小豆島紀行[2019](2)大坂城残石記念公園、大坂城石垣用石切丁場跡:十六世紀末、豊臣秀吉による大坂城築城の際、その石垣を構成する岩の一部が豊臣配下の大名によって小豆島から切り出されたと伝えられている。そして十七世紀始め1615年の豊臣家滅亡後に徳川幕府が大坂城を再建する際に、島から多くの岩が切り出されて運ばれたのは確かであり、当時の石切丁場の跡には、運ばれなかった大岩が現在でも放置されている。その中で、形の良いものや切り出した大名家の刻印が刻まれているものを集めて屋外展示してあるのが、大坂城