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本日乙亥で旧暦の炉開きの日です我が家では昨日念願の「炉開きの茶事」を行うことができました以下会記を載せておきます会記炉開き正午の茶事令和五年十一月十二日(日曜日)正客Kさん次客Tさん詰めTさん〈待合〉「龍」古川泰龍書汲出(梅肉)萩煙草盆手付き瓢透し・人生の灯火マッチ・青竹灰吹キリムトルコ〈濃茶〉軸「開門待佳賓」堀内宗完宗匠筆花入竹の寸切り「五節(ごぶじ)」花季のもの(コスモス・草
フード&食空間プランナー、赤松真紀子です。先日、お茶のお稽古では茶の湯のお正月とも言われる、炉開きでした。ただ、風炉から炉に変わるだけの11月かと思いきや色々とあるのですがコロナのこの時期、まだお休みされている生徒様もいるのですが先生が略式ですが…ぜんざいとか少しやりましょうか。って言って下さいました。えんのうさい好吉野棚を使った薄茶点前。花押入りの蓋置き萩焼きのお茶碗は、50年ほど経って色が変化していったそう水指も萩焼きなので
同門11月号而妙斎千宗旦宗匠のおことば風炉の名残から炉開きへと向うこの頃はことに茶の風情の豊かなうれしい時候です即中斎宗匠が還暦の茶事で表が黒、裏が朱の生地に仕立てた十徳を切られたお話が載っていました茶人の証とも言える十徳がつなげるお家元の歴史を垣間見せていただいました最後に「開径待佳賓」の言葉がかかれていてハッとしました!我が家の開炉のときの軸一文字違いのこちらだったからです堀内宗完宗匠の筆
皆様、こんにちは10月も終わろうとしています。今日は『茶道初めてさん講座シリーズ』で、茶道の季節についてお話します茶道では大きく分けて季節が2つあります。炉の季節と風炉の季節です。炉の季節は11月~4月までで、衣更えでいうと「冬服」に当たります。冬の間はお客様が少しでも暖かいように火をお客様の近くへ据えて、水(水指)を遠ざけます。上の写真ですと、右側の釜が据えてある所が炉です。中に灰が敷いてあり、その上に炭をついで釜を暖めます。さながら「ミニ囲炉(いろり)」といったところでしょう