生の「成瀬は天下を取りに行く」が受賞されました。宮島美奈先生、おめでとうございます!!「成瀬は天下を取りに行く」は、以前に私もブログで紹介していますので、こちらもみて下さい!!成瀬は天下を取りに行く『成瀬は天下を取りに行く』本日紹介するのは、宮島未奈先生の「成瀬は天下を取りに行く」です!!インパクトのあるタイトルですよね!!タイトルとカバーで全てを現していると言っても過言ではあ…ameblo.jp最近、私が紹介した本が賞を受賞した
「心霊探偵八雲」の続編の原稿が終わったということで、遂に観てきました「DUNE砂の惑星PERT2」!!前作もそうですが、これはとんでもない作品です!!衣装、建築物、マシン、ガジェット……とにかく、細部の造り込みが凄まじい!!!!全てが美しいのはもちろんですが、それだけでなく、なぜ、その形になったのか??というところまで考え抜かれた造形になっていて、ナイフ一本とってみても、ただかっこいいだけでなく、その形状に至った歴史を感じさせてくれる。こうした細かいこだわりが積み重なっ
さて、本日紹介する本は、鉈手璃彩子先生の『鬼妃~「愛してる」は、怖いこと~』です――。本作はカクヨムweb小説コンテストホラー部門の特別賞受賞作です。最近、カクヨムを始めとしたweb小説出身の作家が、もの凄く増えて来ましたね。賛否あると思いますが、私個人的には、本当に素晴らしいことだと思っています。デビューのチャンネルが増えることで、作品の幅が広がりますし、普段、読書をしない人も、web小説きっかけで本を読むようにる――なんてこともあります。何より、埋もれていた才能
このところ、執筆が忙しくて、本を買ったものの全く読めていませんでした……。結果、山のような積み本が……。本は一期一会だと思っているので、書店で見つけたら、迷うことなく買うようにしています。次の機会にーーなどと悠長なことを言っていると、もう二度とその本には出会えないかもしれませんしね。結果、積み本が増えていくのです(笑)私と同じタイプの一つは、結構いるのではないでしょうか??ちなみに、私は好きなものを最後にとっておくタイプです。ショートケーキのイチゴは最後まで残します。なので、面白
本日紹介するのは、宮島未奈先生の「成瀬は天下を取りに行く」です!!インパクトのあるタイトルですよね!!タイトルとカバーで全てを現していると言っても過言ではありません。西武ライオンズのユニフォームを着て、真っ直ぐ前を見据える成瀬あかり――本当にいいカバーです。本作は、とにかく成瀬あかりが魅力的です。コロナの影響で閉店する西武大津店に通い詰めたかと思えば、突如としてM1に挑戦する。成瀬あかりの言動は常に突飛なのである。だが、それに対して嫌悪感は湧かない。むしろ、ずっと彼女
【『浮雲心霊奇譚』に出てくる「袈裟斬り」って、どんな斬り方なの?】~剣道をまったく知らない人におススメの漫画『るろうに剣心』~こんにちは。小説「浮雲心霊奇譚」も大好きなmikoshibayakumoです。幕末を舞台にした小説『浮雲心霊奇譚』‥。幕末といえども、江戸時代ですので、刀を使うシーンの表現が多いです。著者の神永学先生は、この小説を書くために、剣術道場に弟子入りなさったそうで‥。『浮雲』によく出てくる表現に「袈裟斬り」があります。どういうこと?
【特急ふじかわで車窓を楽しむコツをお伝えします】こんにちは。『確率捜査官御子柴岳人』ファンの@mikoshibayakumoです。『心霊探偵八雲』『確率捜査官御子柴岳人』シリーズで大人気の小説家・神永学先生。ただいま、山梨県立文学館で「冬の常設展山梨の現代作家神永学」期間限定公開中。2022年3/6まで!!展覧会|山梨県立文学館|YAMANASHIPREFECTURALMUSEUMofLITERATURE山梨県ゆかりの文学者に関する資料の収集と
ご存知の通り、「心霊探偵八雲」完全版の刊行に向けて、過去作品の改稿作業に取り掛かっています。先日、ようやく一巻の一話目の改稿が完了!!ストーリーは、基本そのままでの改稿なので、サクッと終わるかと思ったのですが、作業時間にして64時間くらい。想定の3倍時間がかかっております。文庫版の「心霊探偵八雲」が刊行されたのは、2008年だから、今から15年ほど前のことです。15年も経つと、流石に技術面が向上していますし、感じ方が違えば、切り取る部分も異なってくる。必然的に修正箇所が多くなるのは覚
先日、ある作家さんと、何を使って小説を書いているのか――という話になりました。私はWindowsの14インチのノートパソコンです。数年前までは、12.4インチだったのですが、老眼のため、小さい画面が見えなくなり、サイズアップしました。使うノートパソコンはPanasonicのLet’snoteと決めています。Let’snoteは、計量で、とにかくバッテリーの保ちがいい。さらに、耐久性に優れているので、気分転換に場所を変えながら書く傾向のある私には、ピッタリなのです。