ブログ記事2,018件
[大和国葛上郡]高鴨神社阿遲鉏高日子根神を祀る【古事記神話】本文(~その80大國主神の系譜)背中痛が再発しておりまして…(腹痛も併発)今回は過去最高に酷い状態なのかも。3/7から痛み始め、記事を起こしている3/23現在に至っても痛みが収まらない…。これだけ続くのは初めてのこと。昨晩は過去一に近いくらいの痛みを発症し、何度か救急車を呼ぼうかと。今日は小康状態。峠は越えたのかな?本来なら10日ほど先くらいまで記事作成しておきたいところなのですが…。~*~*~*~
いづれの御時にか、女御、更衣あまたさぶらひたまひけるなかに、いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めきたまふありけり。はじめより我はと思ひ上がりたまへる御方がた、めざましきものにおとしめ嫉みたまふ。同じほど、それより下臈の更衣たちは、ましてやすからず。朝夕の宮仕へにつけても、人の心をのみ動かし、恨みを負ふ積もりにやありけむ、いと篤しくなりゆき、もの心細げに里がちなるを、いよいよあかずあはれなるものに思ほして、人のそしりをもえ憚らせたまはず、世のためしにもなりぬべき御もてなしなり。・・
中に、小さく引き結びて、「面影は身をも離れず山桜心の限りとめて来しかど夜の間の風も、うしろめたくなむ」とあり。ーーーーーーーーーーーーーーー【源氏物語イラスト訳】大学入試頻出の『源氏物語』も、現代語訳とイラストとの組み合わせで読むことで、ビジュアル的にイメージしながら速習できます。中に、小さく引き結びて、訳)その中に、小さく結んで、「面影は身をも離れず山桜訳)「若紫の面影は、山桜のように美しく、わが身から離れません。心の限りとめて来
こんばんはあいです。ちょっと更新時間がズレちゃってます^^;明日までには、なんとか修正しますね~☆◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇■【大臣(おとど)】…ここでは左大臣のこと■【御里(おんさと)】…ご実家、お屋敷■【源氏の君】…光源氏■【まかで(まかづ)】…退出する、高貴な場所から他の所へ出かける■【させたまふ】…~させなさる※【させ】…使役の助動詞「さす」の連用形■【作法(さはふ)】…儀式などにおける正しいやり方■【世に(よに)】…実に、非常に■【めづらし】…めったにない(ほ
「李陵」中島敦戦いながら南へ行くこと、さらに数日。ある山谷の中で、漢軍は一日の休養をとった。負傷者もすでに沢山いる。李陵は全員を点呼して、被害状況を調べた。そして、軽傷の者にはいつもどおり兵器を取って闘わせ、重傷の者にも仕事を与え、重体以上の者だけを車に乗せて運ぶことに決めた。それ以上の輸送力がないため、死体は全て荒野に遺棄する他なかった。この夜、李陵は偶然ある輸送車の中に、男の服をまとった女を発見した。全軍の車両を調べたところ、同じように潜んでいた女が十数人いたことが分かっ
地方出張中、ふと足もとを観たら、綺麗なカタクリの花が咲いていました。片栗粉の由来になった草ですが、野生で観たのは初めてかもしれません。こんなに大きくて綺麗な花なんだ。俯き加減で咲くのがこれまた控えめで愛らしい。この花をしげしげと眺めてから、仕事先へと急ぎました。ご来場の方から、漢詩を一つ教わりました。一貫唯唯諾従来鉄石肝貧居生傑士勲業顕多難耐雪梅花麗経霜楓葉丹如能識天意豈敢自謀安現代語訳の大要は「安易な道に流れなければ、何かしら、やり遂げられるだろう」というぐらいの
こんばんはあいです。◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇■【御心ばへ】…心遣い、意向、心の様子■【おどろかす】…注意を促す■【~せたまふ】…~あそばす(最高敬語)◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇今日はこの中から、「心ばへ」についてお話します☆ーーーーーーーーーーーーーーー「心ばへ」は、心が動いていく、伸びていくことをいいます。↑こんなふうに、心が向いていく、その様子を表します。したがって、・相手へ思いやりの心が向いていく様子→心遣い・何らかの事物に心が向いている様
「外科室」泉鏡花上実はただ好奇心から、私は親友の医師・高峰に無理を言って、彼がその日行う、貴船伯爵夫人の手術を見学させてもらったことがある。その日、午前九時を過ぎる頃に家を出て、人力車を飛ばした。急いで外科室の方に向かっていた時、向こうの扉からスラスラと出て来られた美しい婦人二・三人と廊下の中央で行き違えた。彼女達は七、八歳の女の子をを腕に抱きながら、誰かを見送っているようだった。他にも紳士に武官、貴婦人・令嬢達などの非常に位の高い人々が、長い廊下のあちらこちらで動き回
「永訣の朝」宮沢賢治今日のうちに遠くへ行ってしまった私のいもうとよみぞれが降って表は変に明るいのだ「あめゆじゆとてちてけんじや」(雨雪を取って来て、ケンジや)薄赤くいっそう陰惨な雲からみぞれはびちょびちょ降って来る「あめゆじゆとてちてけんじや」(雨雪を取って来て、ケンジや)青いジュンサイの模様のついたこれらふたつの欠けた茶椀にお前が食べるあの雪を取ろうとして私は曲がった鉄砲玉のようにこのくらいみぞれの中に飛び出した「あめゆじゆとてちてけんじや」(
華厳経(GaṇḍavyūhaSūtra)はインドでいくつかの時代を経て作られた複数の仏教経典がまとまって一つの経典になったものである。2〜3世紀頃に成立したという。法華経や涅槃経と並んで、大乗仏典を代表する経典である。華厳経の内容は仏陀の悟り(大覚)の境地を表現したものであるとされ、仏教学者の鈴木大拙は「大乗思想の最高頂に達したもの」と評している。また、その表現の絢爛さ、壮大さから文学的にも高く評価されており、川端康成が「世界最高の文学」と述べているほどである。日本に仏教が伝わった奈良時代
こんにちは、暖淡堂です。今回も「菅子四篇」の「心術上」から。原文:過在自用、罪在變化。自用則不虚。不虚則仵於物矣。變化則爲生。爲生則亂矣。書き下し文:過ちは自用するにあり、罪は變化するにあり。自用すればすなわち虚ならず。虚ならざればすなわち物に仵する。變化すればすなわち爲を生ず。爲生ずるはすなわち亂なり。現代語訳:過ちは自分のために動くことにあり、罪は自然のままのものを変えてしまうことにある。自らの好むところで動いてしまうとは、すなわち自分自身が虚ではいられないという
本文の引用箇所:桂の院つくりそへ給ふものから――出典:草縁集(天野政徳(あまのまさのり)編)成立年文政二年(1819)自序、同三年(1820)刊※この現代語訳や解答速報は、吉田裕子が個人の趣味で作っているものです。出講先とは関係がありません。※速報性を重視して発表しているため、誤字脱字や事実誤認などにお気づきの際はコメントやinfo@yusendo.clubあてでお知らせいただけましたら幸甚に存じます。※学校等の授業で使われたい場合はご自由にどうぞ。現代語訳(口
先日こんな記事を目にしました。『般若心経の現代語訳が激アツ過ぎる!2500年間感動を与え続ける釈迦の262文字!!』引用:○△を科学する.net(http://kagakusuru.net/archives/27832/)***引用ここから***広く伝わる般若心経ですが、これをざっくりと現代語訳されていたものがあったので紹介します。これがまたすごいんですよ。 まず、般若心経の原文仏説・摩訶般若波羅蜜多心経観自在菩薩・行深般若波羅蜜多時、照見五蘊皆空、度一切苦厄。舎利
ご訪問頂きありがとうございます。以前から腑に落ちないのが、子曰、徳不孤、必有鄰(理仁第四二十五)という言葉です。読み下し文は、子曰く、徳は孤ならず。必ず鄰(となり)有りで、現代語訳は、先生がいわれた。「道徳のある者は孤立しない。きっと親しいなかまができる。」……と、なります。いやいや、そんな甘いもんと違いますよ、世の中って。信義を貫こうとすると、邪魔されることも多い。そして、堅苦しいやつって言われる。おまけに、身に覚えのないことまで言われ
昔むかしのことなのですが学生時代に「源氏物語」に魅せられた時期がありました友人と共に谷崎潤一郎氏の「源氏物語」現代語訳の監修をされた「玉上琢弥」教授を慕い訪ね某大学のゼミに潜り込んだことがあります朗々と「源氏物語」を詠みあげる教授の声は今でも耳の奥に残っています後々訃報を知った時は少なからずショックを受けました書棚には今も「源氏物語」や「紫式部日記」があります文学に身を投じた若かりし頃の残骸を「今は昔」とセンチメンタル
受験生の皆さん、センター試験の問題にチャレンジした高校生の皆さん、お疲れ様でした!こちらのサイトでは、大学受験塾の国語講師・吉田裕子が個人的に作成した2019年センター試験古文の現代語訳(現代日本語訳)の速報版を公開しています(2019年センター「漢文」の現代語訳・書き下しはこちら)。復習などにお役立てくださいませ。(百合!?獣と人間の恋!?などとtwitterで見かけて気になった方もぜひ~)2019年センター試験国語(古文)の現代語訳【リード文】次の文章は『玉水物語』
農業全書003間違い等あればコメントで教えてください🙇♂️挿絵右は稲刈りですね。刈る係と縛る係、運ぶのも牛を使ったり人力だったり。左は奥の方にはさかけ(ハゼかけ)でお米を乾燥、手前はこきばし(大きな箸)でお米(もみ)の脱穀をしています。大変な作業であったと思われます-----「農業全書巻の一農事總(総)論耕作第一」の続きP48抑(そもそも)耕作には多くの心得あり。先(ま)づ農人(のうにん)たるものは我身上の分限をよくはかりて田畠(田畑)を作るべ
農業全書卷(巻)之一筑州後學宮崎安貞編錄貝原樂軒刪補【※1】農事總(総)論耕作第一挿絵、右は田植え、後ろに進みながらでかなり疎植ですね。女性が多いように見えます。左上は草取りでしょうか?左下は肥料か水を撒いているようですね-----P47それ農人耕作の事、其理り至りて深し。稻(稲)を生ずる物は天也。是を養ふものは地なり。人は中にゐて天の氣により土地の宜きに順ひ、時を以て耕作をつとむ。もし其勤なくば天地の生養も遂󠄂ぐべからず。
受験生の皆さん、センター試験の問題にチャレンジした高校生の皆さん、お疲れ様でした!こちらのサイトでは、大学受験塾の国語講師・吉田裕子が個人的に作成した2019年センター試験漢文の書き下し文・現代語訳(現代日本語訳)の速報版を公開しています。復習などにお役立てくださいませ。(なお、センター試験古文2019年現代語訳はこちら)2019年センター試験国語(漢文)の現代語訳【リード文】次の文章は、唐代の詩人杜甫が、叔母の死を悼んだ文章である。杜甫は幼少期に、この叔母に育ててもらって
ネットでいろいろ調べものしてたら「般若心経ロック」という般若心経のロック調現代語訳があってそれがとてもわかりやすくて楽しいのでここに引用共有させていただきます(*^▽^*)以下、般若心経のロック調現代語訳です。「超スゲェ楽になれる方法を知りたいか?誰でも幸せに生きる方法のヒントだ。もっと力を抜いて楽になるんだ。苦しみも辛さも全てはいい加減な幻さ、安心しろよ。この世は空しいモンだ、痛みも悲しみも最初から空っぽなのさ。この世は変わり行くモンだ。苦を楽に変える事だって出来る。
農業全書004間違い等あればコメントで教えてください🙇♂️挿絵、右の手前の方はモミをゴザの上で棒などで叩き、籾から玄米を出している所。奥は玄米だけを分けているのでしょうか?左は量や品質をみて俵にしているようですね。60kgあると言われる俵を肩に担いでいます-----「農業全書巻の一農事總(総)論耕作第一」の続きP49又古語にもいへるごとく一年の計は春の耕にあり、一日の計は鶏鳴(けいめい)にある事なれば、未明より起きて早朝陽氣につれて田畠に出
2017年1月14日(土)に実施された、平成29年度入学者向けの大学入試センター試験「国語」の古文『木草物語』について、本文の現代語訳(全訳、現代日本語訳)を作成いたしました。(漢文はこちら)取り急ぎ作ったため、不確かなところもございますが、受験生あるいはセンター試験同日模試などを受験した生徒さんにとって、少しでも内容の概要把握にお役立ていただけたら幸いです。お気づきの点はコメントなどでご指導いただけましたら幸いです。よろしくお願いいたします。【リード文】次の文章は、『木草物
農業全書013間違い等あればコメントで教えてください🙇♂️田んぼに居た亀さん-----「農業全書巻の一農事總(総)論種子第二」P58五穀にかぎらず萬づ(ヨロヅ)の物たねをゑらぶ事肝要なり。是生物の根源にて、即ち生理其中にある事なれば、慎んで大切にすべきことなり。作り物の過ぎもせず、よき程に出来て蟲氣の痛もなく色よくうるはしきを常のかりしほより猶よく熟して苅取り、雌穂を見分けてゑりとるべし。雌穂といふは其穀しげく莖(茎)も葉もしなやかに節
6月上旬でいったんNHKの大河ドラマ「麒麟がくる」は休止してしまいますが、BSNHKの大河ドラマ再放送枠の「太平記」は引き続き楽しめます。まだお話も後醍醐天皇が隠岐に流される前なので序盤ですが、キラ星のようなスターが目白押しで大河ドラマに出ることが非常なステータスだった全盛期を思い出させてくれます。関連した本を読んでさらに個人的に盛り上がろうと思っているのですが、種本はこれです。私本太平記文庫全8巻完結セット(吉川英治歴史時代文庫)Amazon(アマゾン)2,565〜5
刀に限らずですが、何かを調べるのにネットばかり見ていてはいけません。ネット上の情報はガセ情報だらけです。私のブログも含めて。ちゃんと本を読みましょう。今回は私のお勧めの本を紹介します。上から順に私のお勧め順です。実践刀譚「使える刀が欲しい」という人は必読の書籍。ネット上ですべて公開されています。リンク上が前半・リンク下が後半。『実戦刀譚』成瀬関次|FINLANDIA-楽天ブログFINLANDIAの『実戦刀譚』成瀬関次のページです。plaza.rakuten.
受験生の皆さん、お疲れ様でした。東大2018年古文に過去問としてチャレンジした高校生の方かもしれませんね。こちらのページでは、吉田裕子が個人的に作成した2018年東京大学入試古文の現代語訳(現代日本語訳)、模範解答の速報版を公開しています。復習などにお役立てくださいませ。【出典】『太平記(たいへいき)』巻第二十一覚一真性連平家の事【本文書き出し】侍従帰りて、「かくこそ」と語りければ……【現代語訳】侍従の局は女房のもとから帰って、師直に「これこれ」と報告したところ、武