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日本列島の旧石器時代から縄文時代の民、すなわち縄文人は東アジアの大陸にも居住したが、この民は漢字のルーツである甲骨文字を発明した殷民族であり、古代の日本語を喋っていた。この殷民族の末裔の行方については分かっていなかった。実は、春秋戦国時代に漢民族の国々と相争った秦と同族の国々の民であった。そして、後漢が滅んだ後、卑弥呼が朝貢した魏と、その後を継いだ西晋が殷民族の末裔の国であった。その後の殷民族の末裔の行く末について、Y-DNAハプログループDの男性とパートナーのほぼ全員が日本列島に渡来(帰化
中国大陸本土の漢民族の中で最も由緒あると言われている人々に客家人がいる。彼らのルーツは中原にあり、彼らの喋る客家語は漢字の漢音に近い発音であり、漢民族の先祖に当たると見られている。すなわち、中国の歴史区分で春秋戦国時代の戦乱で勝利して漢帝国を樹立したのが当時の漢民族である客家人であった。そして、この争いに敗れて日本列島に渡来したのが秦氏(秦人の末裔、縄文人と同族)であったことになる。春秋戦国時代の戦乱は寒冷化などの気候変動により減る食料を求めての殺し合いであった(参考)。最近の朝鮮半島やバル
今回は、漢字を使いこなせる日本人と、使いこなせない漢民族についての話です。表意文字である漢字は素晴らしい発明です。漢民族に感謝してもしきれないでしょう。字の形から意味が判る、すなわちパターン認識で意味が判るので、アルファベットなどの表音文字に比べて遥かに認知処理速度が速い。表音文字では文字を一旦音に直し、その音で覚えた意味を脳内で認識してやっと意味が判るのですが、漢字では音に直す前にその形から意味が判る。だから脳の処理速度が速いのも当然と言えば当然でしょう。ある実験によると日本人の子
大阪人と中国漢民族祖先の系統分析と全ゲノムによる混血の解析から前回の記事「大阪は日本の中の中国?」を投稿してから(その記事は取り下げました)、もう少し勉強した結果、分子人類学(そういう用語を初めて知りました)による祖先の系統の分析、全ゲノムの単塩基多型による混血の解析などについて、その違いを明らかにして説明する必要性を感じました。もとの記事にもある程度追記しています。そこを整理し、必要な追加をした内容として、半分以上は前回記事の焼き直しのような内容となりますが、前回よりは、かなりカッチリと