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老松茶器の素材について質問されました。老松ですお稽古用の写しは、ホントに松かわかりませんが…~老松茶器の由来~1582年山崎の戦い(いわゆる天王山の戦い)で羽柴秀吉の陣中に作られた待庵(たいあん)。千利休が作ったと言われる二畳隅炉の茶室で、現在は国宝です。戦いの後すぐに移築されたようで、今は大山崎の妙喜庵にあります。ここに秀吉の袖がふれたという、袖摺りの松(そでずりのまつ)がありました。中国大返しから山崎の戦いを経て、太閤になるまで出世街道を突き進む秀吉の袖が触れた松ですから、大変お
もう一年以上経ちましたが、半澤鶴子先生の依頼で真之行台子を執行いたしました。半澤先生の湯河原教室開催に合わせて、台子(だいす)や皆具などを運びこんでセッティング、ギャラリーと撮影のために点前座を180度回転させています。半澤鶴子先生はNHKとかラジオや雑誌にもご出演されている著名な方で、20年来南方録を研究なさっていますが、今まで台子点前をみたことがなかったそうです。奥伝は秘密の流派が多いので、見せてもらえるとしたら大日本茶道学会の人しかいないと、白羽の矢が立ちました。涙を流して喜んで下
第二回目、茶道研究会@滴月庵開催のお知らせです。※2019.06.17追記7/27(土)に開催が決まりました。※今回は長盆(ながぼん)という大日本茶道学会の創始者、田中仙樵先生が制定した台子の解説と点前をいたします。南坊録に唐物盆六枚の事が書かれているそうですが、そのうち三枚は丸盆、三枚は長盆。南坊録研究の中で、仙樵先生が利休居士の教えや理論を尊重しながら現代に復活した点前となります。長盆は真行草、三伝が創案されております。そのうち行の点前を発表いたします。長盆は、大日本茶道
5/19町田茶道会月例茶会主大日本茶道学会加藤仙悦先生七事式「尚友(しょうゆう)」お客様に大好評でした。大変喜んで頂き光栄でございます。役員の先生方やお客様からさすが加藤先生と、何人もお声をかけて頂きました。水屋の方も、終わって拍手がおきる茶席は初めてで感動したと仰ってました。加藤先生の企画力と皆さんの努力で素晴らしい席となりました。私も鼻が高いです。師匠の背中を追って、もっと精進したいと思いました。七事式は5人でやるお点前。AチームとBチームが交互にいたし
初めて建長寺の四ツ頭茶会に行って来ました四ツ頭(よつがしら)茶会とは、建長寺開山の蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)禅師の命日に合わせて、毎年10/24に開催されます。古式に則った禅宗儀礼、茶礼(されい)という作法で抹茶をいただけるお茶会です。鎌倉駅からタクシー…と思ったら全然拾えなかったので、バスに乗りました。9時前には到着していましたが、本席の受け付けしたらもう5席目9:50からの席でしたなので、先に小林窟(僧堂)の薄茶席へ。毎年担当する流派は違うそうですが、今年は武者小