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Nside「潤くん…?」「ねえ、翔さんの体ってさニノが想像してた通りだった?」「なに、それ…」「え?だって、俺の話聞いてたら誰だって想像すると思うよ。翔さんに、自分が抱かれてること。」「っ…そんなこと」「ないはず、ない。だってニノ、翔さんのこと、…好きでしょ?」「や、それはない。あ、メンバーとしてならもちろん好きだけど。」「はい。優等生な返事は却下します。ほら、手が止まってる。」テーブルに置いてあった飲みかけのグラスを持たされて、また、乾杯する。こんな時喉を潤すのはお酒しか
Nside「………いい表情。」「……ハアッ……じゅんくん」意識が朦朧としてて少し霞んだ視界に潤くんがいる。オレの上に跨った潤くんに見下ろされてて、ああ、いまオレは寝そべってんのかなとか、潤くんの太ももってやっぱ太いな、なんて考えてた。「あのベトベトは、ニノのなんでしょ?」「…ンっ、…ハァ…ハァ」「じゃあさ、翔さんに抱かれたか抱かれてないかだけ教えて。」「……じゅん、くん…」「答えになってないな。」潤くんが体を伸ばすと、テーブルの上のグラスを手に取りアルコールを口に
Sside『最近のニノっていいよね。そういう意味でさ。翔さんも興味があったらいつものバーに来てよ。皆で楽しもう。』潤からのメールを見てから胸の奥がカッと熱くなった。あいつならマジでそうなりそうな予感がしたから。ニノの気持ちがわかればこそ潤には、…潤には触れて欲しくない。俺のただのわがままだって事はわかる。だけど、頼むよ、まださ、もうちょっと俺にも時間をくれよ。祈るような思いで車を走らせ店の前に停めると、入口の黒服にキーを渡して駐車を促した。着いて早々急かすように部屋へと案内さ
(sideN)『ごめん、遅くなる』って、すごく短いメッセージが届いたのは、夜もすっかり更けた頃。「でしょうね」って俺はひとり呟いて、手に持ったスマホの画面を暗転させた。今朝、部屋を出るときは一緒だった。一緒に過ごした部屋から二人で同じ仕事に出たんだった。同じ迎えの車に乗って、ふたり寝癖のまんま半分うとうとしながら運ばれてった。翔ちゃんは…正月休みを挟んでも、そのごく短い休みの間に少しゆっくりしたくらいで、…と言ってもあの人はそんな休みも精力的に動いてたみたいだけど。休み明け
Nsideベッドの上に静かに降ろされると、翔さんが膝まづいてオレの靴を脱がしてくれた。「足、触るよ?」「はい…………っん、っっ、」少し眠ってたからかだいぶ落ち着いたと思ってたのに、やっぱりおかしい。火照る体の奥底に疼くなにか。車ん中でもそうだったけど翔さんに触れられた部分が心臓になったみたいにドクドクと熱く何かが流れる感覚に陥る。「取り敢えず、水持ってくるから横になってて。…あ、台所勝手に入るけど、いい?」「……ハイ」自分の頬が熱いし、なんならずっと元気が良くなってるオレの
Nside目の前で氷を鳴らしながら美味そうにのどを潤す潤くん。上下に動く喉仏がいつになく男らしくてその姿がオレには目に眩しくて一呼吸吐いてから手元のグラスに目をやった。……翔さんは潤くんには、もうちょっと優しくしてくれてるんだよね。…きっと。だって二人は恋人関係…なんでしょ?どこか手持ち無沙汰で何度かグラスを煽ると、俺の前に座ってた潤くんがオレの横へと腰を沈ませるところだった。重厚なワインレッドの革が潤くんよりに傾いていく。「ニノってさ、今日は随分と薄着じゃない?
Sside「もうやめなよ、潤くん。」聞こえた声は耳慣れた音で、その音の主を探すべくドアの方へ目をやると「相葉くん?」「こんばんわ、翔ちゃん。」ツカツカと中へと入ってきてさっさと潤を立たせては、テキパキと服を着せていく。「あの、相葉くん?」「これでわかったでしょ?もういい加減忘れなよ翔ちゃんのこと。」「雅紀…」「ま、雅紀…?」目の前で、潤が相葉くんにしなだれててそんな潤を相葉くんが『よしよし』している。「どんなに頑張っても無理なんだって気づいたんでしょ?ならもう、二人
Nsideマジでチビるかと思った。こいつの運転、意外と荒いのよ。ていうか、オレが小さいから?ベルトしてないから?信号で止まる度に体が振れ、出発する度に転び、くるりとひと回転する。シートベルトなんてオレには出来ないから、紙のショッピングバッグに空気穴を開けて、助手席に横向きに置いたマネージャーは、オレをその中に入れるとすぐに発進した。そして紙袋の中でくるくる倒れながら到着したそこは、オレらの事務所。今は何かと騒がしいけど、でもやっぱりオレらの故郷なんだよ。だって、事務所に着いたって
Nside「あれ?…二宮さーん?」ぴぴぴと開けられた家の鍵。番号を知ってるマネージャーだから入って来てるんだけど、今の状況を見られるのはヤバくないか?オレは今だにベッドの上から動けずにいた。だってこのベッド、意外と高いのよ。それにオレの体の小ささからいって、このベッドから飛び降りるのは、もはや自○行為と言ってもいいくらいだ。だって嫌じゃん。足ケガしたら。犬だからって、全ての犬が運動神経良いはずないし。どう見たって今のオレは、子犬だから。「二宮さーん、時間ですよー?」おかしい
『無地のキャンバス』の続きです( ̄▽ ̄)Nsideーーーーコンコン放課後の廊下はガランと静まり返っている。そこに響くのは、教室のドアをノックする音。思ったよりも音が響くので、自分のした事に驚いて身をすくめた。『どうぞ』そんなオレを知ってか知らずか、暖かくて優しい声が迎えてくれた。自分の教室ではないけれど何度も何度も足を運ぶ、この教室。カラリと静かにドアを開けた。同じ時間でも、あの頃とは違う夕焼けの色に染まる教室。もう、だいぶ薄暗くて。その中でも一際キラキラと輝くような笑
Sside艶やかな色を放つニノの肌が紅潮してその体には俺からの無数の赤い花が散っている。眉根を寄せて切なく俺を見上げては、儚そうに声を上げるニノが愛おしくて、その甘く切なく歪む表情を見たいからと、何度も何度も、その奥を穿った…お互いの気持ちを確認しあったとしても尚、ニノへの独占欲が勝り、ついつい激しく抱いてしまった。気を失ってしまったニノの体を拭いて、申し訳ないけど勝手に引き出しから下着やスウェットを取り出して着替えさせる。まだ体の中に薬が残っているからか、気は失ってるのに、時折
Nside朦朧とした意識の中、何度も感じるのは翔さんの暖かい感触。オレの髪に触れる度に、翔さんの香りが鼻を掠めては、また、熱がぶり返す。体の奥底で燻る熱が、どうしたって得られることできのない悦びを求め続けてる。「ショウ、サン…」「大丈夫?もうすぐ着くから」信号で止まる度にオレに触れてくれるその手は、潤くんへ伸ばされるべき優しい手のはず。でも、やっぱりオレは嬉しくて翔さんの柔らかなその目尻に少しだけ上向く唇に目が離せなくなっている。家に着くまででいいから見させて。こんなそば
嵐さんのBL妄想です。ご注意くださいね。Nside翔さん。翔さん。翔さん。あなたに溺れそうになる。やっぱり、あなたはワタシの気持ちを知ってるんですね。最後まで言わせてくれなかったけど、それが、あなたの優しさだったのかな。今、目の前にいる翔さんは、ワタシに欲情してくれてるんですよね?あなたの鋭い目に侵されながら、自分からは恥ずかしいくらい、甘い声が出る。……でも、待って…。翔さんには、彼女さんが……いるんでしょう?ワタシにこんな事してちゃダメ、だよ。…
Sside部屋に残された俺とニノ。嵐が過ぎ去ったような呆けた感覚でソファに横たわるニノを見ると白い肩がピクリと動いた。「風邪ひくな、このままだと。ニノ、起きれる?」「ンッ…」頬に掌で触れると口元からは熱い吐息が漏れた。これ、相当飲まされたな。バーテンも知ってか知らずか、相当強目に入れやがったな。潤の感じを見てもいつもより多めに盛られてるのがよくわかった。俺達は飲み続けてるからちょっとやそっとの量では効かないから。その潤が、自分の理性を保てなくさせるくらい強い量が入ってた
テーマ「磁石なニノ。」sideN「ただーいま」ふう、とため息をつきながら、手に持った旅の荷物を玄関先に置く。今は旅の真っ最中。またすぐ出かけるんだから、と、大きな荷物はここのところ、玄関先に出したまんまだ。中から洗濯物だけを取り出して、そのまま洗濯機につっこむ。そのまま洗濯機の前にぺたりと座り込んで、グルングルン回る洗濯物を見てた。ひとりの部屋、ひとりぶんの洗濯物。しんとした部屋に響く機械音。つい何時間か前に浴びていた音の洪水が、鳴り止まない声援が、なんだか夢の出来事のよう
Nside別室の床の上。膝を曲げて三角座りをした翔さんが、オレを正面から抱いて目を合わせていた。「お前、耳が垂れてんだな。(笑)」これ、現場でもよく見てたヤツ。翔さんて動物抱く時、大概こうやって正面から見つめんのよ。それもジッと、瞬きもしないで。Netflixでも見たっけ。子供と睨み合ってんのかイチャついてんのかわかんないけど、正面からデコぶつけてて。あれ、難しい顔してんのは翔さんだけで、子供は相当喜んでたからね。アレだってオレ的にはアウトよ。あそこまで顔を近づけるなんてしたら…
Sside俺の授業中に、必ず何度も窓の外を見ている学生がいる。儚くため息をついたかと思うと、机に肘をついて、あごを乗せている。『ああ、俺の授業がつまらないのか』そう、思っていた。あの日までは……。夕方、時計の針が午後5時を回った頃、その学生は教室に入って来た。「先生。まだいたんだ。」教師に対してタメ口。窓の外を見ているだけあって、俺の事を舐めてるのか?カラカラと音を立てて教室のドアを閉めると、その学生は仕事をする俺の机の横に立ち、俺の事をマジマジと見てきた。珍しい。
Nside『ニノってさ、本当にわんこみたいだよな』聞いたよ?聞いた。昨日の夜、翔さんがオレに向かってそう言っててたさ。そりゃ、オレもそーだなーって思ったしそうだったらいいなーとも思ったさ。んでコレ。何?マジで。朝起きてベッドから起き上がると…って、起き上がるも何も、立ち上がってんのに一向に視界が低い。変わらない。ベッドの高さとほぼ一緒。は?マネージャーが迎えに来る事を知らせるスマホのアラームも、ずっと鳴りっぱなしのままだし。というよりアラームを止めようとしたオ
Nside「ニノ、もう1回舐めて。」ペロリと翔さんの鼻先を舐める。翔さんは擽ったそうに体を揺らしすごく嬉しそうに笑っている。床に下ろされ、「ニノ、おいで。」なんて手招きされると言われるがままに翔さんの方へと走った。抱き上げられて頬擦りをされ「ニノ、可愛すぎなんだよ。誰かに連れて行かれたらどうすんだ。」なんて、真剣な顔をして怒られた。意味わかんないでしょ、この状況。完全にカオスよ。また下ろされて、上の方からじっと見つめられる。オレがキョロキョロと辺りを見渡してから翔さん
Nsideそんなの…オレが人間だった時に言っといてよ…。遠ざかる意識。微睡みの中、オレに優しくキスをしようとする翔さんの姿が遠巻きに見えた。ね、まだこうしていたいよ。翔さんにオレの気持ち伝えてないじゃん。『くぅん』て鳴いてたらいつか伝わるんでしょ?ね、翔さん。翔さんなら、この犬がオレだって気づいてくれるよね?翔さん。翔さん。「翔さんっっ!!!」「うぉっ」オレんちのベッド。目が覚めると、隣りで寝ていた翔さんが驚いてオレを見ていた。「なに、なに、なに。急で驚くんだ
BL妄想です。ご注意くださーい。櫻宮さんですからねー。もう大丈夫ですよね?nside1週間に、2.3日は仕事が一緒だから、会えないわけじゃない。それよりも、確実に会える関係なんだからむしろありがたい。ワタシは、潤くんのように自分の感情に素直に言葉を発しないし、相葉さんのように屈託なく笑ったり、リーダーの様に皆にマイナスイオンを放ってはいない。翔さんにとって、ワタシのどんなトコが必要だろうかと、一時期本気で悩んだ。でも、ま、ワタシはワタシらしくある事で、嵐の一員として、目の
BL妄想です。ご注意ください。櫻宮ですので、大丈夫な方だけどうぞ。nside朝起きると、まずするのが散歩だ。人間は、社会的な生き物だから手っ取り早く目を覚ますには、この方法が1番なんだ。…なんて、ドラマの中の俺みたいにはならず。オフである今朝はうだうだと起きて、早速、ゲームの電源を入れる。最近のお気に入りは、コレ。地球を守るヤツ。とにかく今は、レベル上げにいそしんでいるがふと、時計を見ると…11時か…。そういや、起きてから何も食ってない事に、今更ながら気付く。最近は
(ひとつ前におはなし更新しております)こんにちは!蛍です。昨晩はいつもと違う時間に登場しまして。なぜならば、そう、今日は、嬉しい日。大切な日。二宮和也さんのお誕生日!わたしも今年はこちらでも、ニノちゃん♡お誕生日おめでとう!!と!大きな声で叫びたい!!一年に一度のこの大事な日を!なんとかして特別にしたい!!そう考えておりましたところ、お誘いいただきまして、とても素敵な書き手さんと一緒にお祝いすることになりました!(前のページのおはなしの最後にリンクさせていただい
Nside「…おいニノこの間潤と会ってたんだろ。何でその話俺にしないんだよ」翔さんが不満気に俺を睨む。「…そりゃすみませんね。でも俺から聞くより風磨から聞いたほうが確実なんじゃないかと思いまして」「…あーやっぱその話か。。くそ、風磨め…余計なことを…。。。」「風磨の言うことはどこまで正しいんですか」「…うるさいなー。色々あんだよ。。。」「翔さんがそんな誤魔化すようなこと言うなんて…。…風磨はそれほどおかしなことを話したわけではないってことなんですね」翔さんは黙って
Nside「…ふーん…。。潤がそんなことを…。。」「…そんなわけで、あんまり潤くんを心配させないほうがいいんじゃないですか?」翔さんが電子タバコを取り出した。「…いや、少しぐらい不安な気持ちにさせたほうが、潤は俺のことばっかり考えるようになるからいいんだよ。これからもちょくちょく風磨や後輩の話をぶっ込むことにするかな」「…何それ…まぁ、俺には関係ないのでご自由に」「…ふふ。まぁとにかく、いつもサンキューな。これからも潤に関することは全部俺の耳に入れてくれよ」「…分かって
Sside薄く目を開けると目の前にはカズがいて、口元から何から幸せそうな表情でスヤスヤと眠っている。こんなカズの姿を見てしまうと一人で眠ることに慣れてた俺は、これからどうやって夜を過ごしていけばいいんだろうか。カズのこの可愛い寝顔を目に焼き付けたくて、何度もこちらを向かせてはキスをした。薄ぼんやりと必死に瞼を開けようとするから、まだ寝ていろと、その瞼にもキスを落とす。自分から起こすようなことをしてなんなんだけどな。ふふ。夜中に何度も目が覚めたからかカズを何度も目覚めさせ