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またしても奇跡的に和硯を一つ入手することができました!熊本県の球磨川(くまがわ)で採石される石を使った硯です。球磨川の急流で危険を冒して採石され、古いものは「竜雲石」と称されていたが、熊本の詩人山田天山が「龍頷石」(りょうがんせき)と命名した。と伝えられているそうです。裏面に龍頷石と刻まれており、何の石かがよくわかって大変ありがたかったです!ちなみに「龍頷」とは「荘子」列禦寇から「竜の顎の下にある珠、危険を冒さなくては手に入れることのできない貴重なものの
さっそく宣言通り三か所目の硯店を訪ねて来ました。長野県辰野町で取れる龍渓石を使用した【龍渓硯】を求めて翠川堂を訪問。奥様が温かく迎え入れてくれまして、早速棚にたくさん置かれている硯を手に取って見せていただきました。龍渓は見た目美しい漆黒色をしており、他の和硯と比べても石を大きく切り出して重厚感が伝わってくる作りだという印象を受けました。前日長野では雪が降ったそうで、この日も部屋は冷えており、石もとても冷たくて、大地と自然そのものが感じられるようでした。ま
これからもなるべく専門用語や堅苦しい言葉を使わないように説明していきます。さて、硯と言えば大昔からタイトルにある名前の硯が重宝されてきました。端渓(たんけい)硯と歙州(きゅうじゅう)硯です。こちらが端渓硯。新端渓と言われるものです。端渓硯とは中国の広東省にある斧柯山(ふかざん)という山から取れる石で出来たもの全てを指します。今でも書道用品屋に行けば、麻子抗(ましこう)端渓、坑仔巌(こうしがん)端渓、宋坑(そうこう)端渓
※2018年5月31日更新1日水につけてから時間がたってしまいましたが、龍渓硯を使って墨を磨ってみました!先日購入したのはこちらの硯。これも打割になってますのでこれは蓋の部分ですね。龍渓硯の石は学名「黒雲母粘岩」と言うそうです。表面の絵柄は「銀象嵌」と言うみたいですが、これだけは詳しく聞かなかったので少し悔やまれます。しかし、黒い石に浮かび上がったような花が書いてあり、まるで夜桜の様です!蓋を開
2024年4月14日(日)私はこちらに行ってきました。海です。宮城県石巻市雄勝町です。雄勝町はこんなところにあります。硯(すずり)の街として有名な雄勝町。雄勝町にある道の駅の名前は「硯上の里おがつ」です。※硯上=けんじょうなぜ今回雄勝町に行ったかというと…ヨコヤマナイトin雄勝を見るためでした〜ヨコヤマナイトとは話すと長くなるので、気になる方は各自調べてください(笑)YouTubeでも出てきます!広島県で東日本大震災直後から行われているチャリティーライブです。今回
硯工房を訪ねる第4段目。今回は茨城県の大子硯です。前後半に分けてお送りしようと思います!大子硯、と聞いてわかる人は恐らくかなり少ないと思います。実際わたしも和硯について本気で調べる前は聞いたこともありませんでした。大子硯は小久慈硯や国寿硯とも言われ、他にも呼び方がいくつかあるようで、なかなか名前が定着しなかったのかもしれません。茨城県の人はわかると思いますが、茨城県の大子町にて製作されているので今では大子硯と呼ばれています。さて、この地に行くまで家からおよそ200㎞。車を借りて行くのはも
今年の新年のつどいで硯のお手入れ講習をしました硯は使う度に洗っておくと良いのですがついつい雑に洗ったり書きっぱなしで放っておいたりしがちですね皆さんに講習する前に私の硯もきれいにしました紫がかった渋い茶色の古端渓に少し戻ってきました墨のすり心地も良くなり墨の下(お)りも良くなりました生徒さんの硯にトラブルあり硯のお手入れについて新年のつどいでお話ししようと思いあらためて資料をみて勉強した次第です(参考:墨スペシャル26・1996年発行、文
東京銀座飾る創作アート書道教室・創作書道教室女子美卒書家の佐藤雅嵐(がらん)です週の前半、新しくホームページを作るための細かな準備作業を集中してやっていましたその後、少しの期間全くのお休みをとりましたお休み期間中は、一眼レフ講座の室内自主練、課外自主練をやっていた感じですが…習ったことで直ぐに自由自在に出来るようになった訳でも無いのですけど、、、教えてもらったことを思い出しながらアレコレ工夫するのは楽しいですね!先日、絵を描く作家の方と話をしていて
東京銀座飾る創作アート書道教室・創作書道教室女子美卒書家の佐藤雅嵐(がらん)ですご訪問ありがとうございます朝は雨がすごく長靴はいて出かけました。。私の愛用の長靴は日本野鳥〇会の長靴さすが!野鳥観察むけにつくってあるだけあって、長靴にありがちな重い、足首曲がりにくいなんてことは一切なし!ものすごいおススメです!私の周りでも販売員かと思うような私の商品説明で数人購入!専門性が強いって以外と普通の人にも使い勝手が良い(*^o^*)子供の書道バッグといえどもバッグ!電車
お友達にチラシをもらって、行って来ました炎天下の中、自転車で暑かったよ~倉庫の中も、相当暑いでぇ~すごい人袋に詰め放題の墨汁…¥500也10本ぐらい詰めてはった…人参とか詰めるみたいに私は欲しかった重い硯と半折の下敷きなど買いましたチラシを持っていくと粗品がもらえるかわいいシールやテープ、ペンなど10こでいくらで売ってましたよ明日もやっているようです来年はチラシを送ってもらうようにお願いしました
心に残る筆文字を書く!書家の佐藤雅嵐(がらん)ですご訪問ありがとうございます初めて!の時は知らないことがいっぱい揃える道具・知っておくと良いことがわかりますよ♪書道の道具の中には硯(すずり)の代わりに墨を入れるものがあります墨池(ぼくち)という容れ物墨をすることはできません〜墨汁を使う時も便利です(墨汁なんて!とおっしゃる先生もいらっしゃるので、あくまでも私の場合です)蓋つきの容れ物で深さもあり、硯より墨を多くいれることができます沢山書く