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顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)の子宮内注入「子宮内膜菲薄」と「着床障害」への取り組み子宮内膜菲薄症例や、原因不明着床障害症例に対して、G-CSFを胚移植前の子宮内に注入すると有効なことがあります。胚移植前の子宮内膜厚7mm以下であると着床率が低下するとされています。子宮内膜菲薄の原因と対応原因子宮内膜掻爬術や流産・中絶手術などによる、子宮内腔の癒着や変形子宮奇形子宮の血流不足その他対応癒着剥離新鮮胚移植、自然周期での凍結融解胚移植、ホルモン補充周期
■質問内容Q.1.ウェブでの情報ですが「3日目の胚では、7分割が一番異常が少なく、10分割以上の場合には異常が有意に増加する」という論文があるとありました。このようなことはあるのでしょうか?貴院ではどのようにお考えでしょうか?Q.2.採卵から3日目で11分割は早すぎるでしょうか。またスピードが早い場合は胚盤胞になる確率は良いのでしょうか?また3日目で4分割の場合は胚盤胞になる確率は低いのでしょうか?■当院からの回答当院の分割胚の評価は「6分割以上かつ形態評価aまたはb
ヨーロッパ生殖医学会で、『透明帯の1/4をレーザーアシステッドハッチングで除去した胚盤胞は、凍結融解胚移植時の着床率と妊娠率が向上する』という興味深い演題があったのでご紹介します。胚の凍結は、透明帯の硬化が引き起こされ、胚の着床障害が起こる可能性があります。そのため、凍結融解胚移植時には透明帯を薄くする、または一部除去するレーザーアシステッドハッチングを行う施設が多くあります。また、胚盤胞を凍結する際に胚盤胞腔液と凍結液の置換が十分に行われず着床率・妊娠率を低下させる可能性が指摘されて
連投です8月半ば、ホルモン補充も順調に進み、内膜の厚みもOKだったので、いよいよ移植日とどの胚盤胞を戻すか決めることになりました。私が持っているのは、全て6日目胚盤胞で、それぞれ、4BB4CB4CB4CCの4つでした。当然、良好胚の4BBを移植すると思いきや(だからこそ一発で授かるつもりで7月まで通院開始するの待ってた)なんとまさかの4CB移植!これには流石に驚きましたただ、もちろんきちんと根拠があって、私の通っているクリニックは超ストイックな不妊専門医院なのです
先日オンラインで行われたヨーロッパ生殖医学会(ESHRE)の発表で注目したい演題がありましたので紹介します。Smoothendoplasmicreticulumclustersinoocytesinfluencepronuclearbehaviourandmorphokineticsatearly-cleavagestagebuthavenonegativeimpactonembryonicandpregnancyoutcomes(卵子の滑面