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樵舟作『千字文』(→2018年4月2日樵舟)上野の国立博物館の特別展「名作誕生ー繋がる日本美術」を観てきた。この特別展は、雪舟、狩野探幽、伊藤若冲などの名作誕生の秘話を詳らかにしている。もちろん雪舟も探幽も若冲も日本を代表する日本人画家であるが、この特別展は、じつは彼らはいずれも中国古来の名作から如何に影響を受け、中国古来の名作を如何に模していたかを読み解こうとするも
昨年とあるご縁で親しくなった友人に会うため夫婦で京都へ。寒くて行事がなく観光客の少ないこの時期を狙い辰年にちなんで雲龍図で有名な花園の妙心寺で待ち合わせ。天井の雲龍図(別名八方にらみの龍)(注)本物は撮影禁止のためレプリカを撮影☆☆☆狩野探幽の龍はさすがに素晴らしかったけどその後たまたまのぞいた退蔵院も大正解!見どころが国宝「瓢(ひょう)鯰図(ねんず)(ひょうたんでなまずを獲ろうとする男の絵/レプリカ)」に枯山水の庭園「元信の庭」。四季折々の景色
いつまでこの暑さが続くのだろう。昨日の気温は37℃、今日も明日も、昨年までは服装や暑さ対策して昼間の撮影をしていたが、今年はともかく外に出ると熱気が凄く、全くそれらの対策では歯が立たない。一時間程撮影すると確実の茹でタコになってしまいそう、ウィリアム・バロウズ風に言えば茹でカバ(´艸`)。今回も先日覚えた灼熱地獄を快適に過ごす戦術、優れた機材、スタッフで京都の名所を捉えたNHKのDVD紹介、要するに「人の褌で相撲を取る」事にする(´艸`)。発行は2010.1、知られざる月
明暦2年建立の妙心寺・法堂の天井にある「雲龍図(八方睨みの龍)」を描いたのは、狩野探幽である。霊雲に囲まれた円相にいる巨龍が、渦巻く雲中から出現する姿を躍動的に描いた大作。円相の外に「探幽法眼守信筆」の款記(カンキ)があり、明暦2年、探幽55歳の時の筆に成る事が分かる。8年の歳月を費やして描かれた龍は、墨の濃淡を効果的に使い、雲中から現れるダイナミックな描写で奥行きが感じられる。探幽は江戸初期の画家で、狩野永徳の孫に当たる。徳
狩野派(かのうは)は、日本絵画史上最大の画派であり、室町時代中期(15世紀)から江戸時代末期(19世紀)まで、約400年にわたって活動し、常に画壇の中心にあった専門画家集団である。狩野派Wikipediaよりと言うことで、狩野英孝もファビュラスな姉妹(こっちは叶ですね。)も無関係です。その狩野派ですが、昨今は奇想の系譜の絵師や、明治の超絶技巧の工芸家たちのブームにより、これまであまり注目されてこなかった絵師や工芸家に注目が集まってきています。しかし、元々日本画壇のメ
4月18日(木)、京都国立博物館で開催中の『雪舟伝説ー「画聖(カリスマ)の誕生ー」』展に行きました。会期は、前期が4月13日(土)から5月6日(月・休)。後期が5月8日(水)から5月26日(日)。『出品一覧』によると、87点。そのうち、出品替えがあって、前期は82点、後期も82点。ということは、『巻替』などもふくめて、前期と後期とで、ほとんど同じ作品が展示されているということに。会場は、第1章から第7章にわかれて。第1章『雪舟精髄』ここに、雪舟の、『重要どころ』が顔を揃えて