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※週刊東洋経済「依頼したい弁護士25人」(労働法)※司法試験考査委員(労働法)※YouTubeで3分解説!https://www.youtube.com/playlist?list=PLsAuRitDGNWOhcCh7b7yyWMDxV1_H0iiK今日の労働判例【医療法人偕行会事件】(東京地判R3.3.30労判1258.68)この事案は、医療法人Yの理事Xが、取引先業者を恫喝したり、キックバックを受領したりしていた事案で、YによるXの懲戒解雇が無効であるなどとして争
※元司法試験考査委員(労働法)No.2831293-23━栃木県・県知事(土木事務所職員)事件━辞職の意思表示における錯誤の成否と辞職承認処分の適法性栃木県・県知事(土木事務所職員)事件宇都宮地裁令5.3.29判決『労働判例』1293号(2023年11月1日号)23頁辞職の意思表示における錯誤の成否と辞職承認処分の適法性【労働判例Webミニセミナー】「元社内弁護士芦原一郎の3分間で労働判例を読む」-手早く学び、仕事に活用-https://www.e-s...www.youtub
※元司法試験考査委員(労働法)No.2941295-53━プレカリアートユニオンほか(粟野興産)事件━名誉毀損等を理由とした組合に対する損害賠償請求プレカリアートユニオンほか(粟野興産)事件〈付原審〉東京高裁令5.1.18判決/東京地裁令3.5.12判決『労働判例』1295号(2023年12月1日号)53頁名誉毀損等を理由とした組合に対する損害賠償請求【労働判例Webミニセミナー】「元社内弁護士芦原一郎の3分間で労働判例を読む」-手早く学び、仕...www.youtube
※司法試験考査委員(労働法)No.2541285-30━国・札幌中央労基署長(一般財団法人あんしん財団)事件〈付原審〉━療養補償給付支給処分等の取消訴訟における事業主の原告適格国・札幌中央労基署長(一般財団法人あんしん財団)事件〈付原審〉東京高裁令4.11.29判決/東京地裁令4.4.15判決労判1285号39頁『労働判例』1285号(2023年6月15日号)30頁療養補償給付支給処分等の取消訴訟における事業主の原告適格【労働判例Webミニセミナー】「元社内弁護士芦原一郎.
※元司法試験考査委員(労働法)No.2921295-24━医療法人社団誠馨会事件━研修医のオンコール待機時間等の労働時間該当性医療法人社団誠馨会事件千葉地裁令5.2.22判決『労働判例』1295号(2023年12月1日号)24頁研修医のオンコール待機時間等の労働時間該当性【労働判例Webミニセミナー】「元社内弁護士芦原一郎の3分間で労働判例を読む」-手早く学び、仕事に活用-https://www.e-sanro.net/book...www.youtube.com今日の労
※司法試験考査委員(労働法)No.2821293-5━社会福祉法人恩賜財団済生会事件━格差是正を目的とした就業規則・給与規程変更の有効性社会福祉法人恩賜財団済生会事件山口地裁令5.5.24判決『労働判例』1293号(2023年11月1日号)5頁格差是正を目的とした就業規則・給与規程変更の有効性【労働判例Webミニセミナー】「元社内弁護士芦原一郎の3分間で労働判例を読む」-手早く学び、仕事に活用-https://www.e-sanro.n...www.youtube.c
「労務事情」連載中!!(毎月1日号)https://www.e-sanro.net/magazine_jinji/romujijo/今日の労働判例【ホームケア事件】横地判R2.3.26(労判1236.91)この事案は、送迎担当者Xが未払賃金があるとしてデイサービスセンターYに対してその支払いを求めた事案で、裁判所はXの請求の一部を認めました。1.裁判所の判断この事案は、Xが週何日勤務するのかが明確でなかった点に特徴があります。すなわち、週5日程度、という記載が労働契
「労務事情」連載中!!(毎月1日号)https://www.e-sanro.net/magazine_jinji/romujijo/今日の労働判例【国立大学法人筑波大学ほか事件】宇都宮地裁栃木支部H31.3.28判決(労判1212.49)この事案は、大学病院Y1の診療情報管理士Xが、前任の先輩Y2と上司Y3にパワハラを受けた、として損害賠償を請求した事案です。裁判所は、Y3(とY1)の責任を認めましたが、Y2(とY1)の責任は否定しました。ここでは、判断枠組みの検討は省略しま
「労務事情」連載中!!(毎月1日号)https://www.e-sanro.net/magazine_jinji/romujijo/今日の労働判例【学校法人北海道カトリック学園事件】札幌地裁R1.10.30判決(労判1214.5)この事案は、定年後再雇用された幼稚園の教諭Xが再雇用を拒否された、という雇止めの事案です。幼稚園Yは、Xによる新人教諭に対する複数のハラスメント行為があり、それによって当該教諭が退職してしまったとして、雇止めを有効と主張しましたが、裁判所は、雇止めを無効
「労務事情」連載中!!(毎月1日号)https://www.e-sanro.net/magazine_jinji/romujijo/今日の労働判例【LaTortuga(過労死)事件】大阪地裁R2.2.21判決(労判1221.47)この事案は、オーナーシェフが経営するレストランYの調理師Kが、恒常的な長時間勤務(裁判所は、1か月の時間外勤務が250時間と認定)の中、「劇症型心筋炎による補助人工心臓装着状態における重篤な合併症である脳出血によって死亡した」事案です。少し詳しくこ
「労務事情」連載中!!(毎月1日号)https://www.e-sanro.net/magazine_jinji/romujijo/今日の労働判例【コーダ・ジャパン事件】東京高裁H31.3.14判決(労判1218.49)この事案は、トラック運転手兼配車係のXが、解雇された会社Yに対し、解雇が無効であるとして、労働者の地位の確認や給与などの支払いを求めた事案です。裁判所は、Xの請求をかなり広く認めました。1.解雇解雇理由は、①Xが懇親会で同僚を殴ったこと、②「死ね」な
※週刊東洋経済「依頼したい弁護士25人」(労働法)※司法試験考査委員(労働法)※YouTubeで3分解説!https://www.youtube.com/playlist?list=PLsAuRitDGNWOhcCh7b7yyWMDxV1_H0iiK今日の労働判例【国・福岡中央労基署長(新日本グラウト工業)事件】(福岡地判R3.3.12労判1243.27)この事案は、長時間労働が続く中で上司に叱責されたKが練炭による一酸化炭素中毒で自殺した事案です。労基署Yは、労災該
今日の労働判例【国・さいたま労基署長(ビジュアルビジョン)事件】東京地裁平30.5.25判決(労判1190.23)この事案は、退職強要などのパワハラによりうつ病に罹患した、と主張する元従業員(うつ病による休職後、休職期間満了により退職)の労災(休業補償給付)を求めたのに、不支給処分されたことについて、この不支給処分の取り消しを求めた(つまり、労災の給付を求めた)事案です。これに対し、裁判所は、会社から受けたストレス強度が「強」であると認定し、元従業員の請求を認めました。1.判断
※司法試験考査委員(労働法)今日の労働判例【学校法人茶屋四郎次郎記念学園事件(東京福祉大学・授業担当)】(東京地判R4.4.7労判1275.72)本事案は、大学教員Xが、大学Yとの訴訟などを通して合意した内容に反し、授業を担当させなかったことや、そのことをハラスメントの問題として対応するように求めたのに適切に対応しなかったことによって損害を被った、としてYに対し損害賠償を請求したものです。裁判所は、授業を担当させなかった点と、ハラスメントへの対応のうち検討結果の連絡が遅れた(8
「労務事情」連載中!!(毎月1日号)https://www.e-sanro.net/magazine_jinji/romujijo/今日の労働判例【イヤシス事件】大阪地裁R1.10.24判決(労判1218.80)この事案は、リラクゼーションサロンYで、整体やリフレクソロジー等の施術などを行っていたXらが、業務委託ではなく雇用であるとして、未払賃金の支払いを求めた事案です。裁判所は、雇用であると認定しました。1.判断枠組み(ルール)裁判所は、従業員性に関する判断枠組みを明
※週刊東洋経済「依頼したい弁護士25人」(労働法)※司法試験考査委員(労働法)※YouTubeで3分解説!https://www.youtube.com/playlist?list=PLsAuRitDGNWOhcCh7b7yyWMDxV1_H0iiK今日の労働判例【バイボックス・ジャパン事件】(東京地判R3.12.23労判1270.48)この事案は、仮想通貨を取り扱う事業会社Yが、ベンチャーキャピタルなどからの支援打ち切りを理由に従業員に休業を命じ、給与を支払わなかっ
※元司法試験考査委員(労働法)No.2901294-61━三井住友トラスト・アセットマネジメント事件━スタッフ職の管理監督者該当性三井住友トラスト・アセットマネジメント事件東京高裁令4.3.2判決『労働判例』1294号(2023年11月15日号)61頁スタッフ職の管理監督者該当性一審:東京地裁令3.2.17判決労判1248号42頁https://youtu.be/vLmuZNVcW64?si=SQ42wbesGA4XtaT0【...www.youtube.com今日
※元司法試験考査委員(労働法)No.2871294-5━JR東海(年休・大阪)事件━年休に対する時季変更権行使等の違法性JR東海(年休・大阪)事件大阪地裁令5.7.6判決『労働判例』1294号(2023年11月15日号)5頁年休に対する時季変更権行使等の違法性関連事件:JR東海(年休)事件東京地裁令5.3.27判決労判1288号18頁https://youtu.be/aBexdSxcGsY【労働判例Webミニセミナ...www.youtube.com今日の労働判例
今日の労働判例【テクノマセマティカル事件】東京地裁平29.2.24判決(労判1191.84)この事件は、人事考課の無効と、それを前提とした減給や配転の無効、さらに業務上のストレスを原因とするうつ病についての損害賠償請求が求められた事案です。この訴訟に先立ち、労基は労災認定をしましたが、この訴訟で裁判所は、人事考課、減給、配転が無効でないと判断し、さらに、うつ病についての損害賠償請求を否定しました。1.人事考課、減給、配転の有効性判断この点で特に注目されるのは、人事考課、減給、配
「労務事情」連載中!!(毎月1日号)https://www.e-sanro.net/magazine_jinji/romujijo/今日の労働判例【豊榮建設従業員事件】大津地裁彦根支部R1.11.29判決(労判1218.17)この事案は、採石場の従業員Xが、会社Yの代表者と折り合いが合わずに解雇されたものの、その解雇が不当であるとやり取りしている間にYが解雇を撤回した事案です。Yが解雇を撤回したのちも、Xはうつ病等を理由に出社しませんでしたが、うつ病等はパワハラが原因であるとして
※司法試験考査委員(労働法)※YouTubeで3分解説!https://www.youtube.com/playlist?list=PLsAuRitDGNWOhcCh7b7yyWMDxV1_H0iiK今日の労働判例【しまむらほか事件】(東京地判R3.6.30労判1272.77)この事案は、従業員Xに対し、会社Yの同僚らが、悪ふざけ・嫌がらせを行った事案で、Xが140万円の慰謝料などを、Yと同僚らに請求したところ、裁判所は、Yと同僚らに対して5万円の賠償などを命じた事案です